Lv.28発見
今まで手に入れた物の確認回です。
それでもいい方はゆっくりしていってね!
ふと、霊夢は目を覚ました。今までは気を失っていたようだ。
一瞬見慣れない環境に困惑したものの、段々、状況を思い出す事が出来た。
(……紫に『この世界に来て私が手に入れた物を確認しろ』って言われたのよね)
それで批判の声を上げると、紫が時間を稼ぐ為に霊夢の事をスキマに入れると言い出したのであった。
(という事は、今私はスキマの中に居るのね………)
相変わらず、奇妙な場所である。
景色は絶えず歪んでおり、何よりギョロギョロ動いている無数の目玉に威圧感を覚える。
(ま、今はそんな事を考えるよりステータスの確認をしないとね)
状況も把握出来たし、目的も思い出した。
正直に言うと、紫一人であの弾幕は暫くの間しか耐える事が出来ないだろう。
(紫がぶっ倒れる前に確認を終らせないと…)
霊夢は気持ち足早に、確認を始める事にした。
「私がこの世界に来て初めて手に入れた物か…確か、初めは………」
そう言って、画面を操作する。思い当たるのは勿論スペルカードだ。
「でも、あれは当たらなかったしなー……」
霊夢はバカ正直にショットを撃ち続けたのではなく、所々に『ナイトバード』や隙を狙って『仮面喪心舞暗黒能楽』の発動を試みてはみた。
しかし、結果は同じ。
全て紙一重で避けられてしまうのである。
残念ながら、スペルカードでは状況を打破するきっかけにはならないだろう。
「スペルカードが違うとしたら、何だろう?……あーそもそも、この世界の戦い方がいつもと全然違うのよ!」
慣れてない環境のせいにしてしまう。
しかし、霊夢はそこまで言って、一つ気がつく事が出来た。
具体的には『いつもと違う戦い方』という所でだ。
「成功するか失敗するか分からないけど、試す価値は有りそうね」
『失敗するか』なんていったものの、霊夢には自信があった。
これを使ってから立ち回りに気を付ければ勝てそうだ。
「霊夢。そろそろ分かった?」
突然、紫が現れた。
こちらの様子を見ていたのだろう。
実にベストタイミングである。
「えぇ、おかげ様でね」
僅かな勝機を胸に掲げ、再び戦いに行くのであった。




