Lv.25兆候
変化の回だと思っております。
そんな感じでゆっくりしていってね!
『あ、何だ。何時しかのろくろっ首じゃない。こんな所でどうしたの?』
…何て軽い気持ちで聞く事は出来なかった。
明らかに様子がおかしいのである。
目は紅く輝いておりまるで嫉妬妖怪の目のようだ。
何より、蛮奇の周りには黒いオーラのような物が見える。
これが先程感じた雰囲気の源だろうか。
こいつのこの感じは前にも見たことがある。
(―まるで、針城の異変の時みたいね……)
あの時は、小槌の魔力の所為で凶暴化していた。
今の赤蛮奇にはそれと似たものが感じられる。
(何かしらの影響を受けて操られているわね…)
それは直感であったが、霊夢はそういう時の直感に信頼を置いていた。間違えないだろう。
しかし、そんな事を誰がするだろうか。
にとりは、『楽しんで貰う為に』このイベントを開催したはずだ。
だとしたら、参加者の自由を奪うようなシステムを作らないだろう。
そうなると、考えられる答えは一つ。
(参加者以外の誰かがやってるわね!)
誰がしたのかは分からない。
だが、霊夢はこういう事から繋がって行く現象を知っていた。
―――そう、これは『異変』だ。
その考えにたどり着いたのと同時に、赤蛮奇がスペルカードを発動しようとしていた。
霊夢は落ち着いて身を構えたのだった。




