第八話 学園生活の始まり
今回は序盤に自己紹介込みです。
入学したクラスで自己紹介をしている。
今はマリアの前の人がしている。男だな。
「僕は、ブレイン。ブレイン・ハーネットです。」
おぉ!なんか頭のよさそうな名前だ!
「属性は、風と治癒です。」
「「「「おぉー!!!」」」」
クラス全体から歓声が上がる。
そりゃ、上級属性保持者だからな。
「これから、三年間よろしくお願いします!」
そうなんだ。この学園には、クラス替えというものが無い。
「じゃあ次の奴、自己紹介するじゃん。」
「あっ!はい!私は、マリア・クリスティーナです。属性は、火と雷です。ヨロシク。」
ん?最後、なんで棒読みになったんだ?
「じゃあ、最後!」
「うぃっす。俺は刀夜だ。トウヤ・クロガミ。属性はまだはっきりとは分からんが、とりあえず火と風は
使える。これからいろいろあると思うが、「同じクラスでよかった!」と思えるような思い出が作れた
らいいと思っている。そういうわけでよろしく。以上!」
担任教師(黄〇川?)がにやりと笑った気がするが、あれはなんなんだ?
今日はそれで終わるみたいだから、もう帰ろう。
・・・・・・・・違った。・・・・宿を探そう。
「おぉ、そうだそうだ。お前らには寮が用意されるじゃん。そこへ行ってくれ。たぶん現地で説明があ
ると思うから、その指示に従うじゃん。んじゃ、また明日。解散するじゃん。」
おぉ・・・・。宿の問題が一瞬で解消した・・。よかったぁ・・・。
宿に着いた。
「わぁ~。大きいですね~。ねぇ?トーヤさん?」
「ん?あぁ、そうだな。」
ほんとに(無駄に)でかい。
まぁ、軽く千人以上が入る訳だからある意味では当然か?
説明を受けた。
「えっと、俺の部屋番号は・・・、三三二号室か。」
「あった、ここか?」
部屋のドアを開ける。
「おぉ~、思ってたより俺好みの部屋だな。」
「えっ?誰?誰かいるの?」
奥のほう(っていうかバスルーム)からなんだか聞き覚えのある少女の声が聞こえてきた。
なんかいやな予感がする。冷や汗が背中を伝う。
ガチャリ バスルームの扉が開いた。
「えぇっ!?と、トーヤさん!?」
「マリア!?」
やはり思った通りだった。
っていうか寮監よ、これはあまりよろしくないと思うぞ。
何によろしくないかって、主に俺の精神に・・・。
「まさか、男女で相部屋とは俺も思っていなかった。」
「私も驚きました。お風呂に入っていたら、なんか声が聞こえたから。
てっきり、同性の方かと思っていました。」
「まぁ・・、なんかあれだけど、よろしくな!」
「こちらこそ!」
いきなり衝撃の事実だったが、知らない奴よりいいか。
そんなこんなで学園生活初日が終わった。
今回はアドバイス通りにできましたか?
これからも、この調子でがんばっていきますので、
皆さん、暖かい目で作者を見守って、
できたら応援してください。