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異世界学術論~結局のところ物理が最強~  作者: N-マイト
第一章 学園入学編/一年生。それはピカピカの
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第九話 異世界入学式/はじめの一歩

主席はアイリーンだった。

どうも瞬殺しすぎというよりは即殺しに行き過ぎて倫理観が...と言われたっぽい。まあさもありなん。次席のままだっただけよかろうなのだ。


入学式の前に寮へのあれこれの搬入である。

全室個室だが、学年10位までは部屋が広いそうだ。三位がネア、四位がロメルという銀髪のマッチョメン、五位がノーノと言うTHE・金髪高飛車ツインドリル、六位がカガミと言う顔を見なかった女子、七位がキールという根暗そうな男、八位がノワというやっぱり根暗そうな女子、九位がヒルドという騎士っぽい雰囲気の女子、十位がファルコという小柄な男だった。


断っておくと男女で寮は別である。広い個室自体は両方に一学年10部屋ある訳だ。つまり使わない部屋が出てくるわけ。

だいたいこっそり屯する部屋になるらしい。

とはいえあまり搬入する荷物はない。というかない。新たに買ってくるしかないわけだ。予算は合格発表時にくれたのでさっさとベッドは買ってさっき搬入が終わった。いい睡眠、大事。あとはアイリーンに買わされたものが幾つか。入り浸る気か?

買っておいた教科書+αをアンティーク調...まあ最新デザインかこの世界じゃ。ともかく本棚に押し込み、特注した防水仕様の洒落た木箱にちゃちゃっと気密加工を施し、ユニットを取り付ける。冷蔵庫の完成である。

アイリーンにも頼まれたのでどうにかしてやっとかなきゃな...。


さて、学園内は中々広大だ。学校の寮は少し街中を歩くらしいがこっちは直通だ。

だがかと言って目と鼻の先ではなく、寮から学園までは庭園やらなんやらで5分くらいは歩く。


「あっしゅー!!」


なんか懐かしいノリで抱き着かれた。やめろ周りに凄い目で見られてるし当たっちゃダメなところが当たってるから!!


「あら、おモテになられるのですね」


と後ろから出てきたのはネアだ。

...なんで微妙に睨むんだ?

ぽかんとしていると溜息を吐きアイリーンに目を向ける。


「はしたないですわよ、離れなさいな」


ちょっとけんか腰なのは気になるが離れて欲しいのでまあ援護射撃?


「ええ~?良いじゃない、私幼馴染よ?」


うーん、ふてぶてしい。


「そういう問題ではありませんわ。未婚の女性がべたべたと...」


「あー、まあ、教会ではそうだったのかな?でも私はこれが普通だし~あ、もしかしてヤ・キ・モ・チ?」


「は、そそそそそんなことはありませんが!?」


「そう?ならもうサヨナラ?」


「...は?」


「だって、貴女と私達の関係って、アッシュにぶった切られただけじゃないですか~」


「...おっけーその喧嘩買う...本人微塵も興味なさそうですわね!!?」


「さっさと図書室行って本漁りたいなあ」


「「ほんとに興味ない!?」」


一応あなたの話題なんですけど!?と言われても良く判らない。

ネアがアイリーンを慰めていたようなので仲良くなったのだろうきっと。よく判らないけど。




講堂。

長い、長い口上が終わる。何となく退屈そうな顔の退屈な声の教頭の話は非常に退屈だった。

まだこんなのが続くのかなぁ、と思いながら見ていると、校長が壇に上がる。...!?


彼女は、ヤンキーだった。


スケバンとはいかないが、オラァ!と言う掛け声が似合いそうな、見るからに豪快そうな女性がそこにいた。


「やあ、私が校長のロータス・ネムナだぞ生徒諸君!!」


oh...


「あー、さっきのヅラが退屈な文言は言ったので、私は面白そうなことだけを言っておこうか」


ヅラなんだ。ホントに豪快だな。


「この学校では学びたいことが...やりたいことができる。冒険がしたいなら冒険へ行け。敵国はお勧めしないがな!」


そりゃそうだ


「研究したいならそれもいい!一つくらいなら教室ぶっ飛ばしても許すぞ!」


ダメでしょそれは。


「モノ作りも良いだろう!面白いものが出来たら私が買い取る!」


無茶苦茶な。


「ひたすらに強く?思うがままに!私に勝てれば学園最強!」


トップが強いの法則か?アホか。


「ヅラの奴は”学び”を保証した。なら私は”面白さ”を保証する!...励めよ、諸君!!!」


オー!とどこからが声が上がり出す。如何やら声を返したくなる雰囲気だったので便乗していると、ロータスが沈まれのポーズをする。

す、と会場が静かになると、再度喋り出した。


「優秀だな。あー、次は主席がーーー」


ああ、アイリーンの挨拶か。何言うかなーーーー


「と、ついでに学年十位まで全員分の挨拶をしてもらおうか」


「「「「「「「「「え」」」」」」」」」


9の声が重なる。


聞いてないが?


「聞いてないですよ!?」


お、ヅラ教頭。


「今言ったからな。良いだろ?寧ろ一言で済むから時短だぞ多分」


ンな適当な...


「そんな適当なこと言っちゃだめですよ、せめて計画に従ってください!」


すまんヅラ教頭、お前ツッコミ(きしょうなじんざい)だったのかヅラ教頭!


「はいはい気が向いたらな~、ほら、来いよエリート共~」


アッこれ聞かない奴。

仕方ないので立ち上がる。十人全員立っているのを見るに皆諦めたか。


「結構結構。...ま、トップバッターは主席...はやっぱトリだな。次席!」


うっそだろおい何も考えてないぞ!!!

くっそするっと出てくる言葉は碌なもんじゃないのが俺、どうする、どうする...?

あ、そうだ。


丁度マイクらしき魔道具が渡される。

すぅ...。


「あー、唐突に呼ばれました、アッシュ・クロウです。魔道具科のスカウトが来てるのでそっちに軸足置くつもりです」


凄い目でネアがこっちを見ている、何だってんだ。


「ウチは両親が凄いっぽいですが本人たちが全く話したがらないので威張る事は無いです。むしろ教えてください」


校長が笑っている。


「あと、さっき壇上に上がった主席に見とれてた連中へ」


息をもう一度吸う。これは為が肝心ってね。


「幼馴染兼兄貴分(今捏造)と言う事で。コナかけるなら覚悟の準備を。殴りに行きます。...以上です」


一転して超騒がしくなる会場を尻目に自席に戻る。はー、どんな本があるかなあ、数学書とかない?


「ちょ、せめて自分で対処しろよ!流石にそれは予想外だぞ!!」


何事か校長が叫んでいるがムシムシ。


「あ、くそ、あいつとんでもなく肝が据わってるな!?くそ、覚えてろよ!沈まれ、沈まれ!」


五分後。


「あの、その...ネア・ユグドラですわ...。................なにを言えと言いますのあの後で」


.........zzz


「アッあのひと寝てやがりますわ!起きなさい元凶!アッシュ!起きなさい!」


はっ、寝てた。呼び捨てにするのはアイ...なんだネアか。


「...くッ...。ああもうやけくそですわ!」


お嬢様言葉剥がれてきてないか?


「アッシュ・クロウ!あなたが私の目標ですわ!ええ、ええ!是非とも戦闘科で殴り合い(なかよく)してくださいまし!!!!」


あーいいよ、別に。マイクないから言わないけど。

なんかまた騒然としてるけど。


「あっこいつまで!くッ、私が悪かった!ヅラ、進行戻すからこいつら席に戻せ!」


「えっ、嫌ですけど」


「は、さっきと言ってることが...貴様ニヤついてるな!?日頃の復讐か!!」


「分かってるなら頑張って、どうぞ」


「くッ...沈まれ!沈まれ!」


一分後。

壇上に登る銀髪マッチョメン。豪快そうだ。松岡修〇と中山きんにく〇とジャステ〇ンビーバーを足して3で割りつつヨーロッパ風に寄せた感じの雰囲気だ。魔法使えるのが不思議だな。


「ロメル・ドメルだ。筋肉!最高!以上!」


短ッ。


「短ッ!?おい!魔法教育の場で筋肉の宣伝だけして帰るな!!おい!!クソ、私以上にアクが強いじゃないか」


言いながら次のにマイクを渡す。


「ノーノですわ。アッシュ、クロウ様、貴方様のことがーーーー冗談ですわ!ジョークですわジョーク!ネア様と口調が被ってたので面白い事言ってみようとしただけなので睨まないで下さいまし!!」


校長に詰められるノーノ。キャラ立てって大事だよな、うん。

因みに気の強そうな金髪ドリル+緑目。これもう見た目的にテンプレ一直線じゃないか?


「おほん。改めてノーノ・セニジア。冒険科志望ですわ。伯爵家出身ですがこう見えて割と泥仕事も出来ますわ。これでも斥候(スカウト)経験者ですわ。ファッションと楽しみは別腹ですわ。あとスイーツも別腹ですわ。よろしくですわ」


なんか独特な奴...な気がする。


「なんかどっと疲れたぞ、次」


良く判らんが自業自得だろ。


「カガミ・ノノムラです。えーと、アッシュさん関係の冗談を言う必要があるんですよね?」


...アジア系、か?いや、感覚がちょっと体に引っ張られてるが...間違いなく日本人(とこっちのハーフ)だ。銀髪で水色の目、利発そうな顔つきだ、体つきはつつましい。転生物の十八番(オハコ)とはいえあるのか、日本モデル国家。


「東洋人か...」


天然らしき彼女の言葉を好意的な目で見ている目のなかでそんな言葉と共に蔑みの目も僅かながら混ざっている。

うーむ、元日本人的に助けたくなるな、どうするか。


「うーん悪気無いだけに面倒だったな。次!」


「「キール・リムとノワ・リム。双子。...面倒だから終わり...だめ?ふたりがいればなんでもできる、おー」」


....濃ッ。

先ずめっちゃ似てる。瓜二つ。正直どっちがどっちかわからん。

次に髪。白黒二色はまだいい。問題は中央から真っ二つな事。地毛か!?地毛なのか!?

男と女なのは確定だが...どっちかと言うと男の娘と女だな。よく見ると美人だ。赤い目は不気味だけど。


「えと、ヒルド・ヴァルだ。...ボケる義務はないんだよな?...よし。あー、魔法騎士志望だ。将来はぜひこの国の騎士を率いる者になりたいと思っている。同じ夢を持つものは我がライバルだ。ぜひ私と共に切磋琢磨していこう。...以上だ」


「普通だ...」


ちょっと校長が涙目になっている。いやお前の挨拶も世間一般にはトンチキじゃないか?


「ファルコ。姓は無い。ここでは野暮なのは理解しているが平民でもここまでなれると言う指標を示したい。よろしく頼む。」


...ありゃちょっと潰されそうだな、何となく。


「ふう、と最後だ、頼むぞ主席」


そう言われ、満を持してアイリーンがマイクを握らせられる。すう、と息を吸い、溜め、そして...


「アッシュに手を出したら許さないよ!!」


アイリーンよ。それは世間一般に天丼と言うのだ。この世界には無いケド。

今後のメインキャラがほぼ出てきた感じかな。

身長は

ロメル(190cm)>>主人公(170cm)>ヒルド>ネア>アイリーン(160cm)>=ノーノ>>カガミ>キール&ノワ>>>ファルコ(130cm)。

πは アイリーン(I)>ネア(G)>ノーノ(D)>ロメル>>>カガミ(B)>>>>>>>>ノワ(ゼロ)。

尚成長途中。ノワ、カガミ、キール、ファルコは諦めてね。

ロメル?雄っぱいだよ?

ファルコがちっちゃいのは少し栄養失調だから。学園は支援金が出るかつ成績二十位以上は学費免除なので頑張った子。

カガミ(男爵令嬢)はちょっとセンシティブな話題ですがほんのり被差別者。それでも現実よりマイルドなのは皮肉な話。ちょっと人の形をしていない人たちもいるから...ネ。

ヒルド(侯爵令嬢)は父が戦死している。ちょっと息急いでる子。

キール&ノワは呪術の家系(子爵)なのであんな。でも中性ファッションは二人の趣味。いがいとイイ性格。

実は一番普通なのがロメル。魔法より筋肉だけど感性も性格も超一般人(男爵の息子)

ノーノは母親がとんでもなくバカだったせいでちょっと没落仕掛けの伯爵令嬢。母親は修道院行きとなった。

幼少期から清貧な生活を送ってきたが本人は嫌だったのでいろいろしてたら商才が開花。この国でもあまり貴族は金儲けを推奨されないが半ば本能だったので無視。今ではすっかり銭ゲバである。実は斥候じゃなくて盗賊としての技能を持っている。(人間に窃盗はしないよ)


主人公、アイリーンを内心褒めちぎるわりにほかの女性には淡泊。(恋愛的に好きではない。)

実は主人公、”大切な記憶”を失っている。そのせいで一部感覚が歯抜け状態で生まれていた。それを埋めた相手がアイリーン。

代えの効かない宝物はコンティ二ュー不可能なのです。










ネタバレかも知れない廃材置き場

主人公の大切な記憶。

二歳年下。童顔系超絶美少女。

主人公側

本当は”本当に自分は人を愛せないのか”という実験で溺愛することに決めただけ。でもそれはそれとして好きだし人の心がわからないななりにちゃんと愛してる。自分を深掘りすることで愛せることを知った。恋愛と親愛の区別は一切ついていないがちょっとだけ恋の気持ちもあったのです。

尚一度妹が男に泣かされ殴られた時は自分を見失う程に怒り狂い、自分でも知らなかったハッカー能力が開花。相手の男の尻の毛一本に至るまで全ての個人情報を世界中にばらまいた。途中で妹に止められなければ情報で”合法的に”呪い殺していたと思われる(でもそいつは二度とまともに暮らせなくなった)。その時泣かれたのがショックで以降それまで以上に怒らなくなった。

妹側

異常なほど溺愛されて育った。二万色の誉め言葉で毎日褒め殺されていた。尚慣れず、毎回ゆでだこになる。自己肯定感がめっちゃ高い。兄が人の心がわからないのを早々に知ったので補うために空気が凄く読めるどころか自分で操れるまでになった。兄とは真逆の文系少女。兄が自分の欠陥を知られたくないことを知っているのでそれとなくばれないように動いている。優しいし人の心がめっちゃ分かるので滅多なことはしないが兄を異常者扱いする奴は将来の道をそれとなく逸らすくらいはする。社長になるはずだった奴が一生平社員になるくらいには変わる。ある程度酷い目にあったりもしているが解決できる。というかもう十年あれば合法的にデスゲームを開催レベルの能力があるが兄に知られてはならない。兄を落とした大学をむかついたので調べ上げたがメッチャ妥当だったので諦め。でも一部不祥事は裏にすっぱ抜いた。

兄が好き。超好き。流石に近親はヤバいので恋愛に手を出すも兄以上のイケメンは居ないし兄が一番自分を大切にしてくれることに気付いて風邪を引いた。尚とっかえひっかえだった、魔性の女。

それ以降もう恋愛感情を隠さなくなったが兄本人は変化がわからない。前より可愛くなったとは思っている。満足。実は超速で情操教育を自己完了させたせいで気付いていないが性癖が凄くお労しい事になっている。兄に褒められないと死ぬくせに超絶ドМ。虐められたい。


兄が消えて一週間で最後の目撃にたどり着く。撃たれた後不自然に消えたと聞いて(+兄センサーで)生きていると確信している。その後人が存在する地域すべてを調べたがいないので異世界に居ることに感付いている。兄なら法則わかりそうだなと思いながら焼きもき中。実は地球とは時間が違うのであと数年で二週目兄に年齢追いつかれる。


でも転生したらしたで抜かれる記憶は100%兄。


もし記憶アリで転生していたらどっちが転生しようと世界の法則が崩れるレベルの無双モードに突入する。

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