第六十一話 生徒会の板付き/ちょっとした絵
さる放課後。俺とカリオペ、マリアはいち早く生徒会室に来ていた。
「...なんか、毎度俺らが一番早いな」
ぼそ、と呟く。
「一年の授業が一番早く終わるみたいだから」
成程。この学園は意外と時間にルーズだ。どういうことかと言うと、割と教授によって授業が終わる時間が違うと言う事だ。時間をオーバーする教授はなかなかいないが。
「だが、暇だな。...少なくとも会長様が出勤してくれないと始まらん」
「...あんた、ほんと年上とか地位とか気にしないわね」
まあ、考えてみれば俺の知り合いは侯爵(生徒会長)、王女、教会のエリート等々、大抵爵位とか年齢とかが上である。”特別”であるとはいえ男爵は男爵なので遜るべきではある。
「えっと、では、これでご不満はございませんでしょうかお嬢様」
言ってみると不満げな表情。
「あのね、普段から敬語使われることが普通だと、相手が敬意を持ってるかどうかぐらい判るのよ。貴方微塵も敬意持ってないでしょうが。あとなんかちょっと気持ち悪いから無理しないで良いわよ」
酷い言いぐさである。まあ、敬意持ってないのはその通りなので仕方がない。
「実績ある人には割と敬意持って接してるつもりなんだけどなぁ」
「...確かに生徒会長と話すときは敬意の欠片くらいは感じるわね。...なら呼び方変えなさいよ」
「本人に反対されるんだから仕方がないだろ...」
基本的に貴族に対しての”先輩”呼びは逆に失礼に当たる。”殿”、”様”、あとは役職呼びが普通なのだ。
生徒同士でも。
まあ、本人が許せば話は別である訳だが。
「なんか妙にあんたのこと気に入ってるわよね、会長。...対等な友人が欲しかったとかそういうあれなのかしら。...案外ぼっち気質匂いがするし」
こいつ、案外自分を隠さなかったりする。
ガリアスタ周りの因縁そのものは本人曰く”消滅したわけではない”そうだが、折り合いは付けたのだとかなんとか。恨みつらみよりも奴の死を意味あるものにしたいのだそう。
まー、所詮は鼻が高くなり過ぎた貴族令息ではあったのだが。才能がある故の苦しみもあったのだろう。共感は出来ないものの理解は出来る。カリオペは婚約者かつガリアスタLOVEにしては全く相手にされなかったらしいが...そうだな、自分に寄って来る者を信用できなかったとか、案外そう言ったことかも知れない。
そういう意味では人生がつまらないまま、貴族社会の被害者として死んだとも言えるのだろう。
別に民主主義万歳な人間ではないのだが、これも階級社会というモノの歪みだなと思う。魔物化薬の標的に選ばれたのも上位貴族故だろうし。
ま、そんな訳でいがいとカリオペとの仲は良好である。取り巻きはそこそこ居るが友達は全くいないと言う彼女に友人関係を申し込まれたのは少々驚いたが、思ったより律儀なカリオペに不満などあろう筈も無かった。
「ぼっちて」
話していて思うのは、カリオペは案外卑屈であるという事である。変に魔法の才能に開花したせいで王の後継争いに完全に巻き込まれたとかで、色々と酷い目に合ってきたそうだ。結局悪だくみにおいては上の兄弟の方が有利だろうからな。派閥を形成している期間も長い。それだけ派閥の大きさも結束力もあるのだろうし。
「ぼっちよ。いい?取り巻き=仲間では無いの。取り巻き=野次馬よ。基本的には。取り巻いてる相手が毒食らってもね、心配するのは表面上。ま、立場とか派閥のあれこれを心配することはあるけどね、自己保身よ自己保身。ガキは分かり易くて助かるわよね、そこらへん。...助からないけど」
顔に影がかかっているような気がする。
『雰囲気がブラック企業に突かれたサラリーマンね...』
「はは、王女辞められたら苦労しないっての」
わりと前世の話もしていることもあり、ここら辺の話にも仲間たちは付いてくる様になった。
とは言え何と言うか哀愁漂うなこいつ...。
「...」
ちょっといたたまれなくなったので鞄から紙束を取り出す。
爆速で計画を進めているというカモミールから送られてきたサンプルをスケッチブック風に纏めたモノである。ちょっと紙質はバラバラだけど実用性はある。本人はもうちょっと詰めると言っていたけど。いや、人材確保、教育、サンプル制作を資料一つから二週間で完成させるとか凄い話なんだけどな。
一緒に鉛筆を用いてさらさらと絵を描き始める。
イメージ先はエレーナ先輩だ。二週間である程度、仲間たちの装備の設計は進んでいるのだが、実は最も難航しているのがエレーナ先輩だ。騎士を目指していたと割とガチトーンで言っていたし、技術者としては顧客の要望に応えたいのだがコンセプトから決まらない。
だから何かにつけては妄想してみたりしているのだが、ふと取り合えず描いてみるかと思い立ったのだ。
前世でもたまに絵...というか同人活動の真似事をしていた。知り合い、というかはにかみ屋のヤツの依頼でちょっと漫画っぽいものを描いていただけなのだが。
よって漫画絵と言うのは存外に得意だ。元々そこそこ器用ではあったが、強震曰く”モノの特徴を抑えるのが上手い”とのこと。因みにヤツが書かなかったのはあくまで画家でゴリゴリの写実主義だったからだそうだ。
「~♪」
前世で絵を描く時によく聞いていた、前世では少々時代遅れのネットアイドル、当時はVtuberとか呼ばれていた者の曲を口ずさむ。
「...音痴ね。曲は知らない...効いたことのない曲調だけど、いいモノと判るだけにもったいないわ」
「自覚はしている、余り言わんでくれ」
ジャイ〇ン呼ばわりされれば流石にな。
声が好きだからよく聞いていたが、曲の良さは終ぞ分からなかった。星をテーマにした歌で、歌詞は中々にお気に入りだ。どうせメロディーは分からんのだから、歌詞があれば俺としては正直良い。
そんなことを言っているうちにもさらさらと絵が描きあがっていく。
「...上手いわね」
カリオペが覗き込んで呟く。
「このスタイルの絵ってこっちにあるのか?」
ふと気になったので聞いてみる。漫画は絵で構成されている。ストーリーを描写するには本に比べてすら大量の紙を仕様する以上、大量の紙が普及しないと成長しないジャンル。
そも、この世界に来てデフォルメされた絵を見たことが無いが。
「んー、と。”戯画”って言うんだったかしら。むかーーーし、一時期ジャンルとして認められる程度には発展していたと聞いたけど。でも結局廃れたそうね。簡略化がダメだったのかしら。...ああ、十中八九転生者が広めたのね」
だろうな。時代背景的に違和感がありすぎる。
「っと、こんなもんか」
「...裸じゃない、簡略化されてるとは言え」
「素体なんだからしょうがないだろ...」
真っ裸を見た事は無い...いや、あるわけないのだが、多分結構近いサイズ感のハズ。逆にあそこまで主張してると体型が判りやすいよな。南無。
「っと、取り合えず騎士鎧っぽいものを描くか」
鎧、要するにプレートアーマーは、この世界においても然程かっこいいモノではない。
武具、武器は基本的にその当時の加工技術に左右されるものである。多少筋力が強かったり、魔法が存在するこの世界でも、未だハンマーによる鍛造が主流である以上は大きな金属を複雑かつ緻密に加工すことなど不可能である。所謂バケツ兜系に想像される様な鎧が基本となる。もっと言えば可動域などよりも単純な防御力と量産性が重視され、シンプルな見た目になっていく。
まあ、仕方がなくはある。製品という物はそう言う物である。
が、俺がそれに従う義理は無い。
アニメっぽく、ハッタリの利いたデザイン。分割を多く、派手に、そして可動性を上げる。
キンキラキンにする趣味は無いが、角ばらせパーツを増やして装飾としていく。
「...おお、格好いいな」
ぼにゅん、と後頭部に柔らかい衝撃と共にそんな声が降り注ぐ。
「...先輩」
エレーナ先輩が来たようだ。大概は一年組の次には来るんだよなこの人。行動が早い事で。
「君は絵が上手いのだな」
「ま、写実画はからきしですが」
生きているうちでは世界の頂点が隣にいるのに描けるかって話だ。
「ああ、戯画だったか。...こう見ると特徴がしっかり捉えられていてわかりやすいな」
漫画...というかイラストは”記号”が大事だからな。
眼が異常にデカかったり、三頭身しか無かったり、光の表現が白かベタ塗りしか無かったり、描き手により色々な表現の仕方があるが、描く物の”記号”が...人間なら人間の記号、非人間のキャラなら例えば”かわいいもの”の記号等...、そう言ったモノに合わせたツボを押さえれば最低限人間は描き手が描きたかったものへたどり着く。色や反射、ディティールなど意外と二の次だ。
企画を作るうえで、こういった最初の方のコンセプトアートは寧ろ漫画的に、簡単に描くべき....少なくとも俺はそう思う。
「...だがこう見ると....ジャマだな...」
「まあ、明らかに胸のバランスがあってないですよね」
正直に言うと、リアルにアニメ体型がいると扱いに困るのである。
特に胸は。
だいたい、普通の人型からはみ出したパーツと言うのはどうしても扱いに困る。男で言うと股間とか。あれはあれで鎧に専用のカップを作る必要もあるとかで、そう考えるとやはり張り出した部分と言うのは面倒である。
信憑性に問題があるとの話はあるが、過去に地球に存在したアマゾネスも、弓を引くために右の乳を切り落としたと言う説もあるそうで。
下手をしなくてもキロ単位であろう先輩の胸は何をか言わんやである。
それを納める胸部装甲は大きく張り出し、多少なりとも鎧のバランスを崩してしまっているのである。
「...やはり切り落とすか?」
「流石に結婚前の貴族令嬢から出る台詞じゃねえ」
アマゾネスって≒野蛮人だぞ、まねしようとするんじゃない。
「ちなみにどれくらいあるんです?」
「はっきりとは測っていないがSとか?」
「..................病気だなコレ。...えっと...ああ、うん。そうみたいっすね」
「....魔眼か?」
如何見分けたかと言う事だろう。
「魔眼っすね。女性ホルモンって言う...まあ雑に言うと女性らしい体にする...なんていうのかな、指令?が大暴走する病気です。働きすぎってやつ。まー単純な病気じゃないのでこちらの基準で気付くのは厳しいかと...治療も含め」
魔眼を”そうである”として注視しなければ分からんタイプだ。
俺の魔眼も万能ではない。感染病はすぐ見えても遺伝子疾患とかは見づらいのだ。
いや全く、世が世なら、あと症状の出方によれば見世物小屋まっしぐらである。無事なのは喜ぶべきことだな...。
「そうか...」
溜息を吐くエレーナ先輩。彼女は回復魔法の名手だ。病気とあらば治せるかもと思ったのかも知れないが...。ホルモンはあくまで細胞を動かす命令物質。命令が出し終わった今どうこうするのはどうしても難しい。
「まあ、兎も角、Sか。....Sか....」
こっちの規格は地球世界と同じと言って良い。下着の構造も同じだし、多分これも転生者か。思ったより多そうだ。兎も角、よってSカップは...確か...
『アンダーとトップが55cmね』
「さんきゅ」
うーーーむでっかい。
「ってことは雑だが前に20cm?」
「...ここまでくると現実味無いわね」
カリオペが呟く。彼女はどちらかと言えば小さいほうだが、ここまでくると別だろう。
「ううむ、男性にこう淡々とされると違和感が凄いな」
まあ、興奮されるか気味悪がられるか、なのだろうか。
「興味が無い訳ではないですが、弁えず興奮するとろくなことにならないのは両世界で有史以降様々な人間が証明してますから。今の俺は半ば服飾師ですよ」
「...まあ、君はなんだかんだ安全だと思っているから素直に答えたんだが、やはり少し意外だな」
「俺ってそんな変態に見えます?」
「寧ろそれは男らしくないんじゃないか?」
まあ、素直に興奮した方が男らしいのかも知れないが...
「人のコンプレックス穿って興奮する奴はぶっ飛ばせ...まあ俺も少々揶揄った気もしますけど」
「別にそうでもないぞ?」
そうか、ならよかった。
「...で、鎧のデザインだけど。...違和感のないデザインにするにはどうするか、だ」
ううむ、と四人で首を捻る。
『...あ、ドラゴンの頭つけて炎吐かせるとか?』
「火傷はシャレにならんから却下。...だが、何かの頭か。それはありだな」
ちょっと頭が尖ってるタイプなら行ける。
「...鎧にドラゴンと獅子はやめときなさい。王家とかその親戚しか使っちゃいけなかったりすることが多い...っていうか王国はそうだから」
あ、なるほど、よくある話だな。
「成程...あ、じゃあエレーナ先輩の家って紋章とかに動物付いてたりします?」
それ使えば間違いないでしょ。
「む、いいアイデアだが...蛇だ」
へび。
『蛇?....あ、えっと、悪気は無いのだけど』
「ああ、問題ない。イメージが悪いのは親戚一同自覚している。が、この国には蛇の神獣が居た事があってな。...この辺は多分来年”王国史”の終わり位で習うだろう」
ちゃんと理由があると。日本で言う白蛇みたいなものか。
「蛇...四足獣じゃないか」
『文字通りの”蛇足”だネ』
イントネーション可笑しいとおもったらわざわざ日本語で言いやがった。みんな困惑してるじゃないか。
「日本語は対応してねえよその翻訳機!蛇足は確かに上手かったけど...」
「蛇足?」
「えっと、蛇を描く大会で早く終わったのを良い事に「脚を描く余裕もあるぜ」って書いたら失格したっていうことから無駄なことはするな、って意味の故事成語」
「...わりとこの世界には足が生えた蛇が居るからこちらでは成立しなさそうだな」
「そういえばそうじゃないか」
蛇竜種という、亜竜のいちジャンルである。種と言っているが地球で言う”属”に当たる分類。地球式で表すなら、竜目、亜竜科、蛇竜属と言った所か。
「じゃあそれで行こう」
胸部装甲だけをさらさらと描いて、蛇っぽくしていく。ヒロイックな感じかつメタル感を生かしたいので、生物的と言うよりかは機械的なデザインをしていく。
『......バイクのフロントカウルみたい』
天啓が降りた。
「サンキューマリア!それ頂き!」
わしゃわしゃっと左手で撫でまわしつつ描き始める。
「この際技術的な課題はいったん置いておいて。フロントカウルを胸部に。動力...はほかのと同じだからスペース的余裕はあるな。エンジン回りを腹部と太ももの装甲に充てて。であればマフラーをスラスターにして...もうサイク〇ン号に寄せて六連マフラーにしよう。でもって脚部と腕部はタイヤとアーム...四輪型に調整して」
がりがりと描き、その分紙が凄い速度で埋まっていく。
「...速いな」
「コミケ5日前に30ページ描いてね♡ってストーリー原稿渡されるよりはマシ!」
適当に言い返しつつ次々とディティールを練っていく。
「細かいところは後で詰めればいい。えっとハンドルとかは背中に回す。そこから手だ。シート下はトランクが多いんだったな...頭はここに仕舞うか。シートそのものは別に背中そのままでいいだろ。...あれ、想定よりフロントカウルデカいな。...上腕装甲とか取るか。余った分は足側に...いっそのこと少しブーツは大きめに作ろう。全体的にボリュームアップを図りつつ延長できそうなところは延長することでスタイリッシュさとヒロイックさを確保して、実写で言う燃料タンクに当たる部分が腰か。...余るな。女性的要素も完全に着る訳にも行かんしスカートアーマーにでもぶち込むか」
「すっごい早口ですごい速描でどんどん紙が消費されていく...」
『まあ、向こうでも発明品作るときはこんな感じだったし...』
「リアカウルは尻尾にするから...もうそのまんま尻尾にするか。稼働させるのは問題ないだろ、姿勢制御スタビライザーにでもすれば良い」
ががががが、かっ。
「どうだ?」
「もう描き終わったのか。..........おお....」
覗き込み、何やら絶句しているエレーナ先輩。
「何?あんた何やらかして...へえ。見たことないタイプだけど結構かっこいいんじゃない?...ダメでしたか、会長?」
カリオペの言葉にふるふるとエレーナ先輩が首を振る。
「いや、なんというか....好き」
語彙力を失っておられる。
「取り合えず先輩に似合いそうな部類で構成しましたから。まあ、あくまでもこれはコンセプトを描いたもので、製品とは違う物にはなりますが」
多分いくらか物理法則無視しているからな。
『...なんか泣きそうになってない?』
...え、マジ!?
振り向こうとするとガッと頭を掴まれて戻された。
なんなんだ。
「いや、”私に似合う物”...という言葉を久々に聞いてな...」
「oh」
割と重い話だった。
「ああ、くそ、昔私に「似合うモノは娼婦の服くらいだ」とか言いおったボケ共にこれを見せてやりたい...」
「まだ完成してないんだから早まらないでくださいってば。重いですよ期待が」
まあ許可貰った以上本気で作るけどさぁ!
「...ああ、そうだ。私以外の”装備”の方はどんな感じなんだ、カリオペ?」
話題を変えたな。解放されたので遠慮なく後ろを向く。
「え、私ですか?これが完成品ですよ?」
ぴら、とブラウスの襟を引っ張るカリオペ。
「え!?早くないか!?」
「ほとんど前世で確率済みの技術に、ちょっとプラスしたくらいですし、魔法もありますし、見本もありますし。制服側にも裏打ちである程度強化入れつつ、私服その他を色々...まあ10着作りましたけど4日で終わりましたよ」
表の部分作って裏の部分作って間の仕掛け作って合体。以上。
「なんか裁縫用の...ミシン?使ってたとはいえやけに手馴れてたけど何なの、あれ」
「ああ、前世で似たモノ作ってた時に、普段色々作ってくれてた相手に「服はヤダ」と断られてな。秘匿する気だった技術だし自分で作るしか無くてな...」
あんときは大変だった。
小学生の裁縫でちょっと上手いと言われてた程度からのパワーレベリングだからな。ちゃんと女子の面々から”プロ級”の評価を貰うまでやったとも。ま、最後には約に立たなかったんだが。
「こんちわー」
そこで扉が開く音と軽薄な声を始めとした複数の声。
「おっと、皆が来たらしい。...今日の仕事はそれなりに激務、と言う事は言ったな?」
「はいはい、覚悟はしてますよ」
さ、楽しいお仕事の時間だ。
リアルにアニメ体型の人がいたら大変だよねって話でした。
私の親によれば所謂アニメ体型は最初困惑したそうな。
SAOのリーファとかで驚いてたんで結構なモノかと。
まあそんなこんなでアンチテーゼ...という事ではないですが、こう、そういう話題を入れたかったところがあります。個人的にはおっきいの好きですけど。
この世界では貞淑さは...地球の史実よりかは求められませんが、胸がでかい、尻がデカいなどは一定以上になると忌避されます。
巨乳までは許されますが爆乳はアウトみたいな。アホな表現ですけど。
巨乳好きは多いけどスレンダーの方が清楚である、という声も根強く、特に伝統を重んじる家では胸がでかい娘を嫁候補から弾くことも。傍から見れば性癖で喧嘩してるやべー親子になりますが、本人たちは真面目なので悪しからず。
なお、エレーナ先輩を罵ったのは一年生時代の同学年で彼女に嫉妬していた者達。なお、その後ライン越えの事をやらかし貴族社会から追放されてます。一人を除いて。
さて、一応私もざっと主人公と一緒に鎧のデザイン起こしました。公開できるものじゃないんでしませんけど。思ったより結構バイクってデカいんですね。パーツのサイズ的に見た目がfgoのバーゲストになる未来しか見えない。




