身勝手に捨てた夢と原石
憧れの場所って言ったって
そこに夢が待ってるわけじゃない
そこには夢を詰め込んだだけ
ありったけの思いと願いを
勝手に詰めて
勝手に開けて
最初は煌びやかなんだろうけど
それは自分が詰めた夢の輝き
その場所にあった夢じゃない
翌朝になって
夢が覚めれば
待っているのはありのままの現実
憧れの場所って言ったって
そこで夢が叶うわけじゃない
そこには希望が転がってるだけ
ありったけの願望と絶望と
勝手に拾って
勝手に捨てて
最初は綺麗に見えたものだって
繰り返し見捨てられるたび
煤けていくのも希望じゃない
翌朝になって
夢が覚めても
転がっているのは磨かれる前の原石