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盲目の蛇女は幸せを嘆く  作者: 甘味処 雨
盲目の蛇女は無垢な心を揺らす
1/14

回顧

私の世界は音で満ちている。

人が喋る音。

人が歩く音。

人が笑ったり、泣いたりしている音。

それはその人にとっては

当たり前のものでしか

ないんだろうけど、

私にとっては世界を認識するための

唯一の物で、

そこから感情を読み取って、

人の心の機微を感じたりしなければならない。

それは今でこそなんなく出来ても、

昔は苦労したものだ。

空気が音でできているわけでもなし、

言葉が音でも、心は音でできていない。

だから私は人と付き合うことが

難しかったと思う。

それは、そんな昔の私の話。

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