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慈愛の公女は幼女にときめく  作者: いのりん


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15/15

閑話 アルス、幼女を護衛する その後

「お前たち二人、考え直す気はないのか」


「はい、お父様」

「王子の規制緩和案に、ぜひ協力してほしいのです」


アルスの任務が終わって半年後、クローズピンチ家にて話し合いが行われていた。


ジョゼットは帰ってから、旅の秘密を姉にのみ話した。そして、アルスメリアを見習い、私より公共の利益を重んじる姿勢を取りたいこと、いくらか辛いことになろうとも、自分の道は自らの努力で切り開いていきたいことを伝えた。姉も自分と同じような考えはもともとあったらしく、あっさり賛同し、父に一緒に伝えてくれることになった。


ただ、急に伝えても受け入れられはしないだろうということで、2人はまず態度を大きく改めることから始めた。まずは半年、与えられた課題以外にも自主的に学び、周りとの連携を深め、規則正しい生活を行ってから交渉を行うことにしたのである。


「ううむ.....たしかに、この半年、お前たちは大きく変わったものな。よし、賛成に回ると約束しよう」


効果は出た。彼女らの父親は娘たちのことをよく見てくれていたのだ。


☆☆☆


後世、サウロス王子の功績として真っ先に上がるのが、平民の活躍の場を広げる規制緩和である。当初は反対が多く実現困難に思えたこの案だが、クローズピンチ家が賛成に回ったことで流れが変わったという。


この案が成立されて以降、既得権益に胡坐をかいていた貴族は落ちぶれる一方で、勤勉で優秀な貴族はさらなる要職に就き、ますます栄えることになった。先のクローズピンチ家の姉妹はその代表例で、事業のアドバイザーに冒険者を抜擢することでかつてない実績を残し、女性として初の公共事業局長を任されるなどガラスの天井を突破した。

その姉妹であるが、尊敬する人物を聞かれたとき口をそろえてこう述べていたという。


慈愛の公女、アルスメリア・エル・ウィザード。

彼女の生きざまが私達の羅針盤となっています。


ここでいったん終了となります。

またいつか、書けたら続きを書きたいなー


2024年12月現在、次回作を執筆中です(10話くらいかけています。きりのいいところまで完成後に投稿予定)

評価、感想、ブックマークなど頂けますと筆者のガソリンとなり執筆がはかどります


追加:新作書けました。ポイント、ブクマに感謝します↓

善良少女が残虐悪女と逆勘違いされる話、でもハッピーエンドだよ

N6525JQ

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