営業マンの仕事。
私が唯一営業マンとして尊敬している亀井先輩。
年はかなり上。食品デベロッパーの会社で同じだった。
その人と会社で一緒に働いていたのは2週間だけだったが、色々教えてもらい、会社を辞めてからも9年くらい、仕事について相談している。
その人と会社で一緒だった2週間で、最初に教えてもらった営業の仕事。
「営業の仕事っていうのは、6割は物流や。」
関西弁バリバリの先輩だ。
初めは、物流??商品企画や提案や、顧客のニーズを調べるとかじゃなくて、物流がメイン?何で?と不思議に思った。
あちこちで営業マンとして働いて、何年も経って、ようやく分かった。
商社も製造メーカーも経験したけど、どんなに良い製品を作ろうが、どんなに安く商品を売ろうが、納期に間に合わなければ、お客さんの生産ラインを止めてしまったり、販売チャンスを失うことにしてしまい、大損害を与える。
某有名携帯電話の袋については、上司が名古屋から九州まで車で持っていった事もある。
CMやポスターで発売日を宣伝しているため、袋が間に合わずに発売日が一日遅れたら、全国で騒ぎになる。
某有名車種の新型の袋を担当していた時もあるが、袋の生産が間に合わず、部品メーカーに呼び出されて、一人で大人三人に会議室で袋叩きにあったこともある。
洒落にならない。
納期に間に合うように納品する。
前倒し依頼があったら対応する。
完全受注生産が、
基本の袋業界でも、
物流がいかに組めるかが営業の要である。
違う言葉にすると、
供給責任だ。
袋を間に合わせる責任。
営業マンの責任とは、
1に納期、
2に納期、
3、4がなくて、
5に納期だと思う。