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あの日の夢を
すみません!1話と2話でほとんど同じ内容の出しちゃいました…今度こそ本文です!
今日も、いつもと変わらない景色で、いつも硬くて起きるたびに頭が痛くなるような枕の上で俺は目を覚ます。
ーー今日もあの日の夢を見た。
思い返すだけで、自分も死にたくなるような…
……「ねえ響!来週の夏祭り早く行きたいね!」
「はいはい。もうそれ何回目だよ…」
「え〜っ⁉︎響が誘ったのに何それ〜!」
「…まあな、楽しみだな」
「だよね!私りんごあめ食べたーい!」
……「お願いします先生!瑠美を…瑠美を助けてくださ
い!」
「…ごめんね…響…夏祭り行けなくて。…………行き
たかったな、夏祭り……」
ピーーーーーッ
「瑠美…?瑠美っ⁉︎」
「宮本さん、残念ながら倉本さんはもう…」
「ッ!はぁ、はぁ…」
…また思い出してしまった。もう忘れ去りたい過去なのに、毎日脳内再生される。
そのとき、親が俺のことを呼んだ。
「響〜!ごはん〜!おりてきなさーい!」
俺はまだ痛みがおさまらない頭を抑えて下に降りていった。