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異世界から帰って来させられた元英雄の学園生活  作者: クロスディア
1章 日常を侵食する陰
2/13

第1話 英雄譚の始まり

物語の始まり始まり。

第1話


「遅いな、アイツ…」


彼が帰還させれてから1ヶ月以上が経っていた。そんな彼は一人、部室でもう一人の部員を待っていた。


「ごめん、待った?」

「ああ、待った。」

「もう!そこは嘘でも『待ってないよ』とか言う場面でしょ!」

「事実を言ったまでだ。それに何かあったのかと心配もしてたしな…」

「そ、そう………アリガト(ボソッ)」


何かをボソッと呟いた彼女の名は鏡花水月。同じクラスの同級生であり、この世界に帰還させられてから出来た唯一無二の友達で、この『ホラー研究同好会』の部員である。


「で、今日は何をする?」

「いつもと同じ!」

「そうだな…そうするか。」


『ホラー研究同好会』とは名ばかりで、基本的に俺達は好き勝手に過ごしている。これもとあるコネのお陰だ。


まぁ、コネが良い事ばかりを運ぶ物ではない事を俺は異世界で学んでいる。気を付けていないと、外堀を圧倒的な力で埋められるのだ。


「なぁ、鏡花?」

「何、高橋君?」

「そういや、何で今日遅かったんだ?」

「えっと…その…また…」

「ああ、成る程。だいたい解った。苦労するな、お前も。お疲れ様だ。」


と、俺は彼女に紅茶と作ったお茶菓子を渡す。遅れた理由は十中八九『告白』なのだろう。


だが、彼女は…


「ありがとう、高橋君…」

「人見知りなのに頑張ったお前へのご褒美みたいな物だ。礼を言わなくても良い。」

「また変な事言ってる…私が感謝してるから感謝してるの!」

「お前も大概だろ…」


色々あったからこそ俺の前ではこんな態度だが、彼女は基本的に人見知りだ。


客観的に見た彼女は美人だ。だからこそ、モテるし目立つ。その分、余計な悪意さえも引き寄せる為、彼女の人間関係は広く浅い物だ。


そんな彼女が告白に返事をする等、苦痛以外の何物でもないだろう。


「愚痴なら聞くぞ。」

「ありがとう、でも大丈夫。だって、君が一緒に居るし(ボソッ)」


また何か呟いているが、嘘はついてなさそうだ。なら、本当に心配はいらないのだろう。少し、安心する。


「あっ、そういえば…」

「何だ、急に…」

「最近、ネットで変なのが流行ってるの!」

「変なの?」

「そうそう。高橋君、『ひとりかくれんぼ』って知ってる?」


それは確か…


「かなり昔の都市伝説だろ?だが、何故今になってそんな物が…」

「分かんない。急に流行りだしたんだもん。しかも、中高生の間で。最近、ちょくちょく知り合いからも話を聞くし…」

「そうか…」


何者かの意思を感じる…のは考え過ぎか。未だに異世界での癖が抜けきらない様だ。


直すつもりなど、更々ないが。


「義妹にも聞いて見るか…」

「気になるの?」

「少し、な。可能性は低いだろうが、もし…」


本当に実現してしまったら…


「動くの?私の時みたいに…」

「………多分、な。だから、その時は…」

「大丈夫だよ、高橋君。遠慮なく私を頼って!」

「…そうだな、宜しく頼む。」


まぁ、可能性は低い。そんな事態になる事など、早々ないだろう。


この時の俺はそう思っていた。と言うより、そう思い込もうとしていた。


だからこそ、見落としていた。いや、見ようとしていなかった。


現実は何時だって、非常だという事を

異世界メモ


ヒロイン候補 鏡花 水月

性別 女

家族構成

父 母 自分

仲は良好だが、最近は親バカな父が少し鬱陶しいと思いつつある。

人見知りでクラスではあまり人と喋れていないのだが、彼女は美人な為、カースト上位の男女がよく集まってくる。その為、人間関係は広いが、彼女にとっては知り合い程度にしか思っていない。



本当の友達は高橋剣のみ。恋人にしたいのも…

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