むっつりスケベと口先スケベ
スイッチが入りました。
『押せば、知識の泉湧く』
これからも、ドシドシ投稿を始めます。
NさんとHさんと私は那須高原キャンプ場で働いています。
今日はNさんと私が組んで、清掃作業に従事、Hさんは別行動。
今日一日の仕事が終わり、後片付けをしていた。
「何か怖い話、ない」
「そう言われても・・・」
「人間70年もやっていれば、必ず1つや2つあるはずだよ。例えば『怖い話』とか『それ、違うんじゃない』とか『騙された』『裏切られた』とかあるでしょう。
あっ、『いい話』とかいらない。『美しいとか正しい』とかの話も要らない。
『死線を彷徨った』とか『逆境に陥った』とか『説明し難い不思議』とか『因果』とかが時に共感し、恐怖し、時に感動するんだ。人のハッピー話じゃ、毒にも薬にもならないよ」
「そうだな」
私はプッシュしていた。
「小学校の頃、中学、高校、大学、社会人、何事も無かったはずは無い。思い出してよ、遡って記憶を探ってみてよ」
私は、なおもプッシュしていた。
そこへ、仕事を終えたHさんが帰ってきた。
「Hさん、Ⅿさんは小説家なんだよ」
「えっ、本当」
「本当だよ。Ⅿ 三治郎というペンネームも持ってる」
「うっそ~、信じらんない」
Hさんは、興奮気味だ。
「ほんと、じいさんが三四郎でひいじいさんが三治郎なんだって、三四郎の方がカッコイイのにね」
「俺も、三四郎にしようかと思ったんだけど、三四郎じゃアマリにカッコ良すぎると思い、渋めの三治郎にしてしまったんだ。今では、三四郎の方が良かったかなと思っているんだ」
「で、どんな物書いてるの」
Hさんは、尊敬の眼差しで私に問いかけた。
「いろいろ。スマホのグーグルで検索すると、出てくるよ」
「そ~、すごい」
私はスマホを取り出し、グーグルで検索した。
「こんなの・・・」
投稿作の中の3人が出てくる作品『入れてみて初めて分かる』を呼び出した。
「え~、官能小説書いてるの~」
Hさんは、意外だったらしい。
「いや、少し違うんだけど」
Hさんは『このむっつりスケベが~』とか『どヘンタイ~』
『サイテ~』という目で私を見た。
そんな~、Nさんが主役で私とHさんが脇役なんだ。
Nさんと私が70歳、Hさん推定60代の3P官能小説なんて、
恐ろしくて読めないよう。
「この、役立たずがー」
ムチを振るうHさん、のたうち回るNさん、私。
「ひ~」
「お許しを~」
3P、SⅯに突入するかもしれない。
恐ろしい。じつに恐ろしい。
Hさん、暴言、妄言、お許し下さい。