夏目前っ! 5日で1.5kg落とすダイエット方法は……よし。ヨーグルトを食おう。
夏。
夏だ。
夏だよ。ひゃっほい。
夏。それはなんと素晴らしい季節だろうか。
なにせ肌の露出が増える季節。
私は屋内からそれらの様子を眺められる環境である限りは夏が大好きだ。
できればホットパンツを義務化して欲しい程に。
さて、そんな女も男も露出が増える季節……気になるのは『腹の肉』である。
当然私も腹の肉が気になり5日前にまたもダイエットを始めた。
ダイエットを始めた私だが、私についてはおからクッキーと尻のエッセイで記憶に残っている方もいるかもしれない。おからで華麗に尻を散らした経験をもつ私は、何度もダイエットに挑戦している知る人ぞ知るダイエットのプロフェッショナルである。なにせ何度もダイエットに取り組んでいるのだ。
もし『おから?』と、心当たりのない方は上部にあるエッセイのリンクか、検索で『ダイエットの為に作った『おからクッキー』で、私の尻が散った日。』を検索してみて頂きたい。そのエッセイを読んで頂ければ、いかに私がダイエットプロフェッショナルであるかをご理解頂けるはずだ。
そんなダイエットプロフェッショナルである私は、今回もまた5日間ダイエットに取り組み、とりあえず1.5キロの減量に成功した。見事な減量である。
少ない。と思った方は是非、肉屋で0.5キロの肉を買ってみて欲しい。肉1キロってマジやばいって思えるから認識する為にオススメ。
水分量の調節ではなく本当に脂肪を落とす形でのダイエットだから、普段使うベルトのサイズも一つ落ちた。やったぜ。
そんな見事な減量であるのだが、今回のダイエットは自分が思っていた以上に『あれ? これ短期間で結構減ったし手軽でいいんじゃね?』的に思ってしまうほど効果的だったので、そのダイエット方法を記しておこうと思う。
まず結論から述べるが、ダイエット方法のメインは、夜ご飯をヨーグルトに変えた事にある。
そう。またも食べた。
ヨーグルトダイエットなのだ!
そしてなんと、驚くべき報告だが、今回は特におからのようなオチは無い。
残念だが「んっほぉおお! しゅごいのおおお!」は無いのだ。
それについては心から申し訳なく思う。
今回のエッセイは、ほんとにただ『ちょ、マジで痩せたんですけど!』的な報告でしかないのだ。申し訳ない。
はい……ちょっと高性能なヨーグルトメーカーを買って、スーパーで売ってるカスピ海ヨーグルトの種菌を買って作ってみたら、想像以上に美味しくてドッシリとしたヨーグルトができたので『これ、もう夜ご飯にできるんじゃね?』と思って実験しただけの話なんです。冒頭の夏云々はただの飾りなんです。うん。ごめんなさい。
……いやね。
カスピ海ヨーグルトの種菌ヤバイ。
マジでヤバイんよ。
各種メーカーのヨーグルトを種菌にして牛乳からヨーグルトを培養して食してきたけど、カスピ海ヨーグルト作って食べてみてから、これまでの培養ヨーグルトは全部クソだと確信したくらいに美味しかった。
『え? これ生クリームかしら!?』とか思っちゃうくらいのクリーミーさに、培養ヨーグルトにありがちな僅かに口を歪める酸味が完全にブロックされていて、まったく酸味を感じない。すいすい食べることができる。『うわなにこれおいしい』が、カスピ海ヨーグルトにはあった。
メープルシロップやジャム、はたまた高性能なヨーグルトメーカーで作れる甘酒を混ぜたりしても超美味しい。というか甘酒ミックスにびびった。ジャムより甘いわ。そして発酵食同士だからケンカせずに優しくマッチするんだわ。見た目がアレだけど、甘酒は合う! ほんとカスピ海ヨーグルト最高っ!
こんなヨーグルトが、お手軽に大容量1リットル以上できるし、出来上がったのを種菌にして作り続けられるんだから夜ご飯にしないわけにはいかないじゃないかっ!
実際に夜ご飯にしてみて満足。
さらに驚くのは、翌日からの快調な快腸っぷり。んっほぉおお。
夜をたっぷりヨーグルトにしたことで身体の中から綺麗になったんじゃないかと実感してしまう程だった。
――こうしてカスピ海ヨーグルトにドハマりした私は夜ご飯だけヨーグルト化ダイエットに取り組み、1.5キロの減量に成功したのである。
この期間、毎日最低ジョギングで3キロ走るか、もしくはプールで1キロ泳ぐかという運動はしたが、これは別に大したことじゃあない。なにせこれまでも2~3日に1回くらいの割合で、ちょいちょいやっていたことだ。うん。ただそれが毎日になったくらいだ。うん。たいしたことじゃあない。
さて、こうした始まったカスピ海ヨーグルトダイエットだが、私は食欲旺盛魔人でもある為、夜ご飯をヨーグルトに変えるダイエットには、やはり困難もあった――
その困難は2日目の夜にやってきた。
ものたりない。
歯ごたえのある物も食べたくなって仕方がないのだ。
だが、ダイエットしようと思ってしまったから普通の夜ご飯を食べるわけにはいかない。ダイエットを継続したい。
そうだ。
野菜を食おう。
ノンカロリーだ。
私はその考えに至り生野菜を食った。
じゃっくじゃっくという歯ごたえに心満たされ安心した。
この日から夜ご飯ヨーグルトに生野菜も一品追加されることになった。
3日目。
なんという事だろう。
3日目。生野菜の野菜っぷりに飽きてきたのだ。
生野菜は美味しい。
だが野菜は野菜でしかないのだ。
噛めば噛むほど野菜味なのだ。
なんということだろう。
3日目にしてダイエットは失敗か――
そう諦めかけたその時。閃いた。
そうだ。
ドレッシングだ。
夏だから夏っぽいドレッシングを作ろう。
そう思い立った私はアチャール風なスパイシータマネギドレッシングを作ることにした。
『アチャール』とはインドのピクルスみたいな物らしい。ネットで調べた。
最近ネパール料理屋で食べたカレーに合わせるピクルスが超絶美味しかったので、ネットを参考にしつつも、その味を思い出しつつ近づけられるように適当に作ってみることにした。
適当に作ったら。
適当なのに
くっそ美味いのができた。
まず野菜にかけると当然ウマー。
夏を感じるウマママー。
肉にかけてもうまい。
カレーにも当然合う。
驚くのは納豆が苦手な人がコレを混ぜた納豆は食べることができたことだ。納豆に勝つドレッシング。つよい。
驚くべき力と汎用性を持つドレッシングが出来てしまった。
かなり簡単なドレッシングなのでレシピを。
【必要な物】
タマネギ3個、セロリ1本、ニンニク1株、オイル、スパイス、塩、酢。
【つくりかた】
・ニンニクを、まるっと1株皮を剥き、全部みじん切りにします。
・角型の卵焼きフライパンの底全部に油が行きわたるくらいにオイルをひきます(私はオリーブオイルを使いました)
・ニンニクをオイルに入れ、焦げないような弱火(IHなら最弱か一つ上くらい)でじっくりと火を通す。
・ニンニクにじっくり火を通している間に、セロリとタマネギを全てみじん切りにする。
・みじん切りしたタマネギとセロリをボウルに移し塩を振って揉む。
・タマネギを揉みつつ一口食べてみて『これ、このままでも美味しいやん』くらいの味まで塩を調整して振る。
・調味を終えたタマネギにギリギリヒタヒタに浸るくらいまで酢を入れて混ぜる(この時、少しすし酢など甘みを入れても良い)
・ニンニクの香りと旨みが抽出されたオイルに、スパイスをオイルと同量くらい混ぜて中火にする。
(スパイスは面倒なので市販のエ○ビーのカレー粉だけ使ってもいいと思う。ちなみに私はナツメグを1、コショウを0.5、ガラムマサラを1.5、エ○ビーのカレー粉を2、海外で買ったパプリカパウダーミックスを95の割合で入れました。スパイスはお好みで調整を。)
・スパイスの香りが立ってきたら、スパイスが焦げたりしない内に火を止めて、ボウルのタマネギに投入して混ぜます。
・ラップの落し蓋をして一晩寝かせて完成!
少なくない量のニンニクを使用しているのでニオイが多少気になりますが、納豆から野菜、肉、何に使っても、とにかく夏を感じる味になります。スパイシーな系統が大丈夫な方にはほんとオススメです。
さぁて、美味しい付け合せもできたし、とりあえず後一ヶ月くらいは夜ごはんヨーグルト生活を続けてみる所存。
あ~。
ガンガン美味しく食べつつ痩せられるといいなぁ。