3話
ここは、とある山の近くのとある洞窟。その最奥地。辺りは暗く時折ポタポタという雫が滴り落ちる音がしている。
その奥に仄かな明かりの元、誰かが大きな鍋の前で何かをしている。
一見すると料理にみえるが本当にそうなのだろうか、とおもってしまいます。
なぜなら明らかに鍋に入れていいものまでいれてるみたいですから。
ぶっちゃけあんな禍々しい色した物が料理だったら、この世界に料理人はいなくなりますね。
「次に〇化マ〇ネシウ〇とマ〇ミッ〇をいれて、ラ〇ソ〇ロ〇をたっぷりふりかけて。あとはこれをこうしてっと」
なんか黒いローブを纏った人がなにやらブツブツつぶやきながら物騒なものをいれてますね。
年の頃は大体四五歳ってころですね。さらによく見るとところどころに包帯を巻いてますね。
常識的な一般peopleがみたら、絶対に目を合わせてはダメなかんじです。
ホラー幼児ですね。どこかにエクソシストでもいたら祓ってもらいたい気持ちDEATH。
「あとはこれを型に容れて冷蔵庫にいれて冷やせば完成っと」
おやおや、どうやら作ってたものが完成しそうですね。
『フフフフフフ、よ、よくもおいていきやがって。し、しかも火攻めまでして』とか『この恨みはらさずしておくべきか』とかずいぶんすごいこと呟いてますね。
とある怪異とかを解決する青年さんならきっと『ずいぶん御機嫌だね。なにかいいことでもあったのかな』とか言いそうです。
「今にみてろよ。目にもの見せてやるわ。首を洗ってまってるがいいさクソジジイがぁーーー。ふふふふふ、あーはっはっはっはっ」
なんかセリフが完全に悪役っすね。でもそれ完成しないとおもうよ。ここ電気通ってないもの。