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【♀×6】 ~読書ちゃん~
~省略~
「私は読書ちゃん、いろいろ読むのが好きなんです」
典型的な文学女子! 萌え要素あり!
どうせ絵本とか漫画でしょ、くだらないわ。
「最近読んだのはなんですか?」
「若林先生の……」
若林先生の……。
なに?
「……今後!!!」
読んだー! この子! 先を読んだでー!
急にハイにならないで、絶命させるわよ。
「どっ、どうだった?」
「伝説になる」
とりあえず、伝説になる予定ができたと言うことでしょうね。
なにか不思議と確定事項な気がするわね。
「やったー!」
若林先生は喜んでるけど、結局この人は……凡人なのよ……ね。
いくら本を読んでも、先々や空気は読みにくいものです。
空気に関しては、むしろ本を読むに連れて読めなくなっているような……。
気のせいに違いありません!