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6メイドのカフィナ木

孤児院で育ててくれた司祭の師匠がいるの。

「師匠ここでなにをしているの。」

「決まっておるツフィナ。君には指示を出したはずなのになにをしている。」

「なにもしてない。ちゃんとしてるの。」

「お前は自分がここでなにをするためか忘れている。暗殺を実行せよツフィナ。神はお前を見守っているお前の暗殺行動は神によって許されている。なにも考えなくていい期待しているツフィナ。」

「わかったの、師匠。」

「そうか、お前には期待しているんだ頼んだぞツフィナ。」

わかってるの師匠。


目が覚めて夢だとわかり安心するツフィナは酒に手がかかるが窓の外を眺める。

外にゼクスがいたため外に出る。

「おはようゼクス、なにしてるの。」

「ツフィナこそなにをしてる、俺は監視役だ。ツフィナお前に命じられたのは独裁者の暗殺だろう。その使命を忘れたのか。」

「わかってるの、余計な邪魔のせいでしづらいだけなの。」

チャンスはあったかも知れないの、だからって私が疑われるのは嫌なの。

あのタイミングが一番いいと思うの。


・・・


奥様をエステのお店に今日は連れて来たの。

今日は暗殺するの小さい望遠鏡で宿の屋上から独裁者アハトの屋敷を眺める。

独裁者が木を眺めに来たら準備した槍をゼクスが作った装置で投げるの。

ゼクスが言うにはこの弓の部分に付けられた筒に槍を装填して飛ばすって言ってたのだけど1km届くか聞いたら届かないって言ってたから改良して弓を2mから5mくらいまで大きくしたの。

これでそれなりに距離が伸びるから当たる確率が上がったの。

ツフィナは集中して望遠鏡を眺める。心の中には来ないでほしいという心境だった。

ツフィナの考えとは裏腹に独裁者アハトが木を眺めにやって来る。

弓を独裁者アハトに当たる様に調整して、スイッチを押して槍を発射するツフィナ。

槍は独裁者アハトに命中した。

それを見届けてアリバイのためのエステの店に向かうツフィナ。

外で肉串を食べながら待っているときれいになったなにもしらない奥様がやって来る。

「どうツフィナかわいくなったかしら。」

「はい、旦那様に褒められること間違いありません。」

「お世辞はいいから本心をいいなさいツフィナ。」

「旦那様は褒めてくれますの。」

「そう、ツフィナにそう言ってくれると自身になる。」

ツフィナは心臓がバクバクと張り裂けそうになり気分が悪くなって酒を飲みたくなったが頑張って奥様にバレないように我慢する。


屋敷に戻ると大騒動だった。

「奥様、旦那様が倒れたのよ。」

「え、どうしてそんなことに。あなた達がいたのにどうして。」

「申し訳ございませんのよ奥様。しかし、医師が懸命に治療をおこなっていますのよ。助かる可能性はありますのよ。しかし本当に申し訳ございませんのよ。」

アンさんごめんなさいなの。それ私のせいなの。でもこれも使命なの。大丈夫なの。

独裁者アハトがどういった状況か気になるの。でもそんなこと聞けないの。


「そう、アン当たって悪かったわ。ツフィナにも恥ずかしい所を見せた。」

「私も申し訳ありません奥様。」

「心配です、無事を祈るばかりです。失礼します。」

そう言ってツフィナはその場を離れる。


・・・

その日の夜酒を飲むツフィナ。

「治ってほしいの。」

「お酒が進むね、ツフィナ。」

「私も飲みたい。」

「みんなで飲みましょうよ。」

「アンさん、メイド長。」

「「メイド長。」」

「みんな呼んでくるメイド長。」

「いいのよ、私達四人で一本ワインを飲みましょうよ。」

「はい、飲みめすね。」

「怖いです。」

「クワトロはタバコが進むよね。」

「はい、一箱吸い切りました。」

ハハハと四人は笑い合い、

アンメイド長の旦那様アハトの無事を祈って乾杯の掛け声に合わせて乾杯と言って四人でワインを飲む。


今日が佳境だったが無事だったため一日様子を見れば安心だと医者は言っていたの。

無事でよかったと思う気持ちと仕事を完遂できなかった気持ちになるツフィナ。雨降ってほしいとツフィナは思う。


・・・


二日後には歩いてもいいほどだった。

無事に歩く独裁者アハトを見てツフィナは殺意が沸く。


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