表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/10

5誘拐事件

「ツフィナ、ツフィナ起きて。」

起きないとなの。

「おはよう、お酒飲みたいの。」

「飲んでもいいと思ってるツフィナ。」

冗談なのになんでわからないのリネイって思ったらアンさんがいるの。

「思わないの、なんで私の部屋にアンさんがいるの。」

「私も知らないよ。」

何で知らないのアンさん。

昨日自分の部屋って思ったけどベットがあったの。それってメイド長だけの特権ってリネイが言ってたの。昨日アンさんが誘拐されて探し出したから疲れて寝たけどその部屋がアンさんの部屋だと気づかずに寝てたの。

そう思うと急に恥ずかしくなったツフィナはそそくさと部屋を出ようとした。

「ごめんなさい、もう出ていくのアンさん。」

「待ってよツフィナ。クワトロに旦那様に二人で挨拶するように言われたのよ。一緒に来てほしいのよ。」

「わかりましたの、ついて行きますの。」

余計なこと言わないでほしいのクワトロ。

「そうよ、ツフィナ。昨日は助けてくれてありがとう。うれしかったわよ。」

「顔触るのやめてなの。」

「うれしかったのよ、顔にキスしてないからいいと思うのよ。」

そこまでされたくはないからよかったの。

アンが無事でよかったの。

そこはツフィナは気づく、この屋敷のメイドに染まってきてるの。


・・・


独裁者アハトは習慣の一つの庭木を見ているの。

「旦那様、迷惑をおかけましたのよ。」

「メイド長か、アン昨日はどうだった。」

「怖かったですのよ。」

アンは手を握って少し震えているの、本当に怖かったのがわかるの。


「そうか、これからも頼むぞメイド長。それとツフィナ。感謝する。」

「昨日も言いましたが受けたまります。しかし友達を助ける当たり前なことをしたまでてす。」

「そうか、それでツフィナに頼みがある。妻の専属メイドになってくれ。私の護衛が好かないみたいでメイドしか護衛をつけないのだ。頼めるかツフィナ。」

「いいですがカイさんが護衛としていますから十分だと思います。」

「カイとでは男女二人で不安でな、ツフィナなら女子二人で楽しそうだろ。それにツフィナなら流行りを知ってそうで楽しそうだからな。頼めるかツフィナ。」

「よろしいですが奥様の許可をとってください。」

「わかった確認する。妻が了承したときはよろしく頼むツフィナ。」

「わかりました、それでは失礼します旦那様。」

「感謝する、ツフィナ。」

ツフィナは会釈して屋敷に戻る。

「旦那様はツフィナのことどう思っているのよ。」

「楽しそうが一番だな。」

「そう。」


・・・


数日後の夜、ツフィナが奥様の専属メイドになった当日に影の一人として育てられたリンがやって来た。

「ゼクス、どうしたの。」

「ここに来て診療するように頼まれたんじゃ。」

「そうならいいの。」


奥様がリンゴーエンにやって来たの、怪しいの。

ゼクスのお店あやしいの。


ツフィナは外で待っていた。

日が傾き夜になっていたため店内を確認すると誰もいなかった。

ツフィナは焦った。


裏に回るとタイヤでどこか行ったのがわかったから探しに行くの。


アンと同じ場所にないだろうと思い確認にいくと裏に合ったタイヤの跡と同じような跡のついた馬車が置いてあったため項垂れるツフィナ。

どうしてよゼクス。

妻を預かった返してほしければ独裁者アハト一人でミルン食堂に来いと書いている脅迫文を見つけた。


ゼクスを殴って奥様を連れ帰った。


屋敷に戻ると奥様はお願いされた。

「たまには外で遊びたいわツフィナ、その時は連れていってほしいわ。」


「わかりましたの奥様。しかし奥様は誰かに拐われて殺されてしまう可能性があることは承知してくださいなの。旦那様に良くない印象がある人は少なからずいると思いますから気を付けてくださいなの。」

「大丈夫、ツフィナがついてるから安心してる。これからよろしくツフィナ今日はありがとう。」

胸が苦しくなるツフィナ。

「はい、失礼しますの奥様。」


そう言って自室に戻るツフィナ。



・・・


「ツフィナ、ツフィナもう朝なんだから起きなさい。」

「おはよう、頭痛いの。」

「ツフィナは飲み過ぎなだけちゃんと一本だけにした。」

「当たり前なの、またメイド長に怒られるかも知れないの。」

「メイド長には飲み過ぎたこと内緒にしなさいツフィナ。」

「わかったの、内緒にするの。」


「ツフィナツフィナ起きてる。ツフィナ。」

ゴンゴンと扉がノックされる。

寝間着からメイド服に三人とも着替えてから扉を開けるツフィナ。

「どうしたの。」

心配そうにするツフィナ。

「よかったツフィナ、奥様知らないかおしえてほしい。」

「知らないの、まだ部屋で寝てると思うの。」

朝御飯の時間だからメイクとか色々の準備のためにも召し使いのメイドに起こされてるかもしれないけど起きてるはずなの。


「それが今日、朝御飯作って起こしに行ったらいなかった。」

「嘘なの、昨日はいたの。」

昨日の夜、ゼクスが来てマッサージして帰った時には寝てたの。

「奥様いないからどうしよう、ツフィナ。」

「旦那様には言ってるの。」

「食事に来ないから教えに行くようみんなに言われて言った。」

「ツフィナ、大変なのよ。ご子息様もいなかったのよどうすればいいのよ。」

「嘘なの、ならなんで旦那様を連れていかなかったの。」

「そうよ、旦那様連れていけばいいのになんでその二人を連れていったのよ。」

謎なのとツフィナは思った。


ツフィナはさらわれた人がいる場所を探るためツフィナを含めた五人が探すに行く。


窓ガラスを割って入ってきて起きることなく連れ去れたみたいなの。

独裁者の寝室は窓があるから開けられた形跡も見られた足跡の痕跡もないの。独裁者になにかしようとは思ってないのがわかるの。

靴から見て影だとわかるの、でも独裁者を連れ去らなかった理由はわからないの。


・・・


独裁者アハトの寝室に矢文が届いた。

独裁者は原始的だなと思いつつも中を開く。

中に有毒なガスなどがあるわけもなくただ息子と妻を預かった返して欲しければ食堂まで一人で来いと言うものだった。

独裁者はそれを見て一人に食堂に行くように託した。


託された一人が食堂に行く。

待っていると一人が目の前に座った。

「息子と妻を返せ泥棒。」

「返すにはお前の命が必要だな。」

「死んでもいいが息子と妻が無事家に帰ってからだそれまでにはどんなことをされようと大丈夫だから覚悟しろ。」

強気な独裁者と睨み合う誘拐犯。


・・・


ツフィナは靴から影だとわかったためよく捕まっている小屋へ向かう、小屋には見張りがいた。

ツフィナは中に入り中の見張りも落として中を散策する。

しかし小屋にいたのはゼクスだった。


「組織に裏切られたんだ、もう俺はダメなんだ。どうすればいいんだ。」

泣き出すゼクス。

助けてあげるけど今非常事態で奥様達が行方不明なの。見つけてくれる手伝いをすれば助けてあげてもいいの。


「ほんとうか、ツフィナ。手伝うからたのむ。一緒に行かせてくれ。」


ツフィナは悩む、組織に裏切られたと言うゼクスは役者なのか本心なのか。

しかし、ゼクスが奥様に毎週マッサージにくることは確かなためどうするか悩むが手が多い方がいいし逃がすこともいいけどこれでいいのかと思う。


奥様が世話になってるからこのまま屋敷の一室に置いておこうと思ったツフィナは縛ったまま一室に連れ込み椅子に縛っておいた。

屋敷内で奥様の指輪に仕込んだ発信器を見る。

指輪の発信器を頼りに奥様と子供を探しに行く。


発信器を見ながら探してあったのは食堂だった。


ここにいるのとツフィナは困惑する。


地下室とか隠し部屋とかあったりするの……。

部屋の音を聞いてそういう部屋がないことがわかるの。


・・・


ツフィナは悩み影の組織に行く。

影の組織に行くが門前払いされた。

ゼクスに監禁場所を知らないか聞くために会いに行く。

「独裁者の家族が捕まっちゃったの、どこにいるかわからないの。」

「あるかもしれない場所はわかる。」

「そうなの、教えてなの。」


三角部にある小屋に来たゼクスとついて来たツフィナ。

小屋には二十人の捕まった人がいた。


「大人数捕まってるの、手伝ってなのゼクス。」

「はーい、手伝う。」


ゼクスに奥からツフィナは正面から向かう。

正面から入り入ってすぐにいる見張りの二人を落とす。


奥に四人見張りが見えるがその奥に二人おり六人が何があった戸惑って前を見ている。

六人の後ろにゼクスがいるのが見えるツフィナ。


ツフィナは四人が人質を見ているタイミングで四人を落とした。ゼクスはその時なにもしなかった。少しして奥の二人を落としたゼクス。


人質を連れて中心街に戻るゼクスとツフィナ。

奥様と子供二人も帰ることができた。


「ツフィナあなたいったいなに。」

「普通のメイドなの。」

奥様は秘密にするわと言って笑みを浮かべる。秘密がすきなようで独裁者の妻としてふさわしい人なのとカフィナは奥様ノインを尊敬する対象にする。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ