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登場人物紹介
・倉橋あかり
田の神山の神である加加姫の世話役。21歳。
1歳のときに山奥に捨てられるが、加加姫に拾われて彼女の棲む屋敷で育つ。
先代世話役夫妻の養子となり、泰明とは親戚関係。
背中に焼印、片足に大きな傷がある。
・倉橋泰明
駆け出しの医師で倉橋本家五人姉弟の末っ子。27歳。
加加姫の血を濃く受け継いでおり、人間より魔性のものに近い。
容姿や頭脳、体力など各方面が異常に優れているものの人間らしい感覚は希薄。
普通の人間になろうと奮闘中。
あかりが好きすぎて過去にいろいろやらかしている。
・加加姫
魔性と神性を併せ持つ土着の神。山の神であり田の神でもある。
数百年前にある陰陽師と伴侶になり、自分の子孫と彼らの暮らす里山を守護する。
見た目は11歳ほどで、白髪赤眼の絶世の美少女。
あかりを嫁と呼ぶ。
・九摩留
あかりの補佐として屋敷の下男をしている狐。4歳。
加加姫の力で人間に化けているときは13歳ほどの見た目をしている。
精神面に応じて見た目が変わるためか、最近少し大人びてきている。
快活な少年だが口と態度が悪く、よく加加姫と喧嘩している。