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心機一転したいときのコーヒー

作者: ぴのこ

今の気持ちをどうしても叫びたくなったときに、ここに投稿します

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 重苦しい気持ちが胃の中で固まって本当の重さを持ったように感じた。こういうの、鉛みたいって、よく言ったものだと思う。集めることができるなら、溶かして、鉛ウエイトに作りかえて、釣りに行くときにでも使えたら最高なのに。行ったことないけど。

 かれこれ構想から5年の仕事が、すすまない。自分の弱さが原因だとよくわかっている。『今日は忙しい』『頭がぼーっとしてたら正確な作業ができない』『今はこっちの仕事をしないと』とか。言い訳はたくさん浮かんでくるけど。最初は、『これができたらかっこいい』『自分なら最後までできるはず』なんて思っていたはず。途中までは調子よく進んでいくけど、悪い癖が出てきてしまう。この後仕上げっていう段階になると、急にやる気が失われてしまう。毎日の作業なら考えずにできるのにね。

 毎晩布団の中で考えて、また胃の中に鉛が1個。なかなか寝付けない。次の日、一日中頭がぼーっとして、作業ができない原因にしてしまうんだろうな。これが、プレッシャーに負けてるってことなのかな?

 受験勉強は楽だった。することがたくさんあって、問題集を全部解き終わったら、次の問題集を買ってきてすればいい。作業だった。答えも決まっているし。ずーっと追いかけっこ。できるところまでやって、それに応じた進路に進んでいく。浪人でも進学でも、就職でも、1年に1回の勝負に向かっていけばよかった。でもこれは、越えなければいけないハードルがあって、相手が大きすぎて、立ち止まってしまう。続けるのには自信とかエネルギーとかが必要。自分のなまけ心との闘い。本当は、1歩ずつでも進めていれば、いつか終わるはずなのにね。集中すれは数か月で終わるはずなのにね。


 心機一転、重い頭をシャキッとさせるために、ちゃんと豆を挽いてドリップしてコーヒーを一杯。さあ、まずは今日の仕事にとりかかろうか。

読んでいただいてほんとうにありがとうございます

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