Dear World

Dear Worldのあらすじ

世界の片隅にある龍穴が塞がれた結果、エネルギーが蓄積し、やがて、一つの自我が生まれた。
自我は自身を“たたりもっけ”と称し、龍穴を飛び出して、冒険を始める。

たたりもっけは奥義 憑依進化によって、動物や植物、妖怪や魑魅魍魎、ヒトや竜に憑依し、それらの生体情報、魔法、術を自身の魂に刻印していく。そして、奥義 受肉改変により、生物の死骸に受肉し、得た生体情報を元に肉体を再構築し、身体を得る。

人間、天使、千家、黄泉の大陸の者達との出会いにより、たたりもっけは愛情を知り、世界の在り方を学ぶ。

そのような中で、国造りを始めるたたりもっけは、ヨミ大陸に君臨する13柱の悪魔との戦いに巻き込まれていく。

登場人物
タタラ・マドリーナ
：たたりもっけ。奥義 曼荼羅、奥義 憑依進化、奥義 受肉改変の３つの奥義と、第７感の末那識（まなしき）、第８感の阿頼耶識（あらやしき）により、数多の武芸や秘術を体得。

茶々丸（ちゃちゃまる）
：飛縁魔（ひのえんま）の猫。火炎術と結界術が得意。

シヴァ
：餓者髑髏（がしゃどくろ）。神通力により骨を自在に操る。

分福丸（ぶんぷくまる）
：隠神刑部（いぬがみぎょうぶ）の狸。幻術と結界術が得意。

テンマ
：鱗の民。双竜兄妹の兄。

ツバキ
：鱗の民。双竜兄妹の妹。

赤神ダンテ
：１３柱の悪魔。赤神家頭領。

リア
：天使。湖都（こと）ユマの南に位置するテチス海に面したマドリーナ王国最大の都市クラングランの市長。

船幽霊（ふなゆうれい）
：テチス海の天災。正体不明。

玉藻前（たまものまえ）
：九尾の狐。魔力を硬質化させた魔剣を九つの尾から発出する技を使う。

赤の女王
：世界中を旅する男。知覚できたものに対し選択的な斥力を発する「全の鳴動」と、体外に出た自身の血液を操作する「赤の女王」の２つの技を有する。

神庭嶺 蓮華（かんばね れんげ）
：漆黒の魔女。魔法国家メレリンクアティス出身の魔法使い。

閻魔ドルトラ
：暗殺により世界の制御を試みた人物。

運命の子
：閻魔を討った人間史上最強の男。

千家（せんげ）
：古代に動物の遺伝子を導入された人間達の末裔。

13柱の悪魔
：ヨミ大陸の中で強者の名前を列挙すると、どの時代においても１３名の名前が挙がることから、この呼び名が定着。