なんだこのつまらん世界は
今日から投稿し始めます。
「あーあー、最近つまんねぇな。」
俺は不満げに言った。
ここんとこ仕事依頼がほんとに来ねぇ。
来るとしてもペットの捜索願いだ。
それもすぐ見つかる。
俺は凄い人なのに。
1年前、王様のところの姫が魔王の手によってさらわれたのだ。
で、王様に「姫を助けにいってきまーす!!」って言って
その半年後には魔王を倒し、
姫を取り戻した凄い男こそが正真正銘この俺様なのだ。
王様から金はたくさんもらった。だから金には困っていない。
姫もくれると言ってたが、あの姫はとんでもなくブスだ。
俺は美女にしか興味無いから、断ったね。
魔王を倒してからというもの依頼がめっきり減った。
魔族のものは暴れなくなり、勇者の仕事も無いに等しい。
だから俺は他の勇者からは少し嫌われている。
ちなみに今は猫の捜索途中だ。
「あーあ、なんか面白いことでも起こんねぇかなぁ。」
俺がもう一度呟くと、地面に突如魔法陣が現れた。
俺は勇者だ。と、自分を過信したのが間違いだった。
足が地面から離れなくなってしまったのだ。
「くそっ!!誰の仕業だっ!!」そう言ったのもつかの間、
目の前が一瞬凄く明るくなり、俺は目を閉じた。
目を開けた瞬間、目の前には見たことの無い景色が広がっていた。
おもしろければこれからもよろしくお願いします。