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第1話 こうして世界は救われました!

もし、魔王が自分自身の好みのタイプなら闘争心は湧くのだろうか? 恋をしてしまった相手と命をかけた戦いはできるのだろうか?

答えは否である



「一目見て貴方を好きになってしまいました!結婚を前提に俺とお付き合いしてくださいっ!」


ああ、言ってしまった…あの魔王様がどこにでもいそうな見た目の、平々凡々な勇者の言葉に耳を貸すはずもない。俺はここで死ぬのだろうな。まあ、魔王とはいえ美しい物を見ながらあの世へ行けるのだ。悪くないな……

でもやっぱり死にたくないよおぉぉぉ!!すみません!なんでもするから殺さないで!


「お主、本気なのだな…?」

「・・・へ?」

「だから、その、結婚を前提にお付き合いするというのは本当なのだろうな??」


何が起こった・・・? いや、何が起こったかは分かってるじゃないか。まずは返事だ。

「はい!貴方と一生を添い遂げる覚悟を持って告白しました!病める時も健やかなる時も魔王様を愛しています!」

すると魔王は少し頬を赤くし、照れた様子で俺のことを真っ直ぐに見つめて口を開いた。

「わかった。私からも伝えよう。実は私もお主のことを好きになっていた。結婚を前提にお付き合いしてくれ」

「はい、喜んで!」


こうして俺と魔王の結婚に向けて、そして世界の平和をかけてのお付き合いが始まったのであった


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