この世界に救いなどない 第六話 〜暗黒の森で〜
お久しぶりです
クロケンのおかげでなんとか逃げ切った春輝とルゼ、
日の光りも通らない暗い森へと迷いこむのだった。
「春輝!クロケンはどうなってしまうの!?」
「わからない...今は無事を祈るしかないよ。」
「死んでしまってはいないわよね...」
いきなりとびだしてきたので進む方向も分からず、ただひたすら暗い森のなかをさまよい続けた。
「あれは何かしら?」
目の前に赤い光が複数見える...
「モンスターの群れだ!!」
サーベイジウルフの群れがよだれをたらしながらこちらを見ていた。
一匹が一吠えすると一斉に襲いかかってきた。
「春輝!いまこそ練習の成果を出すときよ!」
「やってみる! 光属性魔法"スタンマット"!!」
春輝の手から電気が流れ地面を伝い、モンスターたちはビリビリしびれている。
「次!闇属性魔法"デビルズレイ"!」
放たれた暗黒の矢は複数に分裂し突き刺さる。
モンスターたちは全滅したかと思われたそのとき。
「危ない!」
誰かの声が聞こえたと同時に体が宙に浮いた。
「君、死んでたよ」
振り替えるとウルフのリーダーらしきモンスターが唸りをあげていた。
「僕はミツーヤ礼なら要らないよ。まずはあいつを片付けよう。」
「なんだかわからないけど、了解した」
二人はウルフのリーダーへ立ち向かう。
ありがとうございました。