人殺し
地獄。
いくつかの宗教観によって多少の扱いは異なるものの、それは悪行を成した者達の霊魂が死後に送られ、厳しい責め苦を与える世界だとされている。その理由は生前の行いに対する罰であったり魂についた穢れの浄化であったりだが、その根底にあるのは激しい苦痛だ。
クルスは基本的に宗教というものを信じていない。
かつては死の神の代行として恐れられていた夜闇も人口の明かりによって駆逐され、天から降り落ちる雷光は上空で起きる静電気の延長に過ぎないことを知っている。
世界のあらゆる事象に法則と規則を見出し名前付けする、科学全盛期の時代である。神などという姿も実体も無い抽象的な概念を信仰する気にはなったことは一度も無かった。
だが、もし。
地獄というものが本当に存在するのならば。
それはもしかして、今自分の目の前に広がっている光景のことをそう呼ぶのではないだろうか。
クルスは漠然と、そんな事を考えた。
施設内の白い照明に照らされた蒼躯の万能人型戦闘機。
それはクルスの僚機である幼い金髪の少女が操る〈フォルティ〉の姿であった。アーマメント社製の製造部品によって構成されたその機体は、曲線を主体とした優美な、一種の造形美を感じさせるシルエットを持っている。
巨大な人の形を持った鋼鉄の兵器が、少女の意志に従って引き金を引いた。
その銃口の先にいるのは生身の人間である。
施設内での取り回しを意識した短銃身の亜音速機関砲ではあったが、その口径は戦車砲のそれと大差は無い。生み出される光景がどのようなものになるかは考えるまでもなかった。
弾頭の直撃を受けた者はまず肉片を飛び散らせることになった。軍用基準性能調整個体の少女の瞳と同じ色をした鮮血が舞い散って、殺風景でしかなかった白い壁面に不規則な斑模様を染みつけていく。
だがそれは幸せなことなのかも知れない。
少なくとも、巨大な質量によって跡形も無く潰された者達は痛みを感じることはなかっただろう。直撃することは無くその莫大な余波によって身体を吹き飛ばされた者達の姿は凄惨の一言であった。
五体満足でいる者など一人もいない。両腕を失ってその傷口から噴水のように血を噴き出させている者、下半身を失いながら藻掻いている者。錯乱しているのか、血塗れになりながら対人用の自動機銃をこちらに向けて連射している者もいる。
その場にいる誰もが赤く染まりながら、口を大きく開けて声を上げていた。
だが彼らが一体何と言っているのか、厚い複合装甲板の奥にいるクルスには聞こえない。
それは戦闘と呼ぶには、あまりにも一方的であった。
セーラがもう一度その銃口を向け、発射する。
そこには何の感慨も無い。ただ、目標である敵の無力化が済んでいないと機械的に判断した少女が、それを成すために実行しただけだった。
火薬が炸裂する音と共に巨大な弾痕が施設の人間用の通路へと刻まれて、衝撃波に晒される。一発の弾丸が撃ち込まれた後、その場所に動いている者はいなくなった。
排出された薬莢が音を立てて床に落下する。
「……」
自分の呼吸が荒くなっていることを自覚する。
万能人型戦闘機は兵器である。
兵器というのは詰まるところ、命を殺すために生み出された機械だ。青空を自由に飛翔し、強敵と腕を競い合って切磋琢磨する興奮など、この世界においては仮初めに過ぎないのだと、クルスは今初めて実感していた。
それでも重ねてきた経験は無駄にはならない。
例え命を賭けていない仮初めの戦場の中であろうとも、何千と繰り返してきた万能人型戦闘機による戦闘経験は反射的にクルスを動かしていた。
複合感覚器に映る一つの影。
通路の奥の曲がり角から一機の万能人型戦闘機が姿を現したときには、クルスはもう既に自分の機体を加速させていた。
姿を現したのは現行機よりも一世代前の旧式万能人型戦闘機。加えて搭乗者が不慣れなのか、その反応は鈍い。
鈍色の装甲を持つその機体は、目の前に差し迫る異形の〈フォルティ〉に動揺しながらも機関銃を斉射する。だが動作自体が遅い上に、火器管制の自動照準に頼った射撃では、装甲を削り軽量化を施したクルスの機体を捉えることは出来なかった。
飛来する銃弾をかいくぐりながら、クルスは何も考えることなく装備した短機関銃を敵胴体部へと狙いを定める。隙を見つけて相手を撃墜する。幾度となく戦場で繰り返してきた行動。この状況ならば、万が一にも自分が外すことはない。
クルスは頭の片隅でそう確信し、その引き金を引く直前、
「――っ」
咄嗟に、その照準をずらした。
クルスの搭乗する〈フォルティ〉の短機関銃から発射された無数の弾丸が、相手の旧式万能人型戦闘機に食らいついていく。
回避運動最中に行われた反撃に、相手の搭乗者が何かすることは出来なかった。
相手の機体はその一つの弾倉を撃ち尽くすこともなく、まず最初に握られた対万能人型戦闘機用の機関銃諸共腕が吹き飛ばされる。続いて逆腕、右足と連続して装甲の薄い関節部に弾丸を撃ち込まれて、起立することが出来なくなり黒煙を吹きながら横転した。
その姿をじっと見つめながら息を荒げる。
「はあ、はあ……く――!」
呼吸が空回りする。
心臓の鼓動が煩い。まるで耳元から聞こえてくるようだった。自分の身体が自分のものでないように感じる。
別になんてことはない。
この程度の戦闘、これまでに数えるのも馬鹿らしいくらいに経験してきた。今更、自分が緊張する必要などない。隙を見つけて撃つ。ただそれだけだ。
そう言い聞かせるも、やはり早鐘のように脈打つ動悸は収まらない。
息を乱すクルスの横を、セーラが操る〈フォルティ〉が通り抜けていく。
そして。
銃声が弾けた。
「……!」
クルスがハッと目を開く。
見やると、セーラが搭乗する蒼色の巨人がその手に握った銃口を持ち上げていた。その先には、手足を破壊されて横倒しになる旧式の万能人型戦闘機がある。
クルスが無傷で済ませたはずのその胴体部分には、大きな歪みが出来上がっていた。
搭乗者が存在する胴体部分は、万能人型戦闘機の中でも最も装甲の厚い箇所である。搭乗者を守る複合装甲板は大きく変形しつつも、まだその機能を保っているようだった。
そこに少女は二発三発と続けて射撃を重ねていき――、丁度五発目でセーラの放った弾丸は装甲板を抜けて、その奥にあるコックピットブロックを押し潰した。
ひしゃげた装甲板の隙間から真紅色の液体が流れ出てくる。それはそのまま傷ついた装甲板の上を伝い、床に深い染みを残し――。
その様子を――クルスはただぼんやりと眺めていた。
『クルス少尉、人を殺すの躊躇いがあるのですか?』
通信機越しから聞こえてくるのは幼い少女の声。
抑揚は無く、どこまでも平坦。
実際に姿は見えなくとも、人形の様に整った顔立ちをしたあの少女が今もその表情を全く動かしていないであろう事は、容易に想像がついた。
『あなたが撃たなくとも、敵は撃ってきます』
その口調には、やはり何の感慨も含まれてはいない。
そこにある事実をただ事実としてだけ口にしただけのようだった。
複雑な感情が胸中に溢れつつも、理性的な部分が彼女の言葉には理解を示している。
実際現在の状況で、相手の命を奪わないという選択肢は何の利点も存在しない。――感情という人間が持つ一面に目を向けなければ。
平等解放軍を名乗る武装勢力の殆どは都市の市民権を持たない――ゴーストと呼ばれる者達で構成されていることは事前に分かっている。都市外縁部に不法滞在する彼らは基本的に政府からはいないものとして放置されているが、何か問題行動を起こした場合は問答無用で排除することが決定づけられている。
仮にこの場で生き存えたとしても、彼らに戻れる場所など無い。捕縛された後に待っているのは処刑という無慈悲な現実だけである。
クルスは先程の生身で立ち向かってきていた者達の姿を思い返す。
万能人型戦闘機に立ち向かうには非力な自動小銃。身体能力強化用の強化外装を装備した者も中にはいたようだが、それらは全て対人用の兵装に過ぎない。複合装甲板を身に纏った万能人型戦闘機に抗えるわけもない。
その結果が、地獄にも思えるあの惨状である。
唯一こちらと同じ土台に立つことの出来る旧式万能人型戦闘機も、あの習熟度では対抗馬にはなり得ない。正確な数は不明であるが、そう大した数では無いだろう。もし相手の所持する万能人型戦闘機の戦闘能力が全てあの程度ならば、何度試行を重ねようとも結果は同じだ。
そんなことは彼らだって分かっていたはずだ。
死ぬと分かっていて、それでも立ち向かってきた。
それほどまでに彼らは追い詰められていたのだろうか。
クルスは彼らゴーストの実情を殆ど知らない。知っているのは精々、身なりを汚してお腹を空かしていた少女くらいだ。
テロリスト。
特定の思想を振りかざす、犯罪者の集まり。
武力に訴えて事を起こした時点で彼らを悪と認定する。そこに大きな間違いがあるとは思わない。
だがそれならば。
今こうして、一方的に虐殺にも等しい行為を行っている自分はどうなのだろうか。
人殺し、という事ならばクルスは一ヶ月も前に既に行っていた。
ゲームの延長線上として捉え、機体に装備された内蔵式の超振動ナイフで相手の操縦席を薙いだのだ。想像する限りでは、かなり凄惨な殺害方法にも思える。
だがその実感をクルスがこれまでの生活で感じたことはなかった。
自分にとってあれは人を殺したのではなく、万能人型戦闘機を撃墜したようにしか捉えていなかった。やはり搭乗者の顔も知らないということが大きな要因としてあるだろう。恐らくは鋭い切っ先を突き込まれて、血飛沫を上げて無残に死んだであろう搭乗者の姿を、全く想像することが出来なかった。
だが今はどうだろうか。
瞼の裏に浮かぶのは、万能人型戦闘機の搭乗者ではなく、先程のテロリスト達の姿であった。
しばしの逡巡。
クルスは様々な考えを呑み込んで、ゆっくりと息を吐き出した。
「――すまん、足を引っ張るかもしれない」
『そうですか』
聞こえてくるのは端的な返事。
落胆も呆れも感じさせない、いつも通りの彼女の声だった。
『歩兵の処理は私が行います。クルス少尉は機動兵器の対応を』
「――了解」
そう返事をしつつ、考える。
次に万能人型戦闘機が現れたとき。
果たして自分はその胸部に弾丸を撃ち込むことが出来るだろうか。
真空トンネルの中継地点〈ホールギス〉は、海上に位置するギガフロートの上に幾つもの階層を重ね合わせた積層構造をしている。施設直下にある真空トンネルから進入を果たしたクルス達は必然的に、上層階を目指してその施設内部を侵攻していくことになる。
クルスとセーラ、二人の現在の位置は既に施設の上層部に差し掛かっていた。
これまで散発的な歩兵による捨て身の抵抗はあれど、万能人型戦闘機の姿は現れていない。恐らくは敵も迂闊に仕掛けても戦力を摩耗させるだけだと気がついてはいるのだろう。抵抗らしい抵抗は、非常用の隔壁を降ろした進路妨害程度だった。それも元々が対火器用などでは無く、火災などに対する災害用の隔壁であり、万能人型戦闘機にとっては障害にもならない。
エリアの制圧率で語るならば作戦行程消化率は八十パーセントに達していることになるが、敵保有戦力の無力化の度合いで語るならば半分にも達していなかった。
無論、戦力の殆どを基部に向かっているタマル達の方へ差し向けている可能性も無いわけではないが――、可能性としては低い。
そもそも〈ホールギス〉はアルタスとレフィーラの所有施設であり、建物全体の構造は全て入手して機体に入力済みである。
それによれば、この施設は屋上のポート施設以外で万能人型戦闘機の出入りが出来そうな場所は存在しない。上層と最下層を直接繋ぐ機材搬入用の大型昇降機は一番最初に潰してあった。
敵保有万能人型戦闘機の大多数は外部からの警戒にあたっていたのは間違いないので、もし彼らを施設内に呼び戻したとしても、途中でクルス達と接触していなければおかしい。
大型機動要塞でもなければ、万能人型戦闘機が不足無く稼働可能な通路など幾つもありはしないのだ。クルス達が海面下から通ってきているこの通路も本来は施設点検を兼ねる資材搬入路を利用しているに過ぎない。
基部に向かっているはずのタマル達と連絡を取れれば良いのだが、現在はこの施設全域に強力な電波妨害を発生させている。遠隔からの爆破装置起動を防ぐための処置であるが、その弊害により短距離通信以外の連絡網は封鎖されている状態だ。
まあこの電波障害を発生させているのは、特殊装備を装着したシーモスが搭乗する〈フォルティ〉なので、この状態である限りは向こうも無事であるという考えが出来る――と同時に爆破装置の解除が終わっていないという考え方も出来てしまうが。
そのまま暫く二機の万能人型戦闘機は不気味なほどに順調に侵攻を進めていき――、
「……どうする?」
ある地点まで差し掛かって、クルスは通信機へと呼びかけた。
現在、クルス達がいる階層は最上層、つまりは屋上部の僅か下の位置である。ここより上は青空の下、外気に晒されることになる。
本来の推定であれば、クルス達はここの時点で敵戦力の九割を無力化しているはずであった。そしてその後は機体から降り、歩兵戦にて管制室を制圧する予定であったのである。
だが実際には、予測していた敵戦力無効化率の半分にも満たっていない。ここまでで遭遇していないということは、敵万能人型戦闘機は施設外にて待ち構えているということなのだろう。それを放置して、この状況下で万能人型戦闘機から降りて管制室に乗り込むには不確定要素が多すぎた。
普通に考えるならば、一度外に出て敵戦力を掃討した後に改めて管制室の制圧に向かうのが常套だろう。
『予定通り、管制室の制圧に向かいます』
それだけに、通信機の向こうから聞こえてきた少女の言葉にはクルスも思わずして顔を顰めた。
「――待ってくれ、敵戦力が多分に残ってる現状で管制室の制圧に乗り込んでもまずい。最悪挟撃されることになるぞ」
『ここで管制室の制圧を行うのは計画に含まれていたはずですが』
「いや、それはそうだが……」
だとしても現状でその選択肢が不正解に近いということくらいは、クルスにも分かる。幾ら軍属が命令に忠実であれといっても、何の益も無い選択をしろということではないだろう。仮に命を危険に晒してクルス達が管制室の制圧に乗り出すことによって何らかの特が発生するのならば納得は出来なくとも理解は出来るが、現状ではそれすらもない。
「普通に考えて、ここは先に敵戦力を減少させてから制圧に乗り出すべきだろう」
『それは予定にはありません』
「……それを言うなら、現状の敵戦力無効化率も予想よりも大幅に下回っていると思うが?」
『事前に算出されていた敵戦力無効化率はあくまで推測値であり、予定ではありません』
にべもないとはこのことであろうが。
耳に聞こえてくるセーラの口調はいつも通り、風の無い湖面のように平坦なものであったが、彼女が本来の予定を切り替えるつもりがないことは明白であった。
クルスはセーラという少女のことをあまり詳しくは知らないが、それでもここまで頑なだっただろうかと疑問に思う。確かに言葉数は少なく感情の変化に乏しくはあったが、決して話の通用しない相手ではなかった。
「――……」
一体どうするのが正解なのかと、判断に迷う。
――クルスが知らぬ事ではあるが。
セーラのこの融通の利かなさは、限りなく感情を抑制し、自立性を押さえ込んだ軍用基準性能調整個体の欠点であった。
あらゆる状況下でも目的を見失わずに行動することの出来る精強さを保つ反面で、予め計画されていた順路を崩すことを良しとしない。流動的に変化する状況に対して、彼女は著しく応用性に欠けているのである。それを克服する為の彼女――特別試験個体であったが、それが明確に表層化するにはまだ少女には経験が足りなかった。
だがそれでも次に彼女の口からこんな言葉が出てきたのは、何かの萌芽の兆しだったのかもしれない。
『――では二手に分かれます』
セーラは静かにそう言った。
『私は予定通り管制室の制圧に向かいます。クルス少尉は引き続き万能人型戦闘機に搭乗して、上層階にいる敵戦力の無力化を行ってください』
恐らくは最大限譲歩したのであろう彼女の言葉に、クルスは頭を悩ませる。
戦力の分散。
それは後ろに敵がいると分かっていながら生身で乗り込むよりはマシに思えるが、この選択もまた、下策なのではないだろうか。各個撃破は戦力に劣る側の常套手段である。
だが、彼女がクルスの言葉に聞く耳を持っていないというのも確かではあった。
「――それで大丈夫なのか?」
『問題ありません。敵機動兵器の無効化率こそ推測値を下回っていますが、対人戦力に関しては事前の推測値を超えています。それに、クルス少尉が白兵戦に参加したところで戦力の増強は微々たるものでしかありません』
「う」
直に戦力外通知をされて、クルスは言葉に詰まる。
確かにセーラの言うとおり、クルスは生身での白兵戦能力はかなり悲惨である。せめてFPS――生身で戦うVRゲームでもしていれば変わったのかもしれないが、残念ながらそっち方面には全く手を出していなかった。
それに加えて、生身の人間を相手に感情を消して銃撃を加えることが出来るかというとそれも怪しい。
……こうして冷静に考えてみると、自分が同行したところで足を引っ張るだけではないだろうか。
それでも年下の少女を一人で向かわせるのはどうなんだとクルスが考えている間に、金髪の少女はさっさと機体を片膝立ちの状態――昇降体勢にさせて、クルスが何かを言う間もなく軽やかに身体を動かして、その短い髪を揺らしながら人間用の小さな通路へと姿を消していってしまった。
「……」
何とも言えない気分になりながらその姿を見送ったクルスは、万能人型戦闘機の中で人知れず溜息を吐き出す。色々と思うところはあるが、だが現状でそれを嘆いても仕方が無いだろう。
今は考えるよりも、行動に移すべき時だった。
自分が動けば動くだけ仲間達への負担が減ると考えれば、じっとしているわけにはいかない。
クルスは軽量化の施された自らの蒼躯の機体を上階層へと繋ぐ昇降機へと乗せて、移動を開始する。
獣の唸り声のような低い駆動音と共に機体と床が迫り上がっていき、
「……もしかして、俺はすごい貧乏くじを引かされたんじゃないだろうか」
白い光を放つ太陽と、世界の果てまで続く大海原。
随分と久しぶりに感じる青い空の下。
こちらに銃口を向けながら空中浮揚する六機の旧式万能人型戦闘機を見て、そっと呟いた。
ご報告いただいた誤字を全て直させていただきました。
修正が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。そして誤字報告してくださった読者の方々、ありがとうございました。
本編で語ることもない、すごくどうでもいい設定。
セーラさんが五発かけて弾を貫通させてトドメを刺した旧式万能人型戦闘機ですが、その搭乗者は三発目の時点でひしゃげた装甲板に圧縮されて既に死んでました。南無




