6, えっと...~秋斗視点~
初! 主人公ちゃん以外の視点!
む、難い.....
あいつは、
俺の、幼馴染みだ。
七年前.....
俺が高1の時、
あいつ...凜透は、1人称や口調は、変わらないが、
とても、表情が豊かだった。
今は、パーカーのフードで表情は、見えないが、
時々見える、口元は、
いつも、笑っていなかった。
からかう時でさえ.......
最近、やっと、笑ってはいないが、緩やかになってきたと思ったら、
この様だ!!!!!!
なんで、凜透ばっかり!!
俺の家族も色々なことはある。悲しくないと言えば、嘘になる。
でも、生きてる。
でもあいつは、もう、皆いない。
だから凜透を、家に入れた。
あいつのこと、放っておけなかったから。
凜透は、涙を流した。
ああ、いつぶりだろう。不謹慎ながらも、久しぶりに見た口元の表情に、
とても嬉しく感じた。
ハンカチを渡したら、
----僅かに、微笑んだ。
たまらなくなって、パーカーのフードをめくって、
久しぶりに見た、その顔は、
------とても、綺麗だった。
顔立ちが、とても大人っぽくなっていた。
変わらぬ空色の瞳。
キリッと通った鼻筋。
ふっくらとした、桜色の唇。
いつもフードをかぶっていたせいか、更に白くなっていた、白い肌。
いつもの黒いパーカーを着て、フードを被っていると、イケメン感?があるが、
このままだと、男子の人気ばかりか、レズっぽいものまで、出てくるんじゃないか。
と、ドギマギしながら、呑気なことを考えてた。
ど、どうだったでしょうか?