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作者: たましぃ
掲載日:2025/12/23

初めまして!たましぃです!

夜に暇つぶしに書いた短編小説を投稿していこうと思います!

そして、この話はブラック企業に務めるおじさんの話です!ホラーのつもりです!まだまだ未熟ですがよろしくお願いします!

「はあ…うっざ……やってられへんってマジで……。」


ブラック企業に務めるごく普通のおじさん、鍵山は、今日も今日とて残業だ。部長である山田が鍵山に自分の仕事を押し付けたからである。


山田が都合の悪い仕事を全部鍵山に押し付けてくるせいでいつもいつも残業になる。それなのに山田は、鍵山に対して


「ほんまお前仕事遅いな無能が。さっさと辞めてしまえ。」


「また残業か?アホやなあほんまww」


などとみんなの前で言うのである。今に始まった話ではないが、心底うんざりしていた。


「チッ、山田のクソジジイほんま鬱陶しいわ。あーあ。毎日ヘラヘラ接してる女の子達に嫌われたらええのに。」


翌日。鍵山はコーヒーでも飲もうと、自動販売機に向かっていた。その道中で女の子達の会話が聞こえてきたのだ。


「部長、マジでキモいしウザイわ。」

「え、それな?普通にセクハラやで。訴えたろかなほんまに。」

「マジでこの世の中で一番嫌いなん部長やわ。」


意外なこともあるものだ。女の子達が、あの憎くて憎くて仕方がない部長の悪口を言っているではないか。鍵山はその日、ずっと口角が上がりっぱなしだった。


コーヒーを持ってデスクに戻ろうとすると、山田と目が合った。


「おおお無能くん!!ちゃんとやってるかあ〜?無能なんやから人一倍頑張れよな!!ガハハ!!」


オフィスで作業しているみんながクスクスと小さく笑っているのが聞こえる。


無意識に歯ぎしりしながらデスクへ戻った。


デスクへ戻った瞬間ため息が出た。山積みの資料が置いてある。この風景を見るのはもう何百回めだろうか。


「ああ無能くん!それ明日の朝イチの会議でいるやつやから!ほなよろしゅう〜ガハハ!!」


とだけ言って自分だけちゃっかり定時で退勤したたのだ。


今度は無意識にコーヒーをドンッ!と机に叩きつけてしまった。


みんなが退勤しようと出口へ向かっている中、一斉にギョッとした様子でこちらを見てきた。


「あっ、その、す、すみません……」


誤魔化そうと焦りながら資料をペラペラとめくる。


それにしても量が異常である。今日は泊まり込みやな、とボソッと呟いて大きなため息をついた。


23時を過ぎようとしていた頃、もう限界や、と、オフィスの冷蔵庫の奥の方にこっそり隠しておいたビールを持ってきた。当然オフィス内での飲酒は禁止なのだが、別に吐くこともないし、誰にも見られへんから、と残業のお供に何本か奥に隠してあるのだ。


プシュ!と開けて、グビグビ飲む。

「……っがーーーーっ!!!これよこれえ!!ああこの瞬間が一番幸せやわ!!ああああほんま最高!!」


一缶飲み終わる頃には、かなり酔っていた。


「ほんま山田のクソジジイ……ヒック…なんかの角に足の小指ぶつけてしまえぇ!ヒック……へへへ……」


お酒のせいでかなりハイテンションだが、なんとか朝イチの会議には間に合った。


そして朝イチの会議が終わった後。


「無能くん、無能のクセに今回の資料は上からの評判も良かったで!その調子やで!無能くん!ガハハ!!おっと!!!」


と、床に落ちていた紙で足を滑らせた瞬間


「ぎぃやぁぁぁぁぁいっっっった!!!!!!」


プリンターの角に足の小指をぶつけたのだ。


「ああもう!痛いなあ!誰やこんなとこに紙置いといたん!ほかしとけよ!……とにかく無能くん!またお前のデスクの上に資料置いといたから!昼までに置いといてやったんやから感謝しろよ!」


何が昼までに置いといてやったから、やねん。ウザ。


一番若い新人が山田に話しかける。


「も〜部長!なにやってんすか〜」


「やれやれほんまに………あ!無能くんがわざと置いといたんか!?そうなんか!?うっわ最低やな!ワシももう歳やのに!はよくたばれってか!!」


……は?


「お前みたいな無能をしゃーなし雇ってやってるんは誰や!ほんまこの恩知らずが!恥を知れ無能!もうええわ帰る!!」


ドスドスと音を立てながら帰る山田の背を見ながら、山田が踏んだ紙を拾って、思いっきりグシャッと丸めてそのままゴミ箱へ投げた。


その日の夜もデスクで酒を飲んだ。


「もうほんま山田鬱陶しい鬱陶しい鬱陶しい!!鬱陶しい!!……ヒック……うーん…せやなぁ……あ、せや、紙でシュッと指切ってしまえばええねん!ヒック……地味に痛いのが一番痛いさかいな!」


一人でごちゃごちゃ叫びながら今日もなんとか間に合った。


朝、昨日の新人と山田が話していた。


「部長〜指どうしたんです〜?絆創膏、ぐるぐる巻きやないですか〜」


「ああ、これな…資料整理しとったらちょっと切ってしもたんや……血ぃは出えへんねんけどな、ちょっと痛いわ…」


鍵山は少しビクッとした。


ここ数日、自分が思ったことが現実になっている気がする。


一連の流れを振り返ってみると、山田の言動にイラッとして、山田に対してこうなってしまえ!と口に出すとそれが朝辺りには現実になっている。


「いや、ま、まさか、な……?」


内心少し焦りながらも、誤魔化すようにデスクに戻った。


たが、今日山田が押し付けてきた仕事の量は今までで一番多いのではないかというくらいの量であった。しかも、これもまた朝までに仕上げなければならない。現在時刻17時。かなり焦っている。


山田が退勤する直前に鍵山に放った言葉。


「頑張れよ、む、の、う、く、ん。」


「……チッ、クソが……!」


あまりにもイラッときてしまって、大きな舌打ちをしてしまった。


「せ、先輩……?最近怖いですよ〜……?あの、僕で良ければ、話し聞きますよ〜……?」


元々今日は星座占いの順位が12位でかなりへこんでいたのに、仲のいい後輩にこんなことを言わせてしまったショックで言葉を失った。


また酒を飲む。イライラが抑えられなくて今日は3本も飲んでしまった。自分でもおかしくなっているのが分かる。


「はあ…山田の野郎……死ね…消えろ……鬱陶しい…ねん…新人にも……心配……かけて……しもて……ごめんなあ…酒も……やめなあかんのに、なあ……」


お酒が回りすぎて意識が遠のく。


「…………ほんまに山田……死んでくれ…頼むわ…………あ、それより、資料…できて、ない……………………」


それだけ言って寝てしまったのだ。


「……さん、鍵山さん〜?お〜い、鍵山さ〜ん」


「……あ…?」


「あ〜やっと起きた〜今日僕鍵開ける担当やったから早く来たんですけど、開けた瞬間酒臭すぎてびっくりですよ〜」


どうやら新人が起こしてくれたらしい。


「……!?資料!できてへん!!」


「うえぇ〜!?まず起きて先に心配するのが資料ですか〜!?」


「あ、当たり前やろ!やば、部長にシバかれる……!」


「それよりオフィス内でお酒飲んでることの方がヤバいですよ〜バレたらクビですよ〜!?」


「……あ。」


「僕は誰にも言いませんよ〜換気扇もフルで回して匂いももう大丈夫です〜」


「ほ、ほんまにありがとう……今度飯でも奢るわ…」


「わ〜!ほんまですか〜?やった〜!」


と呑気に新人と話していると、廊下からバタバタと騒がしい足音が聞こえてきた。


「はぁ…はぁ……大変です…大変です……!!!」


雰囲気的に上の人らしき女性がかなり焦った様子で話しかけてきた。


「え、な、なに?どないしはったんです?」


「山田部長が……今病院で、持病の心臓病でお亡くなりになりました……!」


「は?」

「え〜!?」


その瞬間、鍵山の脳裏によぎったこと。


『一連の流れを振り返ってみると、山田の言動にイラッとして、山田に対してこうなってしまえ!と口に出すとそれが朝辺りには現実になっている。』


「あ、あ、ああ、あ、あ……!!」


「せ、先輩〜!?急になんですか〜!?どうしたんですか〜!?」


大急ぎでトイレに駆け込む。

新人が自分のことを呼んでいる声がするが、もう構ってられない。


おぇぇぇ……っ!!!!


大量に涙混じりの嘔吐をした。


「はぁ……っ、はぁ…!俺のせいや、俺のせいや……っ!俺が、俺が死ねなんか言うたから……!部長は死んだんや……!なんちゅうバチ当たりなことしたんや!はぁ……はぁ……う"っ、おえ……っ!はぁ、はぁ……何してんねん俺……!こんな俺がこの世で一番嫌いや……!!俺こそ死ぬべきや、死ねよ、死んでまえよ、はよ消えろ……!!」


トイレから出た後、オフィスから飛び出した。


「はぁ…はぁ……!はぁ、はぁ……」


必死に走って家に帰ろうとした。


必死すぎて、この世界の音が、鍵山には聴こえていなかった。


そう、なに一つ。聴こえていなかったのだ。


トラックのけたたましいクラクションにも気づかなかった。


背中に強い衝撃が走って、倒れ込んだときにはもう遅かった。


数日後。


「続いてのニュースです。男性がトラックにはねられ、死亡しました。司法解剖の結果、飲酒によるアルコール中毒が原因と思われます。」

いかがでしたか!ここまで読んでくださって本当に本当にありがとうございました!暇つぶしでササッと書いたやつなので設定とか曖昧で訳分からなかったですよね、すみません……

もっともっとおもしろい作品書けるように頑張ります!!!

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