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天秤

ヤギ飼いの知人は、ヤギたちは年に1度出産して2匹くらいの子供を生み、それを里親で出しているといっていた。去勢はしていないからどんどん生んでしまうのだ。しかも里親募集にはいつも20人くらいの募集があるというのだから驚いた。最近は猫の譲渡会でも苦戦しているというのに。おそらく希望者たちは庭の除草の為に、欲しいのだろう。一つの役目がある動物は、それなりの需要があるものなのだ。人は得てして、メリットとデメリットを天秤にかける。それは、精神的メリットなのか、実務的メリットなのかのどちらかだ。動物の場合、とりわけ愛玩動物に関しては圧倒的に精神的メリットが存在した。癒しとかですね。

しかし昨今、ペットにお金をかけだした。家族とか言ってね。そうなることで、ペットにはお金がかかるというラベルが付いた。さらに飼育方法が判明すればするほど手間がかかることも知ってしまった。つまり面倒くさいことが増えたのだ。そうなってくると癒しなどのメリットはだんだん天秤を浮かしてくる。遂には面倒くさいとかお金がかかるとか高齢化の理由で動物を飼育する人の数も減っていき、愛玩動物(主に犬や猫)を飼う事は珍しいものになるかもしれない。現在はまだ動物と触れ合うのは子供の体験として良いとか言われていますが、いずれは生き物とのふれあいは大切だ、など一切言われなくなるかもしれませんね。特に日本は、バイ菌とか感染症とかウイルスとかの反応が早いですし、他の興味を引くようなものもさらに沢山出てくるでしょうから。目障りな害獣はどんどん殺され、他種に対する関心も薄れていくでしょう。

反対に実務的メリットのある動物は重宝され続けると思います。馬は人を興奮させてくれるし、家畜は命を提供してくれる。ペットの犬は廃れても使役犬は活躍するでしょう。そう考えてみると、人間至上主義の傲慢さと、ピラミッドの頂点に君臨する無慈悲な王の存在を感じるわけです。

いつかこの王を討伐する勇者は現れるのでしょうかね?

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