良い本読んだ
飛行機内は中々寝れないこともあり、読書時間として過ごす習慣になっている。今回呼んだのは、伊坂幸太郎氏の「夜の国のクーパー」というファンタジーチックな作品。だいぶ前の作品だが私にとっては最新だ。私は今まで、企業ものの小説を中心に読むことが多かった。伊坂氏は読書好きの知り合いに進められて今作が2作目の読了となる。「猫と話す」というなんとも羨ましい設定からスタートし、徐々にその猫を信じていき最後は協力してみたいな流れ。
この小説が良いと思ったのは、私が日頃考えていたり、書いてきたことが、ふんだんに使われており、物語という分かり易い喩えで訴えている点だ。カントの言葉が出てきたり、猫たちの会話の素朴な「問い」、言われたことをなんでも信じずに疑い、最後は自分で決断する。など。非常に良かったです。
以前「動物と話す」というエッセイを書いたが、あそこでは飼育動物の話など不満などの馬事雑言だらけと締めくくり、かえって話せない方が好都合だと言いました。「夜の国のクーパー」を読んでいると、利害関係が無ければ、動物たちと話すのも面白いのかもしれないと感じた。もしそうなったら、今の社会そのものが覆るほどの変化があるだろうな。
私のベットの上はいつも2匹の猫が転がっている。私が横になるとその内の一匹は必ず私の腕枕で寝る。そんな時いろいろ話せたらどんなに面白いだろう。話が盛り上がって寝られなくなるかもしれないし、2匹目の猫も参戦してくるかもしれない。この小説は読了後でもそんなことまで考えて楽しめる小説なのだ。ぜひ!




