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ベトナムの青い空

私は10年前から日本とベトナムの2拠点生活をしている。今から5年ほど前になるが、保護猫2匹をお迎えした。当時、ベトナム人と2人でマンションに住んでおり、1匹づつという感じでお迎えしたのである。私はどちらかというと、自称「犬派」。猫は初めて飼う動物でした。初めは犬との性格の違いに、毎日が発見の連続でした。徐々に慣れてくると、たまにすり寄って来たり、触れても逃げなくなり、同時に私の「育愛」も育ってきて「かわいい」と思うようになりました。あれだけ「犬派」と言っていたのは、単に猫を知らなかっただけで、不平等なジャッジをしていただけでした。よく観察していると、猫ってのは、自己の揺ぎ無い世界観を持っているように思う。あらゆる場面でも、自己の行動を最優先し、実に優雅に過ごしているように見える。何というか時間がゆっくり、ゆったり過ぎている感じですかね。そんな様子を見ていると、自分もそんな過ごし方をしてみたいと思うわけです。でもなかなかできませんねぇ。人間は時間に追われすぎていることが良く分かります。でも本当に必要な物、重要な事柄に追われているのでしょうかね?実は、別段放っておいても問題ない事もかなり多いのではないでしょうか。巷では猫が大人気です。世間の人々も猫的な生活に憧れているのでしょう。

 あれから5年経ちました。2匹とも病気せず、育ってくれました。今は私の部屋で2匹一緒に暮らしています。私の不在時もスタッフがキチンとお世話をしてくれています。日本からお土産を持ってきても殆ど興味を示してくれません。それでも良いのです。私は、猫を通して、「許す」という事を教わった気がします。

物を倒そうが、落そうが、破こうが、壊そうが特になんとも思わなくなりました。これは日本の動物たちに対しても同じです。「愛」とは「許すこと」という事と聞いたことがあります。だとすると私は動物たちを「愛している」と言えるでしょう。嬉しいことです。

ベトナムは今日も快晴です。二匹の猫は窓の外を眺めながら、何を思うのでしょうか?

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