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大人の教養、大人の役割

テレビでウサギの生態の紹介をしていた。縄張り意識が強い、歯が伸び続ける等があったが、最後に食糞を紹介していた際には、出演者は皆、驚いていた。ウサギ飼いなら当然の常識なのだが、一般的には知られていないらしい。飼育頭数も、哺乳類なら猫、犬の次くらいに来るのではないかな?そんな半一般的になったウサギも、生態の知識となればまだまだなわけだ。

知識と言えば、イベントに行くといつも思うのだが、大人は、というか親は子供に動物を触らせたがる。なぜだ?子供が怖がっても、面白がって触らせたがる。なぜだ? で、当の親の触れ方が一番なっちゃいない!なぜだ?

親も良く知らない事を子供に体験させたがる。なぜだ?

 私は多少古い人間との自覚はある。あえて言うと、子供ってのは何でも出来る大人を凄いと思い憧れる。裏を返せば、親は自身の得意なものだけを子供に披露すればよいのだ。そもそも何でも出来る凄い大人なんて存在しないのだから。演じれば良いのだ。だから思う、子供に動物を触れる体験をさせたいならば、まず親が勉強すべきではないかな?私らみたいな者から、子供と一緒に注意されていてはいけないのである。

今の時代、大人の学びなんかが流行っているようだ。ピアノだったり、ギターだったり、市民講座だったり、大学通学だったり。多くは若き頃の夢をもう一度的な感覚だろう。けれども、身近な生き物なんかを知ったり、愛でることも悪くはない。その辺りの教養が身に付けばただの散歩でも、ずいぶん遊べるようになるからだ。

前出のなぜだ?についての回答は実は簡単だ。自分より弱く、そしてかわいい子供という生き物が怯え、戸惑う姿を見ることが生物的強者として快感なだけだ。赤ちゃんを見ればその頬をつつき、軽くつねるのと同じ。要はいじめたいのだ。その証拠に、子供が怯えれば怯えるほど、戸惑えば戸惑うほど、親はもちろん周りの大人たちはたちまち笑顔になる。周りの子供たちはつられて怯え、戸惑うのである。

私を含めた大人たちよ、教養ってのは案外大事なんだよ。




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