見つめるという対話
「目は口程に物を言う」。これ本当にその通りだといつも思う。動物たちの目を見ていると、なんとなくだが、今現在の気持ちが推測できそうな気がするのである。特に大動物(馬や牛等)の目はとても優しく、思慮深く見え、どことなく哀愁漂うのだ。デコポンの目も一応思慮深く見えるが、彼の場合は、そう見えているだけかもしれない(笑)。ニワトリもウサギもモルモットもヘビもカメも、じっと目を見ていると、リラックスしているのか、緊張しているのかが分かるような気がする。ではなぜ分かった気がするのかと言うと、私の方も分ろうとするからだ。今、彼らがどんな気持ちなのか知りたいと思うからだ。だから実は半分は、自分の都合のいいように解釈して分かった気になっているだけなのである。まぁよく考えてみると、意思の疎通が出来ない者同志、当然のことで仕方のないことだ。
昔、テレビで動物と話せるという外国の女性を観たことがあった。今生きている犬を前にして、その家族に犬が思っていることを伝えたり、亡くなった犬の写真を見ながら、その犬の思いを家族に伝えたりしていた。そういう人たちのことをアニマルコミュニケーターというらしい。今もそれをご職業として活躍されている方もいるらしいです。素晴らしいと思う反面、悪く言う事が一度もなかったのと感動ワードを連発することだけは気になった。いくら可愛がられても嫌なこと一つくらいはあっただろうに。かく言う私も一度だけアニマルコミュニケーターさんに観ていただいたことがある。その方は女性の外国人の方で、先ほどのテレビに出ていた女性の弟子だったそうだ。犬を飼い始めて間もなくのことであったが、その女性は10年くらい一緒にいなければ出ないような感動ワードを立て続けに繰り出し、妻を感動させ、20分で2万円の代金を支払ったのである。その時からどうもこの手の話には・・・となった。
動物が自分の事をどう思うかなんて分からないのだから、分かりっこないのだから、言葉で理解しようなどと思ってはいけない。目やしぐさ、行動などをじっとよく見て自分自身で考えることが重要なのだ。言葉に頼ってはいけないのだ。子供たちがウサギと触れ合おうとしている際に、ただ触りたいだけで、追いかけまわす子供がいる。反対にじっと観察して、疲れているみたいだから触るの止めておこうという子供もいる。どちらかと言えばじっと観察して、自分なりの判断をする子供が増えてほしいと思うのである。
だって動物たちの方だって様々な方法で私たちに気持ちを伝えるサインを送っているかもしれないから。それを見逃したらもったいないじゃないか!




