推しの姿
何年か前に観たテレビ番組で、動物園の歩き方みたいなのをやっていました。来園者は、興味のない動物の前は数秒で通り過ぎ、好きな動物でも2分位の観察時間だったそうです。そこで、如何にしたら滞在時間を長く出来るかみたいな事を考えていました。おそらく多くの来園者は、動物園に行くという行為そのものを目的としており、そこで何かを食べ、何かを飲み、写真を撮り、空き時間に動物を見る。という感じではないかなと思う。この前、水族館に行ったし、映画も観たし、キャンプも行ったし・・・じゃぁ久しぶりに動物園でも行く?みたいな。そんなプラっと来た人たちも思わず長居してしまうのは、「自分だけのかわいいを探す」ことだそうです。例えば、「おしりがかわいい」「しっぽがかわいい」「寝姿が癒される」。もっと言うと、「まばたきの瞬間が魅かれる」「横たわりから立ち上がる時に野生を感じる」とか、そんなんで良いのです。そうすると、おしり向けての寝姿は、むしろ喜んで見ていられるし、瞬きするまでずっと待つことも楽しい時間です。結果、おのずと滞在時間が増えたそうです。
私は、動物の水を飲む姿がたまらなく好きです。「命の水」って言葉があるように、まさに命を体内に取り込んでるように見え、生命の尊さを実感するのです。鳥たちは水を飲む瞬間に上を向き、体内に流し込んでいます。犬や猫たちは舌を上手に使い飲んでいます。デコポンは大きなバケツに顔を突っ込み掃除機みたいに水を吸いながら飲んでいます。それぞれのスタイルで命を取り込んでいるわけです。その瞬間を見られる、立ち会えることは私にとって至福の時間となります。
最近は、寝ている猫の無造作にほっぽり出した短い足に魅力を感じます。ピンと伸ばしたり、折りたたんで寝ていたり。こんなにも無防備に安心して寝ているのだと思うと、共に過ごしてきた時間が愛おしいものに思えてくるのです。
もし、あなたの家に何かペットがいるのなら、「自分だけのかわいい」を探してみてはいかがですか?きっと更に彼らとの絆が深まると思いますよ。




