好きなものは何ですか?
動物が好きです。そういう人は多い。動物イベントに来る人は、もちろん好きだから遊びに来るのだが、好きという割には触り方を知らなかったり、モルモットみてウサギと言ったりする。そんなのを見ていると、何番目の好きなのかなと思う。たぶん100番目くらいか、もしかしたら嫌いではないくらいなのか。
もちろんダントツ1番の人も来る。そんな人はすぐわかる。その違いは動物の事を優先する行動だ。無理やり抱っこしようとせず、状況によって触らなかったり、怖がらせないように気を付けたり。そして絶対する行動が「話しかける」。これ本当の動物好き人間絶対やる。「お仕事頑張ってるのえらいね」とか「かわいいね」とか。
好きな事って自然とそれについて学びたくなるし、知りたくなる。だからいろいろな場所に行くし、そこで共通の好きを持つ人と知り合いその輪が広がる、そして益々好きになりさらに詳しくなっていく。
これを私は「無限好転」と呼んでいる。これがさらに進むと善意の狂気となる。イコール「幸せ」な状態になるのだ。この状態を「到達の境地」と呼んでいる。
でも悲しいかな、「好き」なことが沢山ある人でもこの「無限好転」からの「到達の境地」に行く人は非常に少ない。なぜかと言うと、やれることが目の前に沢山ありすぎるから。好きなことが沢山ありすぎて突き抜けた「好き」が出てきづらい。
選択は豊かさだ。しかしその豊かさが、時には幸せを奪うのである。
豊かではない国でもたくさんの幸せがあるが、豊かな国は、幸せを探している人が多い。
先進国とは豊かな国ともいえる。そこに住む我々は、このことを理解しないと生涯幸せにはなれないのかもしれない。
動物たちの「好き」と言えばもちろん「ごはん」である。デコポンは今日も楽しそうに無心で夢中で草を食んでいる。その姿を見ているだけでこちらの気持ちもホッコリしてくる。
素朴な動物たちは「好き」を一点集中で貫き、幸せをふりまいている。そんな風に私には見えるのである。




