ある晴れた日の出来事たち
良く晴れた日に成るのは、何故なんだろう。
雨の降る日も有る。
曇りの日も有る。
そして、今日は、何故、晴れているのだろう。
ベンチから、足を伸ばして、空を仰ぎ見る。
その隣には、折り鶴を、不思議そうに、眺めるリーレイス・サリーが居る。
今日あげた、飴玉の、包み紙で、作り上げた小さな折り鶴。
その視線は、まるで、魔法を見るような、好奇心に、あふれていた。
「気に入ったかしら?」
「うん。かわいい」
沈黙の時間。
でも、満ち足りた時間。
何故そうするのだろう。
沈黙に違和感はなく、心地よくすら有る。
その様子を見ているだけで満ち足りてくる。
私は、次の折り鶴を、折り始める。
たちまち作り上げた、それを、手の平に乗せて、息を吹きかける。
ゆらゆらと、ゆれながら、道に、コロリと落ちる。
それを、驚いたように、見送るリーレイス・サリー。
その落ちた折り鶴を、拾い上げて、彼女も、息を吹きかける。
意味など無い。そして、それを、繰り返す。それは、まるで無限に続く何かの様に、繰り返し終わる様子を見せない。
風が気まぐれに、折り鶴を、吹き飛ばす。それを追いかける。
終わりなど考えもしない。そんな時間。
草原に立っていた。
花など無い。
その真ん中に陣取って、草冠を作り出す。
その後に、森の傍らに、咲く、小さな花々を、草冠に、射していく。
ゴマ粒のような花。指先にも、成らないような小さな花。
森に隠れている、様々な花たちを、見つけては、花を刺していく。
鮮やかとは言えない、ひっそりとした花冠の、出来上がりだ。
それを、リーレイス・サリーの、頭に、乗せてあげた。
ご機嫌な彼女は、くるりと、回って見せた。
その草冠に、射された分だけ、新しい花を、知った。
それを、彼女は、一生忘れないだろう。
ある日は、雨で、ずぶ濡れに成った。
突然の雨は、予想が出来ない。
幸い、雨はすぐに止んだ。
彼女の好奇心は、直ぐに、別の何かを、探し出した。
ああ、早く服が乾くと良いなぁ。




