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乙女ゲームの、ヒロインに成ったので、悪女狩り始めます。  作者: てて
風のようにゆきましょう
7/14

復活の、・・・・・・・・

何やかんやで、数日後。

リナ・エバンス伯爵令嬢様が、放課後に、お出ましあらせ参らせまされました。

「あなたのせいで、バール様に、恥ずかしい姿を、見られたでわないですか」

赤ら顔で、怒っている姿は、むしろ可愛いぐらいで、破壊力ゼロです。

いや、これは、むしろ、私の方に、問題があるのか。

多少は、伯爵様に、恐れおののくべきなのか。

どうやら、件の、件で、すっかり落ち込み、ふさぎ込んでいたようなのだが、やっと、復活のようだ。

「恥ずかしかったんですか?」

私の気の抜けた、問いかけに、ご令嬢様は。

「恥ずかしかったですって。それは、その、あの・・・・・」

乙女心は、複雑なようだ。

俯きかけた気持ちを、何とか立て直して、再び声に出す。

「そんなこっ・・・・・・っ」

イントネーションからすると、「そんな事は、どうでも良い」と、言いそうになったけど、途中で、どうでも良い事では、無い事に、気が付いたようで、頬に薄紅を、射しながら、ワナワナしてる。

この状態を、見ているのは、楽しむべきなのか、憐れむべきなのか、判断に困るな。

「とにかく、全部あなたが悪いのですわ」

 出ましたね、乙女系、超展開。

私は、ニッコリと、笑って見せた。

「そうなのですね。では、どこが、どのように、何が、よろしく無かったかを、愚鈍な、わたくしめに、委細詳細に、包み隠さずに、全て、問いただして頂けるのですね」

 長口上に、一瞬思考が、追いつけずに、ポカンとしてから、一気に理解したようで、思考が混乱して、押し黙ってしまう。

「委細詳細にって、・・・・・・・・」

 混乱し、唖然として、呆れていると言った状態のようです。

「なるだけ長く、お話しいただけますか」

 我ながら、この時は、実に晴れやかな笑顔で言えたと思う。

「だっ、だから、あなたが、貴族に対しての、礼節を欠いた行為が、問題たと言うのです」

「わかりました。わたくしめが、礼節に欠けたと言う事ですね。ですが、何故それで、リナ様が、恥ずかしい思いを、するはめになったのですか」

 ルーチンワークと、論点ずらしは、許しません。

あなたの想い、えぐり出して差し上げましょう。

「それは、、、・・・・。それは、、・・・。それは、・・・・・。それは、・。」

 一つ一つのイントネーションの、違う、「それは」の、連続は、お嬢様の心情が、手に取るようにわかってしまう。

「それ・・・・・」

「差し出がましい事ですが。わたくしめから、お言葉を、差し出させていただきましても、よろしいでしょうか」

「えっ・・・・・・っ」

 思っても強いない事に、思考が停止したようだ。

「それは、例えば、バール様の事の様な・」

そこまで言うと、突然、言葉を、遮り口を、挟んできたリナ様。

「あなた、・・・・・・。あなた、何を、言っているの」

 言葉より、色に出りけり何とやら。

クラスの何人かが、どんよりとした視線を、リナ様に、送っている。

察しの良い、人間なら、その仕草で、だいたいの事は、理解しているようだ。

でも、本人は、これでも隠しているつもりのようだ。

「あら、わたくしは、何か、良く無い事でも、申し上げたでしょうか」

「よく無い事って、よくないことて、・・・・・」

 言い返せないのか、目眩がするように、言葉を、繰り返す。

だが、私の、満足げな微笑みが、気に障ったのか、正気を取り戻す。

「とにかく、あなたが、これ以上、無礼を、働くようならば、只では、すまさなくってよ」

 そろそろ、引き際かな。

世の中には、どうでも良い事が、結構ある。

その、どうでも良い事を、これからしよう。

私は、立ち上がり、リナ・エバンス伯爵令嬢様の、前に立った。

少し膝を、屈めて、首を垂れる。

そして、その文句を、口にする。

「解りました。これから先、決して、あなた様に対して、無礼なまねを、決してしないと、お誓いします。もし、それを破るようなことが有ったのなら、どのような罰も、甘受する事を、宣言いいたします」

この言葉に、二の句が継げ無いリナ様。

あまりにも、意外だったのだろう。

「よろしいでしょうか、エバンス様」

 少し困惑気味に、答える。

舌足らずな言い回しで。

「ええ、良くってよ」

 また少し、混乱しているようだ。

「それでは、失礼いたします」

 私は、何事もなかったように、普通に、教室を、出て行った。

そう、何気ない、ただ、それだけの事。









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冬眠から、復活です。

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