5 魔法
「しゃべれるようになって、最初に言うことが、それか?」
「気になったんでね」
ローブを上げると顔が現れる、ただ、左の目尻から顎にかけて、ひびが入っている。
「反論しないんだな」
「おまえの魔力の成長具合からしたら、あまり意味がない」
確かに魔力の流れが、生物にしては変だったし、ウッドマンに似ていたから、鎌をかけたんだけど
「ずいぶん綺麗な顔だな」
「ありがとう。これは、素顔がモデルだ、だが数千年も前の話だがな」
「えっ!かなり年上だな、しかし、よくそんなことまで話す気になったな」
「誰かと話すのは数百年ぶりだ、つい口も軽くなる」
その日は、この世界の生活やは歴史を雑談を交えながら教わった。
ちなみに、まだ鳥カゴの中だ。いつごろ出られるか聞いたら、きちんと魔法を覚えたら、出してもらえるとのこと、実は鳥カゴも魔道具で、魔力の発散を抑えているそうだ。
明日からは、魔法や魔力の使い方を教えてくれるそうだ。
ユベルは、ダンジョン最深部の部屋に来ていた。
部屋の中央には、長方形の箱があり、周りには幾つかの魔道具があり、淡く光っている。
ユベルは、箱の前に立つと語りかけた。
「あいつに、私の知識を叩き込もうと思う、それが、どんな結果になるかは、わからない。例えどんな結末を抑えようと対してかわりないだろう」
そして、中空を見つめ、ため息をはくように
「この、神のいなくなった世界に」
「私には、時間がない」
ユベルから教えを受ける。さすがに、鳥カゴから、出してくれた。気分もいいから「師匠と呼ぼうか?」と言ったら、やめろと言われた、雰囲気から、師匠というものに何かあるのだろう。
その日から、今までがなんだったのかというほど、スパルタになった!?
まず、いきなり精神魔法を覚えろ!と言う、基本的な魔法じゃないのか聞いたら
「魔法は、まず落ち着き冷静に、使う必要がある。慌てたり焦って使うと、どんな弊害があるか、わからないからな、特におまえは、魔力の塊だからな、それに魔力操作の基本は、できてる」
とのこと、俺の魔力操作は、かなり精密に出来ているらしい。
でも、魔力の塊の俺のチートが、魔力操作だけって、‥ショボくね?
精神魔法は、相手に対する精神攻撃や自分の精神を強化だけではなく、自身が相手に好意を持たれるように常に魔法を発動することが大事だと言うから「詐欺師みて~」と言ったら、殴られた。
魔力体を殴るとは、さすがユベル!
ちなみに、蟻に使った魔法は、洗脳に近い隷属魔法だったそうだ。ヤバくね?
魔法とは、環境や創造力も大事だ。
砂漠で、水魔法や水中での火魔法など、環境によって魔力を多く使う。
「おまえが、森の中で、魔蟲相手に火魔法を使うのも悪い例だ」と言われた。
指摘されても何も言えない、確かに慌てていた。
実はあのとき、ユベルが、火の始末をしてくれたそうだ。ホントすまんです。
ついでに、俺に関して教えてもらったが、
そもそも微精霊には明確な知性や意志は、ほぼないらしい、だから正直わからないが、見かけとは、まったく別ものだとか。
魔力も強くなってきたから、あのままでは、鳥カゴが壊れそうだから、俺を出したようだ。あの鳥カゴ、意外に高性能な魔道具で、壊すのは、もったいなかったそうだ。
俺の魔法は、苦手もあるが、だいたい使えるらしい、適性があるのが精霊魔法、空間魔法、精神魔法だそうで、その次が、創造魔法だ。 個人的には、錬金術にも興味がある。
精霊魔法は、自分が精霊に近いというものあるので、周りから魔力を少しずつ集めて魔法を使うことが出来る。なるほど、ドレインが使えたわけだ。
空間魔法だが、どうやら異空間に入ることもできるらしい。精霊ってスゲェ!
アイテムボックスも使えそうだ。
精神魔法は、自分や敵にも使える。
創造魔法は、ちょっと厄介だけど、ウッドマンには興味ある。
俺も、身体が欲しいな、