月が照らした彼女の顔
起きてから、少し落ち着いた。
汗だくで、気持ち悪いので服を着替え直す。
着替え終えて気がついた。縁側に誰かの影が見えることに。
誰か起きてる。でもここから見えない。だから声をかけてみる。
「なぁ、そこ、誰いるの」
「え。お前、起きてたのか。」
声からして、魔理沙のようだ。
俺は魔理沙の横に座った。
「俺は変な夢で起きた。魔理沙はどうしたんだ?」
「別になんでもない...」
しばらく無言が続いていく。どうすればいいのかわからず、話しかけることができない。そんな無言が続く中魔理沙が言った。
「お前、好きなやつっているか?」
あーなんとなぁくわかったわぁ
「いや別に、俺はいないかな。魔理沙は?」
「ふぇぇ?!い、いないよ///////」
わかりやすいなぁ。顔めっちゃ赤いし。
「魔理沙さ、霊夢のこと好きか?」
「それは、どういう意図で」
「俺は、別にいいと思う。幻想郷じゃ、自由なんだろ?俺の住んでたところでは否定されてる。」
「そっか。サンキュ、頑張るよ」
また、無言が続く。俺は魔理沙の横顔を見た。綺麗だった。スッキリしてた。月のように優しい顔。
「さぁて、そろそろ寝るか」
俺はそう言って、部屋に戻った。