ep.3
音楽室....
そこで公平は固まっていた。そして重い口を開き
「パードゥン?」
「だから、男だって!」 ハルキは答えた。
ピアノの前に座っていた女の子みたいな男子は椎名薫。彼は女の子みたいな顔で結構クラスで有名だった。
「あの〜。僕に何か用ですか?」
薫が僕達に話しかけてきた。声が高くより女の子みたいだった。
「あのさ〜、僕達と一緒にバンドしない?軽音部として。実は、コイツが君のピアノを聴いてさぁ。・・・おい!公平!」
「んあ?」
公平はショックが大きいのか、気の抜けた返事がかえってきた。ダメだコイツ。
「え、僕が?」
「そう、君が。」
「うーん、どうしよう。」
「その顔で男・・・もったいねぇ〜。」
まだ言ってる。今度もダメかなぁ。と思ったが返ってきた返事は
「うん、いいけど・・・。」意外や意外前向きな返答。
「えっ、マジ?」
「でも多分後悔するよ・・・僕いじ」
「えっ、入ってくれるの!」ワンテンポずれて復活した公平が言った。
「うん、でも・・・」
「やったーーー!キーボード確保!あと一人ベースじゃー!」
嬉しさのあまりはしゃぎまくる公平。
「じゃ君、薫だっけ?明日から軽音部な。そんでもって、部作るために勧誘な。よーし、ヤル気出てきた。今から勧誘じゃーーー!」とハイテンションで音楽室を出て走ってった公平。音楽室は2人だけになった。
「ところで薫くん。」
「薫でいいよ。なに?」
「さっき何か言い掛けてなかった?後悔とかいじとか。」
薫の顔が暗くなった。そして
「いや、何でもない。」
とボソッとつぶやいた。




