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ep.2

「よし、まずは勧誘からだな。」

放課後話し合いの結果まずは、メンバーがいなきゃ始まらないということでメンバー集めをする事になった。

「どうやって集める?」

「ふふふっ。ハルキ。オレに良い考えがあるぜ!」

「へぇ、どんな?」

「名付けて『片っ端から誘っちゃう?うん。そうしよう(今ならうんまい棒付)』大作戦だ。どーだ、オレの完璧な計画。」

そうだった、こいつは生粋の馬鹿だった。期待したのが間違いだった。

「そんなの計画でも何でなくて、ただの行き当たりばったりだろがーー!!」

ハルキは今にも殴りかかる勢いだ。

「ちょっと待ったー!!」

公平は慌てて止めた。

「そ、そんなこと言われたって、やっぱり勧誘しかないだろ?」

「それもそうだな。」

ハルキは冷静に考え上げてた拳を下ろした。それを見てほっと胸をなでおろす公平。

「そうと、決れば早速勧誘だな。」

「よし、じゃオレは勧誘の為のうんまい棒買ってくるぜぇ!。」

「オイ!勧誘行け!」


それから1週間後・・・

夕日に染まる屋上に2人の姿があった。

「はぁ、全然駄目だ。誰一人入ってくれなかった〜」 「あぁ、(ショリ)まったくだ。(ショリ)皆野球やらサッカーやら(ショリ)誰も話しすら聞いてくれねぇ。」 「お前なにさっきからショリショリショリショリとうんまい棒食ってんだよ!」 「まあまあ、そんなカリカリせんとハルちゃん。あんたもうんまい棒お食べ。」公平がうんまい(コンポタ)を差し出す。

「うわー、ありがとうおばあちゃん。って食うか〜!駄目だ。怒り過ぎてノリ突っ込みしてしまった。」

落ち着け、僕。ハルキは冷静になろうと努力した。

「あ、そういえば。」

はっと、思い出したように言った。

「この前音楽の授業の時、オレ先生から頼まれてて鍵開けに早く行っただろ?」 「あぁ〜。」

公平はこういうやだが、なぜだかクラスのヤツ等に人気がある。そのせいもあってか、学級委員長に選ばれた。ホントこんなヤツを選ぶなんて。

「その時さぁ、扉開いててそこにピアノを弾いてる女子が居たんだよ。」

「へぇ、じゃあさ。その女子をキーボードに・・・」 「その子がまた可愛いくて可愛いくて。」

公平の顔がムカつくほどにやけてる。こいつ本気で軽音部作る気あんのか?

「おい、公平。」

「あ〜ん?」

あ〜ん?ってこいつ(怒)

「その可愛い女子とやらをキーボードに誘ってみたらどうだ?」

「そりゃ、真っ先に誘ったさ。オレと付き合って下さいって。そうしたら彼女逃げちゃって。」

「いやいや違うだろ!軽音部に誘うんだよ!っつーか、なに初対面で告ってんの?」

「そうか、ナイスアイディア!彼女を誘ってみればいいんだ。よし、早速音楽室行ってみよう。」

「え、今から?」

「あぁ、いつも音楽室からピアノの音色が聞こえてるから多分居ると思うぜ。」という公平の言葉を信じて音楽室に向かった。 


音楽室前....

「あっ、ホントだ。」

音楽室からピアノの音色が聞こえてくる。

「だろ?しかも・・・」 

「あぁ、とても上手い。」

僕はあまりピアノには詳しいくないが、確かに美しい音色が音楽室から聞こえてくる。

「よし、いくぞ。」

公平が音楽室の扉を開けた。すると、確かにピアノの前に髪の長い人影が座っていた。

「たのもぉー!」

ピタッ。ピアノの音色が止まると同時に人影がこっちをむいた。

「おい、たのもぉーって道場破りじゃないんだから・・・あれ?」

ハルキはその人影に目を凝らした。

ん?んんっ?まさか。

「ヘイ、そこの彼女。オレと付き合・・じゃなかった、軽音部はいらない?」

「お〜い、この馬鹿野郎。そいつは確かに女っぽいけど、男だぞー。」

公平がぎこちない動きで振り返る。そして叫んだ。

「なんですとー!!」


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