ep,14
間が空いてしまってホントすいません。 短いですがどうぞ。
梅雨が明け、乾いた風が夏の訪れをつげる。
ハルキ達軽音部のメンバーはテストが終わり、やっと練習が始まった。
「今思えばさぁー、軽音部作って3ヶ月ほぼ楽器弾いてなかったんだよな。」
ハルキがギターのチューニングをしながらふと呟いた。
「そうだよな。念願の練習が〜!」
公平が体をウズウズさせながら手首を回している。
「ま、あたしは家でベース弾いてたけど。・・・おかげで成績ヤバイ・・・はぁ。」
どうやら咲は相当テストのできが悪かったようだ。
「ねぇ、ところでさぁ。」
薫はある重大な事に気付いた。
「何の曲やるの?」
三人はハッと顔を見合せた。そうだ、まだ肝心な事を決めてなかったのだ。
「じゃあさ邦楽?洋楽?」
「ロックってったら洋楽よね?」
「オレさだまさしがいい。」
「僕は何でもいいよ。」
「グリーンデイとかグッドシャーロットとかオフスプリングスとかオレやりたい。」「それもいいけどボンジョビがあたしはいいな。」
「僕はビートルズ。」
「だからさだまさしだって。それか井上陽水。」
「あー、ボンジョビとかビートルズねぇ。うーん、どうしようか。」
「お前らリバーサイドなめんなよ!味噌汁つかねぇんだぞ。」
『お前は黙っとけ!!』
しゅんとした公平をしりめに三人は話を進める。はみ出された公平がふと棚の整理した段ボールの中からとある楽譜を見つけた。
「なんだこれ?」
ふと手に取ると゛サマーデイズ゛と書いてある。
「サマーデイズ?何の曲だこれ。ん、なになに?作詞作曲・・・山本・・これって!?」
その曲はなんと前の軽音部が作ったオリジナル曲だった。「オイ、お前ら。なんか楽譜見つけた・・・」
『だから黙って・・・ん?楽譜?』
思わず言いかけた言葉を引っ込め、3人は楽譜を持った公平の元へ集まった。
「ほら、この楽譜。たぶんっつーか、絶対前の軽音部の人たちのオリジナルだぜ。」
「ホントだ。どれどれ。」
ハルキはその楽譜を見たが、実際のところ楽譜を読むのは苦手だ。
「うーん、無理だ。薫パス。」
そういって薫に渡した。そして薫はまじまじとその楽譜を見ていた。
「・・・うん。やっぱり。」薫はうなずいた。
「何がやっぱりなの?」
咲が尋ねる。
「この前みんなでビデオみたでしょ?前の軽音部の。この楽譜、たぶんその時の演奏してたやつだよ。」
『えー!』
プレハブ内は驚きに満たされていた。
「あの曲コピーじゃないのかよ。すげーな、前の軽音部。」
「他にも楽譜無いかな?」
「なんかまだあるみたいだぞ。」
公平が段ボールに入っていた他の楽譜を取り上げた。
「えーっと゛エブリデイズ゛゛スカイデイズ゛゛ブラックデイズ゛゛ザ デイズ゛・・・タイトルデイズばっかだな。」
「でも、タイトルは別として中身は確かだよ。」
「なぁ、これもやらないか?」 ハルキの提案に3人は
「いいよ」
「いいけど」
「いいぜ」
と満場一致。
こうして、とりあえずやる曲を決めた軽音部だった。
コメントや評価お願いします。




