ep.0
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春風が心地良い。入学式を終えて初の登校日、僕は期待を胸を膨らせていた。がその期待は即潰された。
「おーい、ハルキくーん。待って〜。ねぇ、ちょ、ちょっと待って。立ちこぎしないでー」 「何?」
「なぁオレと一緒に軽音部入ろうぜ!」
「イヤ、生理的に無理。」
「まあまあ、そういわず幼なじみだろ」
僕は松田ハルキ(15)でこいつは幼なじみの田宮公平。私立大青高校に通っている。そんなごく普通の少年がバカなヤツになぜつきまとわれているかというと、
「なぁなぁ、バンドやって女子にモテようぜー。」
という下心満載の友の気まぐれなのだ。
「何で僕がやんなきゃいけないんだよ」
「だって幼なじみだし、お前リコーダー吹けるじゃん」 「お前の楽器出来る基準リコーダーかよっ!!」
「冗談だよw、だってギターできんじゃん」
「できるってもそんな上手くないし、だいたいバンドって二人じゃ無理じゃん」
「「そこは、ねぇ、なにかしらしてもう二人位連れて来て、オレがドラム、ハルキがギター兼ヴォーカルで、残りでベースどキーボードみたいな。どうよ、完璧なマイ スケジュールは?」 「うーん、無理じゃない?」
「そんなこと言わずに、お願いだよー。泣くぞ、断ったらオレ人目気にせず泣くぞ。わかったかコラァ!」
「「なんで強気なんだよ。わかったわかった、やってやるよ、バンド。」
「おぉ、さすが親友!よーし、それじゃ一緒にまず軽音部作ろーう!」
「ん、作ろう?」
「うんだってウチ軽音部ないじゃん、バカだなーハルキはw」
「バカはお前だー!!!」




