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もしもがあるなら‥
終わる日が
最初から分かってて
それでも生まれてきた
それでもいいと…
約束したハズなのに
どうして…
こんなにも怖い?
それでも僕は
明日に
手を伸ばしてる…
━━━━・・・
太陽は何処にもなく、その高さも分からないまま、ただ広がっている淡いピンクの空。
そしてその空と平行して続く青よりも深い色の川。
岸辺には赤と緑の色合いが美しい花が途切れる事なく咲いている。
単調だけど美しい場所。
ここは一体どこなんだ?
!?
服にいつの間にか付いてきた一輪の花をじっと見つめる。
…僕は馬から落ちて…
…それが原因で死んだ…
矢車菊…
彼女が好きな花だっけ?
…花言葉が…確か…
ダメだ…
記憶がどんどんアヤフヤになる…
僕は…