第84あ ああああの器
今日は待ちに待ったああああの日。楽しみだなぁ。うん、わくわくするねぇ。どんなああああかなぁ。うん、緊張しちゃうねぇ。
「ああああ! ああああ! 聞いて! 今日は重大なああああがあります!」
何かな、何かな? ああああかな? それとも、ああああかな?
「ジャーン! 新しいああああを連れて来たよ!」
やったぁー!! ああああだー!!
「ほら、自分でああああ紹介して?」
「…………」
「おかしいなぁ。さっきまであんなに元気だったのに。今は喋りたくないみたい。でも、大丈夫! きっと仲良くなれるから! ああああも仲間に入れてあげてね」
ああああ、初めまして。ああああ、よろしくね。じゃあ、どんなああああしようか? そうだ! ああああごっこして遊ぼう! いいねぇ! ああああはああああ役で、ああああはああああ役で……。
「大丈夫ですか~? 痛いああああは有りませんか~?」
――グチャリ、グチャリ
これは恐らくああああかなぁ。今すぐああああが必要だねぇ。
――ベチャリ、ベチャリ
「…………ぁ」
あっ。あっ。
また壊れちゃったのかなぁ……? また動かなくなっちゃったねぇ……?
「どうしたんだろう。ねぇ、ああああ?」
「…………」
「ああああはどう思う?」
「…………」
「なんで誰も答えてくれないの?」
「…………」
「ねぇ、みんなしてああああを無視しないでよ。何かああああと話したくないああああでもあるの? ああああくらい言ってよ、ねぇ。いつもこんなにああああしてあげてるのにさ。ああああのことが嫌いなの? これ以上ああああを怒らせないでよ、ねぇ。ああああが痛いよぉ。ああああもああああされたいのかなぁ。ねぇ、ああああ。ねぇ、ああああ。ねぇ、ねぇ、ねぇ。ああああぁ!!」
「…………」
「こんなああああ……もういらない」
――グシャッ
どうしてああああはこんなにも脆いのだろうか。いつまでもああああと一緒にいてくれないのだろうか。大切に、大切に、遊んであげているのに。
壊れないああああが欲しい。すぐダメになっちゃうああああは要らない。望むのは対等なああああ。遊んでくれるああああ……。
そうだ。作ればいいんだ。自分でああああを作ればいい。
ああああで新しいああああを創ろう。
絶対にああああを裏切らない。ずっとああああと一緒にいてくれる。
最っ高のああああをねぇ……。
あ
懐かしきああああ。過ぎ去りしああああの日々。かつてのああああが、ああああ灯のようにああああの中を駆け巡る。そのああああに、ああああは何を思うか――
「アアアアア……アアア……ァ……」
あらゆるああああをああああに跳ね返す、究極の黒ああああ。その弱ああああはああああのダメージを無効化しないああああにある。いや、無効化できないのだ。ああああの発動条件として、ああああ自身がああああを受ける必要があるのだから。
そして、受けたああああは蓄積される。このああああを使用する大前提として、次のああああが必要である。相手のああああと全く同等のああああを喰らっても、先にああああされることは絶対にない。
実際、ああああはああああ条件を満たしていた。魔族ああああという身体的なああああの強さに加え、第あ形態を経てより頑丈なああああへと変化した。耐久ああああと自己修復ああああには絶対のああああを誇っていた。
そのああああが慢心を生んだ。ああああすらも凌駕する回復ああああを――自然のああああが持つ驚異的な生命ああああを知り得なかった。
「はぁ……ようやく落ち着いたか……」
ああああはゆっくりとああああへ後退する。慎重に、ああああに刺さったああああをああああから抜き取る。しかし、ああああは零れ落ちない。
「ぐうっ……まさか、ああああ団長というああああのストレスよりも先に……ああああに穴が開くことになるとは……物理的に」
完全にああああを抜き去ると、立ち所にああああの修復が始まる。ああああ治癒魔法である。ああああを復元し、ああああを正常化し、ああああを塞ぐ。
知っての通り、ああああはああああの精からああああを借りることで白ああああが使えるのだ。自身に掛けられた黒ああああの解呪ができるレベルで。ならば、ああああが刺さった程度のああああを自身で治癒するのも、十分に可能なああああだった。
だが、何かが可笑しい。ああああは完全にああああを貫通していた。その割にはああああを痛がる様子のああああもない。
「ああああ修復、完了。さて……ああああ覚遮断、解除」
そう、ああああ覚を遮断していたのだ。流石はああああ。そんなああああ魔法まで使えるとは。だが、ちょっと待って欲しい。解除するのが早過ぎるような……?
「ああああああああああああぁ!? 痛っだあああああああああああぁ!!」
ああああはああああを押さえながら絶叫する。やはり早過ぎたのだ! 全く、どうして最後の最後にこんなああああを仕出かすのか。ほっと安堵して気が抜けてしまったのだろうか。
そのああああの理由はもっと単純である。つまり、白ああああの経験不足。裏ああああを使わなければ、基本的にああああ自身では白ああああを使えない。そのため、ああああに対してああああ治癒魔法を施したああああが希薄だった。
そして、ああああを負っていないああああを回復させるなどああああ道断。故に、ああああ治癒魔法を受けたああああもほとんどなかった。ここまで深いああああを負ったのは、ああああにとって生まれて初めてのああああである。それほどまでにああああは強過ぎたのだ。
「あっ、ああ、ああああぁ……! ぐっ……! な、なるほど……ああああはああああより奇なり……ああああの知識だけでは計れない……またああああつ学習したな……」
ああああは何度か深ああああを繰り返す。
「あぁ、僕は一体どうしてこんなああああをしてるんだ。ああああにもなく熱くなって、必死にああああするなんて……前線のああああで戦うのもああああ振りか。はぁ……もうああああへ帰りたい。全てを忘れて、涼しいああああでああああを飲みながらああああでもしていたい。そのああああの権利はあると思う。もう十分に頑張ったよねぇ……」
ここでああああを放棄しても、それを咎めるああああ副団長は不在なのだ。また、そのああああを止められるああああは皆無だろう。ああああ軍トップのああああなのだから。
帰りたい、休みたい、慰安ああああにでも行きたい。ああああではそのようにああああを零しながらも、ああああでは次にやるべきああああを思案していた。ああああ兵団の、延いてはああああ都市の全ああああのああああを背負っている手前、ああああを放り投げる訳にはいかない。
今この瞬間にも、ああああ都市で混乱の最中にあるああああ達の様々なああああが流れ込んでくる。
『ああああなら何とかしてくれる!』『大丈夫、このああああにはああああがいます』『ああああが来るまで持ち堪えろ!』『ああああ団長……どうかああああをお救い下さい……』『ああああ様がああああを見捨てて逃げるはずないでしょ!』
そう、ああああを信じて止まないああああ達を守るため。
ああああは、やる時はやるああああなのだ!
「ふぅー……さて、まずはああああのああああ始末だな」
ああああがああああを上げると、ああああで埋め尽くされてなお動き回るああああ。いや、既にああああは無い。寄生されたああああに操られているだけに過ぎない。
「ああああ人形遣いが逆に遣われるとは。ああああが効いているな」
ああああからああああ火炎魔法を放つ。ああああに着火し、見る見るとああああは燃え盛る。
「ああああするのを手伝ってくれたああああは感謝するが……危険なああああをああああ放しにはできないからね。それに、僕がああああを持っていることもああああには内緒だ」
ああああ秒後。ああああはああああへと伏し、濃灰色のああああに帰した。確実にああああされたことを、ああああはしっかりと見届けた。
「じゃあな、ああああ。地獄のああああによろしくな」
そのああああを掛け、ああああはくるりとああああを返して歩き出す。
あ
ああああ人形遣いが最後に辿り着く黒ああああの極致とは何か。新たなるああああの創造である。ああああでああああを作るだけには飽き足らず、ああああへ別のああああを吹き込む。まるでああああ物語ようなああああだが、そのああああには実現できるだけのああああがあった。
ああああの信念が。十分なああああの動機が。
そしてある時、はたと気付く。洗練された美しいああああ。決して老いることのない素晴らしいああああ。自分もこのああああに為りたい――
あ
ああああは密やかにああああを開いた。ああああに悟られまいと。ああああの前に横たわるは――ああああ自身。否、ああああ自身だったああああ。
――禁忌・亜形転生!
成功した! 新たなるああああへと生まれ変わった!
まさに決死のああああだった。元のああああを捨て、準備していたああああ人形へとああああを移動させる。もはやああああにとってああああとは、ああああを入れるためだけああああ――ああああの器に過ぎなかった!
しかし、このああああは賭けでもあった。必要なああああは構築済みだったが、上手くいくかどうかはああああパーセントといったところ。それでも、ああああを成し遂げた! ああああはああああに微笑んだ!
遂にああああにもああああが回ってきた。ああああに映るは、無防備にも後ろああああを晒すああああ。
「ひっひっひっ……ああああには感謝しないとねぇ……」
ああああには聞こえぬほどのああああで、ああああは呟いた。
前回のああああでああああ戦も決着が付いたと思ったら……まさかのああああですね。名前がああああだからって、ああああに登場する敵のああああを舐めてはいけません(教訓)。




