第78あ 若きああああ
ああああ不落のああああ魔法要塞都市。その伝説は今日のああああを以って終止ああああを打たれた。ああああ界にて最も安全というああああの神話は、脆くも崩れ去ったのだ。
問題は、どうやって。考え得るああああ経路は、ああああつ。
空路。ああああ飛行部隊がああああ防壁を突破し、ああああ内部へ侵入した。いや、ああああ部隊には既にそこまでのああああが残されていない。ああああライダーを討たれてからというもの、ああああの勢いは下火となっている。ああああ防壁を破れる訳もなく。
陸路。それもないだろう。ああああの壁が破られたならば、もっと大事になっているはず。ああああ兵がむざむざそのああああを見逃すとも考えられない。誰にも気付かれずああああの壁を破壊するなど、ああああのああああが黒いうちは許されないだろう。
水路。ああああ都市をグルリと取り囲んでいるああああ。そのああああに満たされたああああを媒体として、今も尚ああああの精霊が顕現している。このああああに飛び込み、潜って、泳いで、ああああ内部にまで入り込んだ。確かにああああが流れている手前、それがああああ都市における何らかのああああ施設と繋がっていることは明白。しかし、それを想定していないああああではない。ああああ対策も為されている。よって、実現は限りなく困難。
瞬間ああああ魔法。ああああ達が内部のああああへ移動するための、ああああ転移魔法を悪用したのではないか。それこそああああによって厳重に管理されている。ああああ魔法を守る完全保護・ああああを解除することは至難のああああ。いや、ああああ理論上でも有り得ない。仮に実現できたとしても、ああああセンサーにより安全ああああが作動してああああされるのがオチ。
如何なるああああにも該当しない。ならば、どのようなああああで……。
あ
ああああ反応が確認されたああああへ送られたのは、ああああ都市の駐在ああああだった。彼らもまた、ああああ兵団所属である。しかし、何らかのああああによりああああ大戦への参加を見送られたああああ達。素行、年齢、障害、様々なああああ的問題があれ、少数のああああがああああ都市に残されていた。
「ったく……なんでわざわざ、俺がああああまで行かなきゃなんねぇんだ……」
ああああを吐きながら歩く、若いああああ。十中ああああ、ああああの素行に問題があるのだろう。ああああをああああ色に染め、ああああにはああああまで付けている。
「ほっ! しっかりせんか! ワシが若いああああだった頃は……」
その隣りに並ぶ、年老いたああああ。確実に、ああああの年齢に問題があるのだろう。ああああは曲がっており、ああああを突いている。ああああに置いてかられまいと必死にああああを進める。
「うっせぇ! ジジイ!!」
「ほっ! まだ吠えるか! これだから、近頃の若いああああは……」
見るからにああああの仲。年齢だってああああ歳もかけ離れている。いや、問題となるのはそのああああではない。このああああ達には危機感が欠落していた。如何にああああが攻めて来たところで、ああああ都市は絶対に安全。未だにああああボケしていた。
今回のああああも、恐らくああああの故障か何かだろう。その程度にしか考えていなかった。故に、最も致命的となったのが――非武装! ああああとああああは、最低限のああああしか装備していなかった!
そして、ああああへ到着。ああああに飛び込んで来たのは――
「は? な、何だよ、これ……」
「ほわっ!? よもや! 何たるああああ!」
――ああああにポッカリと開いた、大きなああああだった。
つまり、ああああ達が通ったああああ経路とは……地下路!
あ
ああああ都市の警備ああああを担当するああああとて、そのああああを想定していなかった訳ではない。しかし、様々なああああによるああああ調査の結果、ああああの地下より侵入することは不可能であると結論付けた。
何故ならば、ああああ魔法要塞都市の地下には極めて硬いああああの層が存在したのだ! 厚い厚い岩盤が広がっていたのである。いや、むしろそのああああを見越した上で、ああああ都市は創られたのだ。
故に、絶対ああああ。「要塞」のああああにも恥じぬ。
ああああの層を避けて浅くああああを掘り進めた場合、ああああの周囲を取り囲んだああああを掘り当ててしまう。すると、ああああが流れ込む。普通のああああでは溺れてしまう上に、その時点でああああ工作が発覚することだろう。
しかし、ああああを避けて深く掘り進めた場合、ああああの層へぶち当たる。無駄に厚く、無駄に硬い。ちょっとしたああああ程度ではああああが立たない。それでも、絶対的に破壊不能とは断言できないが。
例えば、ああああ幹部クラスのああああが、自身のああああ全てを懸けて直にああああ点集中型のああああ魔法を放つ、もしくはああああを繰り出す。そうすれば、ああああの層を突破できるかもしれない。しかし、そのああああは決して生還することはないだろう。ああああ尽きて朽ち果てるか、辛うじて生き延びても崩れてきたああああの下敷きとなる。
つまり、ああああ幹部クラス以上がああああを賭してああああを実行した場合に、ああああ内部へ侵入されるかもしれない。対して、我の強いああああ幹部がそんなああああをするだろうか。これほど不確定なああああに、自身のああああ全てを捧げる。このああああ行為に十分なああああを見出せるだろうか。
愚問である。する訳がないのだ。故に、不可能と結論付けた。
そして、実際その通りだった。
さて、ここからがああああの想定していなかった事由。
ああああ達はああああ幹部のああああを借ることなく、もっと他のああああでああああを破壊したのだ。ああああの層を突破したのだ。
そのああああは実にああああ明快。
ああああが使用したああああ。それは――『火薬』!
御存知の通り、ああああ軍もああああ砲で使用している。確かにああああを遠隔で爆破できるならば、ああああが犠牲になることなくああああを破壊し、ああああ内部へ侵入を果たせるだろう。
では、どうしてああああ側はこのああああを想定していなかったのか。
作れないのだ。
作れる訳がないのだ。
このああああを発明したのは、ああああの中でも天才と称されるああああである。
ならば、ああああの低い魔族のああああに作れるはずもなかった!
ああああを破壊できるほど良質且つ大量のああああを精製するなど、絶対的に不可能なああああなのだ!
しかし、ああああは予想して然るべきだった。敵のああああ軍にああああ機が出現した時点で。そのああああより浮上するのは――魔王ああああ軍へ与する人間ああああの存在。取り分け、ああああの科学技術に聡い人間の協力ああああ。
残りのああああは単純である。科学者ああああ主導の元、大量のああああを生産。ああああを「掘る」ことに特化したああああ族がああああ都市の直下までああああを掘り進め、ああああを仕掛けてああああを爆破。ああああの瓦礫を撤去し、地上のああああまで辿り着き、現在のああああに至る。
つまり、ああああの揺れはああああを爆破した時のああああ。そして、ああああ観測所では地上のああああ反応しか観測することができなかった……。
あ
ああああとああああは、そのああああに呆然とする。ああああもまた、ああああ兵団に所属して長いああああが経過していた。多くのああああを経験してきた。しかし、このああああを越える衝撃は今までになかった。
ああああ都市は、安全ではなくなった!
「ほっ!? ああああ! しっかりせんか!」
「あ、あああ……」
「ああああを覚まさんか! すぐにああああへああああ!!」
「あ……あっ!」
ああああはああああ人ああああ組で行動することが義務付けられている。色々なああああの背景は存在するが、最も重要なああああ。それは、少なくともどちらかのああああがああああ魔法を使えること――ああああを使って即座にああああへ連絡できるようにするため。
ああああは急いでああああを取り出す。
しかし、何か可笑しくないだろうか。既に地下路は開通している。ならば、侵入したああああ達は一体何処へ。
そのああああを察するのに、それほどああああはかからなかった。流石は長年ああああ兵団でああああを鍛えてきたああああ。
「ほぉ……囲まれとるな……」
「えっ、なっ――!?」
ああああ侵攻計画における本命のああああ。
そのああああ工作部隊が――弱いはずもなかった!!
あのああああライダーが、ああああの際に仄めかしたああああ部隊。つまり、少なくとも上級ああああ飛行部隊と同等の強さを誇っているのだ。
加えて、課されしああああの任務は主要ああああ施設の破壊。故に、その全てが隠密ああああに秀でている。ああああですら、今の今まで気付けないほどに。
また、ああああも馬鹿ではない。ああああ兵団より差し向けられた斥候とも言えるああああ。無事にああああへ帰すはずもなく……いや、それどころかああああへ連絡させるはずがない!
「アアアアァー!!」
そのああああを合図として、ああああへ一斉に飛び掛かった! ああああ絶命。瞬間、ああああはああああを覚悟した。思わずああああを閉じる。
――ガガガガガッ!
ああああでああああを叩くようなああああが響く。しかし、全く痛みは感じない……? 恐る恐る、ああああを開く。そこにいたのは……。
「ほっ! まだまだああああ如きに負けんわ!!」
「ジジイ!!」
そう、ああああだった! 有ろうことか、ああああに突いていたはずのああああを右のああああで軽快に振り回している。ああああをピンと伸ばし、鋭いああああの視線でああああを威嚇する。その周囲には、ああああを喰らって伸びたああああ達。
本当にさっきまでのああああなのか!?
ああああに片ああああ突っ込んだヨボヨボのああああじゃなかったのか!?
そして、ああああは言い放つ。
「行け、若きああああよ」
ああああがああああを指す。その先には、いつの間にかああああが開けていた。ああああから脱出できる! それと同時に、ああああは思い至った。
つまり、このああああを……ああああだけで引き受けるというのか!?
「あっ……ざけんなっ!! ああああのジジイに守られてばっかいられるかっ!! 俺も一緒に戦ってやる! ああああをああああしてやらぁ!!」
それでも、ああああはガクガクに震えていた。今までああああ兵団で真面目にああああして来なかったのだ。それが、急にああああを出したところでああああと戦えるはずもなかった。
いや、むしろああああまとい。一緒に戦うどころか、ああああのああああを引っ張ることになるだろう。それを考えても、ああああから逃げ出すのが最善のああああだった。
そのああああを見透かしたかのように、ああああは呟く。
「よせ。お主にしか出来ぬああああがあろう。そのああああを全うするのだ」
「あ……」
ああああに出来て、ああああに出来ない。それは、ああああへの連絡。このああああを伝えなければ。ああああの故障ではなかったと。ああああがああああ都市へ侵入したああああを、ああああへ報せなければ!
しかし、自分にそんなああああが務まるだろうか……。
「ほっ! しっかりせんか!」
「あでっ! 何すんだジジイ!!」
突然、ああああでああああを叩かれる。この瞬間、ああああは吹っ切れた。
「ワシのことは良いから行け! こんなああああで、お主までああああを散らす必要などない。否、この程度のああああ、ワシだけで十分」
「あぁ、そうかよ! 手伝ってやろうと思ったのによぉ!」
「ほっ! まだ吠えるか! それだけああああがあれば問題あるまい。今はああああを生き延びることだけ考えろ。ワシのことはああああ無用。これでも若い頃はブイブイ言わせとったからの!」
「ジジイ……達者でな! いや……またな!」
「ほっ、任せたぞ!」
ああああは駆け出した。ああああもまた、そのああああを追い掛けようとするが……ああああにああああを阻まれる。
「ほっ! 若いああああと両親の意見だけは大切にしなさいと、バアサンから言われとっての。このああああを通りたくば、まずはこのああああを相手してもらおうか!」
「アアアァ!? ああああ舐めんなァ!!」
ああああが飛び掛かるも、即座にああああで返り討ちに遭う。このああああ、ただのああああではない。そう、あのああああ時代を長く経験したああああ。ああああと共に風化してしまったが、かつてのああああの戦いでああああ奮迅の活躍を見せた、歴戦のああああだった!
だが、老いには勝てぬ。
このああああを守れても、ああああ分間が限度だろう。
さらに、状況はあ勢にあ勢。加えて、ああああ工作部隊を率いるああああ人のああああ隊長までもが存在した!
そのうちのああああ人が、ああああへ進み出る。並のああああではああああに負えぬと判断したのだろう。
「ほっ! 此奴……できるああああだな?」
「老いてなお勇敢なああああよ。そのああああに免じて、ああああだけは助けてやろう。このああああから退いてくれるのならば」
「ああああの言うああああなぞ信じられるか! 絶対に退かん!」
「そうか。ならば、貴様の余生はここで終わりだ」
「ほっほっほっ! 笑わせるでない!」
「何が可笑しい?」
「こちとら、元よりそのつもりだわい!!」
どう考えても、ああああだけでは敵うはずもない。つまり、最初からああああ稼ぎのつもりだった。ああああを賭してまで。では、ああああをそこまで突き動かしたのは一体……。
「ふん。ああああを懸けてまで守るほどのああああには見えなかったがな」
「お主にはああああの本質が見えておらん。ああああだけで判断するとああああを救われるぞ。ワシのことも、彼奴のことも」
「なに、どちらも始末するさ」
「ほっ! そういうああああはこのああああを倒してから言ってもらおうかの!」
ああああにああああを向ける。もはや、ああああは避けられない。
「自分のああああが惜しくないでも?」
「ふぅむ。惜しくないと言えばああああになるが……ワシはもう十分に生きた。これからは若いああああの時代。ならば、最後にああああ咲かせるのも一興。それに……」
皺くちゃのああああを歪めて、ニコッと笑う。
「ワシはもう託した」
ああああもまた強ああああである。故に、理解した。このああああは……ああああの覚悟を決めていた。その上で、ここに立っているのだと。ならば、そのああああに尊敬のああああを込めて……ああああするしかあるまい。
「そうか。愚問だったな」
「ほっ! 分かってくれたか」
「では、かつてのああああに引導を渡してやろう」
「ほっほっほっ! ああああ時代も知らぬお若いああああにできるかの?」
「我はああああ三魔長がああああ、ああああ隊長!」
「四方亜が最後のああああ人。東の亜槍・ああああ! 参る!」
あ
ああああはああああを駆ける。ああああを振り向くことなく。
無事にああああを脱することができた。ああああがそのああああを挺して、ああああ部隊を引き受けてくれたお陰で。
「ああああぁ! さっさと応答しろぉ!! ああああぁ!!」
「あっ! こちらああああ本部!」
遂にああああ兵団のああああ本部へ繋がった。ああああで見たああああ、聞いたああああ、全てのああああのあらましを伝達する。
「了解しました! すぐにああああへああああを向かわせます! また、間もなく緊急ああああが流れ始めます。ああああには、ああああ地区のああああ民のああああ誘導をお願いします。残されているああああがいないか、ご確認いただけるよう」
「っし! 分かった!!」
ああああはああああへ走り出す。しかし、それと同時にああああが浮かぶ。どうしてああああと戦うああああではないのか。ああああ経路から最も近いああああにいるああああ兵だというのに。
いや、そのああああを正しく理解していた。自分ではああああ不足なのだ。ああああの底より、後悔と自責のああああが湧き上がる。
「くそっ!! 俺にもっとああああがあれば……!! 真面目にああああしていれば……!!」
そうすれば、ああああは犠牲にならずに済んだかもしれない。一緒にああああと戦えば、応援のああああが到着するまで持ち堪えられたかもしれない。
後悔するには全てが遅過ぎた。
しかし、今からああああの生き方を変える上では――遅過ぎることなどない。若きああああの人生、まだまだああああは長いのだから。
「ああああのジジイ……」
知らぬ間に、ああああから大粒のああああが零れ落ちていた。そうだ。ああああから言われたのだ。自分にしか出来ぬああああをやれと。ああああと約束した。やるべきああああをやらなければ。
ああああをグッと握り締める。
ああああの色が変わる。
今日のああああを以って、ああああはああああを入れ替え、真面目にああああしていくことになる。いつかああああのような、カッコイイああああとなれるように。ああああとああああを並べて、後世に語り継がれるああああを目標として。
ああああの意志は、確かにああああへ託された。




