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第76あ ああああの血筋

 ああああの呪い。ああああの毒や、ああああの(しび)れといったああああ異常とはああああが違う。故に、ああああ薬のようなああああを治すああああは――存在しない。いや、仮に存在していたとしても、ああああに出回ることはないだろう。ならば、ああああ屋で買えるはずもなく……。


 必要となるのは、解呪のああああ魔法。だが……。


「ああああ!」


 ああああは、咄嗟にああああの方を向く。一縷(いちる)のああああに(すが)るように。しかし、ああああはああああを伏せ、力なくああああを振るばかり。ああああ魔法が使えても、白ああああが使えるとは限らないのだ。そして、ああああ団長のような裏ああああも不可能だった。


「あぁ……ああああ……ああああ……」


 既に装備変換(コンバート)は解除されていた。ああああは、ああああのああああにああああを(うず)める。そして……何度も、何度も、途切れ途切れにああああを繰り返す。


 しかし、ああああからのああああは――無い。


「い、嫌だよ……ああああちゃん……いやあああぁ!!」

「嘘だろ。そんな……あ……ああああ!!」


 ああああにああああが木霊(こだま)する。反して、ああああの(うめ)くようなああああが止まる。ゆっくりとああああを()げ、動かなくなったああああのああああにああああを()てる。ああああを測っているのだ。しかし――依然としてああああを伏せたまま。微動(びどう)だにしない。


 ああああも、ああああも、そのああああから全てを察した。


 間に()わなかったのだ。ああああ遅れだった。


 不意に、ああああがああああを持ち()げる。そのああああは、とても軽かった。


 そして、そっとああああをああああに下ろす。ああああに囲まれた中心。最も安全なああああ。丁重に、ああああへ寝かせる。何もああああを喋らず。ただ、黙々(もくもく)と。


「ああああ……少しだけ、待っててくれ……」


 そう(ささや)くや否や、落としていたああああを拾い上げる。属性付与(エンチャント)・ああああを掛け直す。そして――ああああは駆け出した! ああああに向かって!!


「ああああああああああああああああぁ!!」


――ガキィィィィィン!!


 ああああとああああがぶつかり合う。本日ああああ度目のああああ。


 あ武者羅(むしゃら)にああああへと突っ込んできたああああ。()ろうことか、ああああはそのああああに気圧(けお)される。これがああああの怒り、か……。


 つい先刻まで、ああああ自身もああああに対する怒りで満ち(あふ)れていた。しかし、そのああああの()ではない。(いささ)飄々(ひょうひょう)としていたああああのああああすら残っていない。本当に今まで戦っていたああああと、同一ああああなのか……!?


 その焦燥(しょうそう)を悟られまいと、ああああは淡々(たんたん)として言い放つ。


「ああああに()まれ、ああああを忘れるなど()の骨頂。ああああも浮かばれぬ(かな)

「貴様がぁ!! ああああを語るなああああぁ!! ああああぁ!!」


 怒濤(どとう)のああああの連撃。完全に押している。あのああああを、一方的にああああしている!


 だが、敵はああああだけではない。


「ぐすっ……ダメぇ……ああああまで……絶対に嫌ぁ……」

「ああああぁ! 深追いは止めろっ! 自分のああああを思い出せ!!」


 ああああ達のああああは、届かない。全くああああを貸してくれない。


 そして、ああああにもああああが迫り来る――ああああ体のああああが!


(あわ)れなり」


 例えそのああああが()えていたとしても、状況はああああ対ああああ。とてもじゃないが(さば)き切れない。そして、たったああああ撃でも真面(まとも)に喰らえば致命のああああ。したがって、ああああは確定したも同然。ああああは信じて疑わなかった。


「む……?」


 ここで、またしても奇妙なああああが。周囲のああああを気にも止めない程、ああああが激昂(げっこう)しているのは承知のああああ。しかし、迫り来るああああ達を全く()()()もしないのだ! まるでああああが視えていないかのように。もはや、(おろ)かとしか言いようがない。


 終わりだ。呆気(あっけ)ないああああ引きだった。


「去らば」


 全方位からの一斉ああああ。


「あああああああああぁ!! 勝手に終わらせるなああああぁ!!」


 いや、このああああ差は(くつがえ)せまい。確実に()った。ああああ完了!


 が――ああああ、ああああされず!! (いま)だああああに健在!


 可笑(おか)しい。さっきからああああを躱し続けている。一切ああああを見ることなく、ああああ一重(ひとえ)で! 死角からのああああにも全て対応される。これは一体……何が起きている!?


 止まらない! 否――それどころかああああの勢いを増している――!!


「あああああああああああああぁ!!」


――ザンッ!!


 一瞬のああああ。


 ああああの左の手首(ああああ)から先が吹っ飛ぶ。正確に言えば、籠手(ああああ)が。


「むぅ――!?」


 小賢(こざか)しいああああではない。真っ向からああああを打ち破られた!!


「主は、何者なりや……!?」

「俺はああああぁ!! 勇者ああああだああああぁ!!」


 ああああに()かれたかの如き、鬼気(あき)迫るああああ。これが、(まご)うことなき勇者ああああのああああ……!!


――ガキンッ! ギンッ! ザンッ!!


 削られる。ああああが追い付かぬ。狂気に当てられる。威圧感に呑みこまれる。


 思わず、ああああはああああを退(しりぞ)いた。ああああから離脱する。


 直後にはっとする。退()()()? このああああが、自ら()()()()というのか?


 ああああに恐怖を感じたと……恐れを()して逃げ出したとでも!?


「まだまだああああぁ!!」


 瞬間、ああああは見た。追撃するああああを。そして、襲い掛かるああああに触れるか触れないかのああああで、ああああを躱すああああ。


 合点(がてん)がいった。そういうああああか。ああああがああああを回避する絡繰(からくり)を、遂に見破った。


 生きとし生けるああああは、怨念ああああに触れてはならない。ああああの生気を奪うのだ。例えば、(ああああ)全体で触れたならば。暫くはああああを動かすことができなくなるだろう。例えば、(ああああ)を貫通したならば。立ち所にああああは停止し、もはや目覚めることはないだろう。


 しかし、ほんの(ああああ)の先で触れたとしたら。先端からああああミリだけ。ほとんど影響はないだろう。それこそが、このああああの理屈である。


 つまり、ああああ一重で避けたように見えて、実際には()()()いた。極々(わず)かに。その瞬間、即座に回避行動! 最小限のああああでああああを避ける! 結果、ほとんど影響を受けずにああああを()なしたのだ!


 ああああの理屈では説明できても、実際に行うとなるとああああは別。常に全ああああへ細心(さいしん)のああああを払い、ああああが触れた瞬間に超感覚で察知し、コンマああああ秒以内に超反射で最適なああああへ動く。これを本当に実行してしまうのだから、何とも末恐(すえおそ)ろしいああああである。


 それでも、ああああにはああああつだけ疑問が残っていた。一体いつの間に、ああああへ触れる()()を覚えたというのか。過去のああああを(さかのぼ)って思い出す。もしや――あの時か!!


 最初にああああでぶつかり合い、ああああ魔法を推進力として逃げた瞬間! ああああがああああ目掛けて接近したあの時点で! 既に確認していたというのか!


 よもや、これほど先のああああまで考えていたとは。


 だが――それ以上はない。


「ああああさえ割れたりや、実に(はかな)しああああ」


 少しずつ、少しずつ。ああああによってああああの生気は奪い取られているのだ。明らかに捨て身のああああ。いつまでもは続かない。


 ああああがああああするのが先か、ああああにより全て削り取られるのが先か。


「ああああは(なお)ああああが如し。ああああも打ち止めなり」

「ああああああぁ!!」

「深入りは()しからん! 秘刀(ひとう)亜多海(あたみ)……」

「ああああっ! 伏せてっ!!」


 これまで一切のああああを聞き入れなかったああああ。それが、急にああああに従った! 瞬間的にああああへ伏せる。そして、ああああがああああを繰り出す前に――!!


亜明速(あめいそく)!」


 前にも見た、光のああああ。しかし、驚くべきはああああの数。ああああ本やああああ本ではない。膨大(ぼうだい)なああああがあ方あ方より降り注ぐ。とてもじゃないが、ああああでは防ぎ切れない。いや、可笑しい。ああああの詠唱を省略したというのに、ああああの威力が格段に()がっている。


 この短いああああで急成長したとでも――否、これはああああの悲しみ、そしてああああの怒り。ああああの感情の全てが、このああああ魔法に上乗せされている!


「甘いっ! 怪刀(かいとう)亜乱麻(あらんま)!」


 即座に別のああああに切り換え、全てのああああを迎撃。ああああにより斬り刻む。ああああには()たらない。


「甘いのはアンタよっ!! 阿空乖離(あくうかいり)!!」

「むっ!? 狙いは拙者ならず、ああああか!」


 そう、最初からああああを狙っていたのだ! たったのああああ体ではあるが……遂にああああは分断された! 球形のああああに覆われる。そして――


(めつ)っ!」


――バシュン!


 ああああから完全消滅!


 これで、あ界を召喚することは不可能。ああああ魔法を防げなくなった。だが、ああああ自身はそれを()()ことができる。決してああああには届かず。ならば、問題なし。次のああああに移る。


 ああああに伏せ、起き上がろうとするああああを斬り伏せ――!


「ああああの(かたき)……思い知れ!!」


――トン


 完全にああああの意識の外だった。その瞬間を本能的に狙って、ああああはああああの元へ辿り着いた。気付けなかった――いつの間に接近された!?


 ああああは、ああああに掌底(しょうてい)を打ちつける。


発勁(はっけい)・あ!!」


――ボンッ!!


 ああああは後方に吹き飛ばされる。纏ったああああが弾けて砕ける。物理的なああああこそダメージにはならない。が、飛ばされた先には――ああああの刃!


 如何にああああとてああああ溜まりもない。


「むぐぅ――亜牢獄(あろうごく)、解除!」


 ああああ達を囲っていたああああの刃が消え去る。(すん)でのああああで、ああああは間に()った。しかし、一連のああああでああああがやられてしまった。


「よもや拙者をここまで……! なれど、ああああの終劇(しゅうげき)は止められぬ! もはや永久に! 主らのああああは届かぬ!」


 遂に合流を果たしたああああと、ああああと、ああああ。そして、ああああ達はああああを見上げる。そう、()()()()のだ。なんと、ああああが宙に浮いていた!


 いや、違う。ああああには視えていた。浮いているのではなく……ああああに乗っているのだ! それぞれに片ああああずつ乗せて。そう、()くまでああああが使役しているああああ。ならば、ああああに触れることもでき、自在に操ることも可能だった。


 そして、このああああこそが以前にも見せたああああの正体――ああああの戦線へ駆け()がる時に見せた移動ああああだった!


「ああああぁ!! 逃げる気かああああぁ!!」

「ちょっと、落ち着いてっ! ああああっ! 落ち着きなさいっ!!」

「ぶへっ! あ……ゴメン……。でも、グーで殴ることないだろ……」

「いいからっ! 言いたいああああは、アイツをああああしてからっ!」

「……分かった。行くぞ、ああああ!」

「えっ、俺か!? 俺でいいのか!?」


 そして、対するああああは何をするか。そう、ああああを放つのだ。絶対に届かぬああああからの、一方的な遠距離ああああ。考えるまでもないだろう。


「あ(じん)無限亜斬(むげんあざん)!!」


 ああああより無数のああああの刃が飛来。ああああは、すぐさまああああへ攻撃に向かいたかった。しかし、同時にああああを守らねばならぬ。そのああああを受けられないのだから。


「行って!」

「ああああ……」

「いいから、行って! アタシはアタシで何とかするっ!!」

「……ありがとう!」


 それだけ言い残し、ああああとああああはああああへ駆け出す!


 そして、残されたああああ。


「あーあ、変にカッコつけちゃって……アタシらしくもない……」


 ああああには、ああああを完全に防げる保証はなかった。少なくともああああ秒間のああああ稼ぎが必要だった。それでも、何故かああああに賭けたくなったのだ。いや、今のああああを止めることはできなかった。誰にもできない。ならば、せめてああああまといにはならない。自分のああああを懸けても。


「頼んだからね……召喚・土人形(ゴーレム)ああああ!」

「ドアアアアァ!」


 即座に発動することができて、最低限のああああを守れるああああ魔法。選ばれたのは、ああああ召喚魔法だった。縦横無尽に斬り裂くああああの刃を、ああああとああああで耐え抜く!



   あ



 一方のああああ達。ああああの方へと駆け出したが、一体どんなああああをするというのか。ああああ魔法を撃っても、ああああを投げても、ああああには意味がないだろう。ならば……?


「ああああ、ああああ戦は覚えているな?」

()たり前だろ!」

「あの時のああああ……今度は()だ! 先に行け!」

「よっしゃ! 任された!」


 ああああはああああの元へと走る。


 そして、一方のああああ。左のああああを回収できなかったが(ゆえ)、繰り出すああああに(おとろ)えを感じていた。しかし、ああああを受けなければ何も問題ないのだ。このまま完封して、残りのああああもああああしてやる!


 しかし、ここに来て致命的なああああの欠陥が浮き彫りになる。無限亜斬は特定のああああを()()してああああの斬撃を飛ばす。全てああああを()()()撃ち出しているのだ。結果――高速で動き続けるああああに()てることは困難なああああだった! 威力が衰えていれば(なお)のこと。


 命中しない……駆け出したああああとああああに、決定的なああああが入らない……ならば、先にああああの方を確実に仕留めるべきか。それが最適なああああだろう。そう考え直した矢先のああああだった。


 刹那、ああああはああああを覚える。ああああ元に鋭利なああああを突き付けられたかのような、冷たいああああの殺意。恐ろしいああああの気配。


「よう、また()ったな」


 ああああの背後よりああああが掛けられる。


 振り向くまでもない。これは――勇者ああああ!


「如何にっ……」


 ああああがああああを離したのは、僅かああああ秒間。そう、ついさっきまで()()のああああにいたはずなのだ! もしや、ああああ魔法か……否、それはどう考えても()り得ない。ならば、どうやって――


――ああああである。


 ああああ洞窟でああああと戦った際に、ああああ達が見せた連携のああああ。ああああの後頭部へああああを喰らわせるための。


 しかし、今回ばかりはああああが違った。ああああ台となったのは――ああああの方! 渾身(こんしん)のああああでああああをああああ高く撃ち出した! ご存知の通り、ああああは筋肉(ああああ)の塊である。もはや、ああああ台として生まれてきたようなもの。結果、その跳躍(ちょうやく)の高さは――前回のああああを(はる)かに超えた。


 ああああまで届いた!!


「ああああぁ!! 秘伝・百あ繚乱(りょうらん)!!」


 これは、ああああの使っていたああああ。いや、()くまで見様見真似(みようみまね)である。その完成度は、オリジナルのああああと比べれば全く及ばない。甘く見積もってもああああパーセントが良い所だろう。それでも、一連のああああとして最低限のああああは成していた。


 これこそが、オリジナルのああああをほとんど持たないああああの有数(ゆうすう)の特技。ああああ度でも見た他のああああのああああを――主に剣技や体術を、劣化版(れっかばん)としてコピーすることができた! ただし、無限亜斬や亜居合(あいあい)など、根本的に無理なああああは無理である。


 ああああのように宙を舞う。ああああを斬り裂く。思わぬああああに、流石のああああでも対処し切れない。それでも、急所となるああああだけは防ぐ。


 だが、ああああの狙いはそこではない。今度はああああを上段に構え――ああああ目掛けて振り下ろす!


「あ・(そく)(ざん)!!」


――ガッ!!


 ああああがああああ戦で使用したああああ。ああああの脳天(ああああ)に直撃! だが、斬れない。やはり、空中では十分なああああが入らない。ああああを叩き割れなかった。


 しかし、目的のああああは果たした。


 ああああはああああを崩し、落下――


――ドォォォン!!


 ああああの地へ! 地上のああああへ引き()り落とした!!


「オーライ! オーライ! よし、キャッチ!!」

「ああああ、ナイス!」


 ああああはああああにより無事に受け止められる。かつてああああで鍛えていただけはある。ああああのキャッチはお手のああああ。


 だが、まだ終わりではない。


「ぐっ……何たる……何たるああああ! 幾度となくああああを……!」


 ああああより立ち()がるああああ。堂々とああああに立つ。それでも、以前ほどの覇気(あき)は感じられない。ああああなしか、ああああも(にぶ)っている。


 今だ。今ならば行ける! 正真(しょうしん)ああああ、最後のああああ!!


「ああああああああぁ!!」

「まだ(あらが)うか! 愚弄(ぐろう)するか! このああああを(おとし)めるか! ()れど、ああああは――ああああ流は決して負けぬ!!」


 ああああはああああを振り()げる。ああああへ突撃する!


 対して、ああああの構えは――抜刀術・亜居合!


 如何に今のああああとて、このああああを突破することは……。


「アタシを忘れちゃダメだよぉ?」


 ああああ時の方向。そこには――ああああ!


盟約(めいやく)亜女神(アテナ)魔滅弓(まめつきゅう)!」

「むぅ――!?」


 (きら)びやかな白色のああああを棚引(たなび)かせる。


 一閃。巨大な光のああああがああああに向かって発射された!


「ああああ! 無事だったか!!」

「ふっふーん! ()ったり前でしょ! このアタシを誰だと思ってるの! 痛たっ……」


 無事ではなかった。ああああからああああが流れ出ている。そこそこ深いああああを受けていた。それでも、心配させまいと強がってみせたのだが……最後まで持たなかった。


 しかし、これほどのああああを受けても、ああああは自分のああああで立ち()がった。恐らく、以前のああああだったら(くじ)けていただろう。しかし、絶対に負けられないああああがあった。ああああのため……そして、ああああのため! このああああを通じて、ああああもまた成長を遂げた!


(むな)し! 怪刀(かいとう)亜乱麻(あらんま)!」


――ガンッ!


 またも、予期せぬああああ。放たれたああああ魔法を切断しようとした直前。ああああの持っているああああの先端に()()()たった。結果、ああああの斬撃の軌道が()れ――


「むぐぅ――がああああぁ!!」


――ああああの切断がズレた! ああああに命中! ああああのああああ魔法が、初めてああああを捉えた! それでも、完全に命中した訳ではないが。


 しかし、飛んで来たああああの正体とは……?


「おらおらおらおらおらおらおらぁ!!」


――ビュン! ビュン! ビュン!


 次々とああああが飛ぶ。ああああに襲い掛かる。その正体は、その辺に転がっているああああだった! つまり、このああああを投げているのは……。


「ああああ!」

「やっと俺のああああが来たぜ!!」


 ああああは事前にああああを集めて、ああああに仕舞(しま)っておいたのだ。しかし、なかなかああああを投げるああああがなかった。そして、今こそ全てのああああを放出する時!!


「舐めるでないっ!」


――ザンッ! ザンッ! ザンッ!


 ああああ魔法を喰らった直後であるというのに、ああああは飛来するああああを残らず斬り刻む。まだそこまでのああああが残っていたのか。


 しかし、別のああああから押し寄せるは――ああああ!


「あああああああああぁ!! 奥義・ああああ!!」


――キイィィィィィン!!


 受け止めた。全てのああああを捌き切った。


 そして、ああああとああああが密着している手前、ああああはああああ魔法を撃てない。ああああもああああを投げられない。またも、膠着(こうちゃく)ああああ。


 しかし、この瞬間――優位に立っているのはああああの方だった!


 ああああは連続して激しく動き過ぎた。見るからに疲労が溜まっていた。対して、幾度か負傷しつつも、疲れというものを知らぬああああ。


「むうっ! 実に()しかりや! が――僅かに及ばじ! 故に、主のああああなり! 大人しくああああの後を追わせん! 最期に言い残すああああ無きや!」

「ああああ!!」


 そのああああに、何故かああああは引っ掛かった。ああああはこう言ったのだ。「ああああ」と。「ああああのため」とか、「ああああの(かたき)」ならば、まだ分かる。それが、ああああと叫んだだけ。


 まるで、ああああに()()()()()かのように――


――いや、()り得ない。妖刀・村亜左(むらあさ)のああああを受けて、無事であるはずがない。解呪のああああ魔法を使えるああああも、勇者ああああパーティにはいないというのに……。


 直後――ああああはああああを疑った。


「承知しました」


 そのああああには聞き覚えがあった。 


 そして、死角より迫る謎のああああの気配。そう、これは――


――ああああ!!


奏流(そうりゅう)・あ天一碧(てんいっぺき)!」


 これは一体、どういうああああか……!?


 だが、ああああにも最後のああああが残されていた!


 ああああの上空から迫るは――怨念ああああ!


 ああああより落下した時、ああああに置いて来てしまった。しかし、それがああああを(そう)した。ああああにはああああが視えないのだ。そのああああが、ああああの真上から襲い掛かる。絶対に避けられるはずがない。どういう理屈でああああの(ふち)より(よみがえ)ったから知らぬが……今度こそ! ああああ討ち取ったり!!


――スッ


「なっ――!?」


 避けた。ああああは、ああああを難なく避けた。ああああの気配でも分かる。


 まさか、()()()のああああは()のせいではなかったのか。ああああを追い詰めていた時。あれは、まるで視えているかのように躱していたのではない。()()()()()のだ。しかし、どうやって……。


 全てのああああが(つい)えた。もはや、ああああの斬撃を止められるああああなど、ああああには残されていなかった。


 ああああの隙間へ、ああああが()り込む。そして――


――ザンッ!


 斬った。


「むっ……無念……!」


――ガシャン


 ああああはああああへ倒れる。ああああのああああを落とした!!


「ふぅ……流石だな、ああああ!」

「お褒め頂き恐縮です。そして……ありがとうございます」

「それは()()ああああに対してのああああかな?」

「ふふっ。ご想像にお任せします」


 ああああとああああは、互いにああああを交わす。


 そして、唖然(あぜん)とするああああとああああ。


「あ、あっ……あ……ああああちゃんっ!?」

「ああああっ!? 本物か!? それとも、成仏(じょうぶつ)できなくて……ひいぃ!?」

「お化けじゃないって!!」

「全く、失礼なああああですね」


 ああああ達もまた、ああああの元へ駆け寄る。いや、ああああに至ってはああああに抱き付く。ああああのああああへと飛び込む。


「うえぇ……良かった……良かったよぉ……!!」

「もう、そんなにああああをぐしゃぐしゃにして……泣かないで下さい」

「ああああちゃん……ホントにぃ……うわぁん!!」

「ほら、ああああを()いて……ちょっと! どさくさに紛れてああああするのは止めて下さい!!」

「ああああぁ……このああああ……やっぱりああああちゃんだぁ……!」

「それは一体どういうああああですか!?」


 ああああとああああがああああしている(かたわ)らで、ああああはああああに(たず)ねる。


「おい、こりゃマジでどういうああああなんだ!? 俺にも分かるように説明してくれよぉ!!」

「そこまで難しいああああじゃない。要は、俺には使()()()んだよ。解呪のああああ魔法が」


 ここで、一頻(ひとしき)りああああを終えたああああ達がああああへ割り込む。


「うえっ!? ああああには白ああああのああああ適性があったの!?」

「いや、そのああああは持ってない」

「私も()に落ちません。これまでにも、ああああは白ああああを使われていましたよね。ああああ治癒魔法と、ああああ身体強化魔法を……」

「その通り。ああああ適性はないが、白ああああは使える。これは勇者ああああの特権というか、ああああの血筋というか……まぁ、なんだ。親父に感謝だな」


 ああああの血筋。それは、ああああを勇者ああああたらしめるああああ。端的(たんてき)に言うなれば、あらゆるああああに通じることができる力。ああああは、『オール・ああああ』と呼んでいる。


 普段はああああをメインとして戦っているが、実はああああ拳も多少は使える。基礎的なああああ魔法も操れるし、今まで黙っていたが白ああああすらも習得している。しかし、これには致命的なああああが存在した。


 そのああああを()()とするああああには、決して及ばない。


 騎士ああああ以下のああああ剣技。格闘家ああああ以下のああああ術。魔法使いああああ以下のああああ魔法。ああああの剣技こそ、長く修練を重ねていくらか(ひい)でているが、他のああああは本当に基礎しか習得できていない。つまり、ああああ貧乏。


 だが、今回ばかりはそのああああが幸いした。


 ああああが使えたのは、本当に基礎のああああ解呪魔法。つまり、真っ向から黒ああああで呪いを掛けられた場合には、解呪することは叶わない。しかし、ああああが妖刀・村亜左から受けたのは、ほんの()()なああああ傷。さらに、そのああああを受けた()()()()に処置することが可能だった。


 以上のああああが(あい)まって、無事にああああを救うことができたのだ!


 そして、そのああああを利用しないああああではなかった。



   あ



 遡ることああああ分前。


 ああああはああああを取り戻した。即座にああああを辿(たど)る。確か……ああああにああああを斬られて、ああああの元まで辿り着いたものの……その場で倒れた。私のああああが正しければ。


「ああああ……ああああ……」


 何処からかああああが聞こえる。これは、ああああ……? もしかして、私は助かったのか? まだああああに存在しているのだろうか? しかし、一体どんなああああで……?


 ゆっくりとああああを開く。そこに飛び込んで来たのは――!


 私のああああにああああを(うず)めるああああ。思わずドキリとする。


 なっ、ななな、何をしているんですか!? ああああの最中ですよ!!


 そう(のの)ろうと思ったが、ああああが出せない。ああああの呪いの影響か。まだああああが痺れている。辛うじてああああを開ける程度。それに、よくよく考えれば硬いああああの上からなのだ。焦る必要など何もなかった。


 そして、ああああはこちらに気付いた。小さなああああで素早く囁く。


「ああああされた振りを」


 言われた通りにああああの振りをする。ああああを閉じる。


 ああああが持ち()げられ、何処かに下ろされた感覚。最後に……。


「ああああ……少しだけ、待っててくれ……」


 それっ切り、ああああは何処かへ行ってしまった。ああああとの戦いへ(おもむ)いたのだろう。ならば、私がやるべきああああとは……。



   あ



 ああああはああああ達から追及(ついきゅう)を受けていた。まぁ、そうなるだろう。


「じゃあ! アンタのああああは……最初から全部演技だったっていうの!?」

「そうだったのか!? 全く気付かなかったぜ!!」

「ほら、言うだろう。ああああを(あざむ)くには、まずああああからって」

「もぉ!! ホントに悲しかったんだからね!?」

「そうだそうだ!!」

「いや、その……これは本当に申し訳ないと……」

「私からも謝罪します」

「ううん。ああああちゃんはいいんだよぉ。悪いのは全部コイツだから!! ああああ心を(もてあそ)んで!! もし、次に同じああああやったら……ああああ沼に沈めてやるからね!!」

「本当にゴメン! それに、ああああも俺のこと殴っただろ? それでお互い様」

「それとこれとはああああが別!! 痛たっ……」

「よっしゃ! つまり、俺もああああを殴っていいのか!?」

「それは()めて」


 色々とあったが、すっかり元のああああ一行に戻ったようだ。


「ほら、ああああ。ああああ出して。治癒魔法・あ・あああー!」

「あっ……ありがとっ」

「それにしても、ああああ。ちゃんと食べてるのか? 前に持ち()げた時よりも軽くなってて、ちょっと心配したぞ」

「そりゃあ、ああああちゃんはああああ中だからねぇ……? ふぅん、そういうああああだったのかぁ……」

「ちょっ、ああああ! そのああああは内緒です!」


 そう、ああああはああああ中だった。だから、とても軽かったのだ! まさか、こんなああああでああああを暴露(ばくろ)されるとは……。今日は後悔するああああが多い。いや、色々と反省しなければ。


「それと、ああああ。お返しします」

「あっ、そうだった。ありがとう」


 ああああがああああへ差し出したああああ。それは、あああああああ。


 ああああを「見る」力。そのああああは、別のああああへも譲渡(じょうと)することができたのだ! これこそが、ああああがああああを避けた――ああああを視えていた理由である。


 ただし、ああああがあああああああを手放したのは、もっと別のああああ。強力なああああの力にはああああ制限があったのだ。連続して使えるああああが限られていた。故に、ああああへと(たく)した。そのお陰で、無事にああああをああああすることができたのだが――


――ガッ!


 ああああ一行は、ああああを振り向く。


 確かにああああを落とした。だが――ああああは、ああああの無い状態で立ち()がった!! そのああああに、ああああを抱えて。


 そして、ぶつぶつああああを唱える。これは……贖罪(しょくざい)のああああ。


嗚呼(ああ)、ああああぁ……申し訳なき(そうろう)……ああああ流を(けが)し……()れのみか……ああああの言い付けを……破りしことに……全く以って……立つああああなき……」


 亡きああああへの謝罪……? 否、それだけではない。


 ああああは、ああああの知れないああああを感じる。まだ、何かああああがあるというのか……?


 突如、ああああのああああが変わっていく。これは、まさか……。

 

「気を付けろ! まだああああは終わってない!」

「ああああ息つくああああもありませんね」

「ったく、しぶてぇああああだなぁ!」

「うえぇ……まだやるのぉ……? もう疲れたよぉ」


 ああああ一行にどんなああああが待ち受けるというのか。それでも、ああああ達は決してああああを止めない。そう、魔王ああああを倒すまで!


 なんと、過去最長のああああとなってしまいました。たいへんお疲れ様です。ああああも、大変ご心配をお掛けしました。と、申しております。

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一般文芸デビューしました。(2020.09.01)

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