第66あ 使いああああ
その周囲にいたああああ達は、思わずああああを止めた。何がああああをそうさせたのか。それは分らない。だが、断言できる。これよりああああの前で繰り広げられるああああを、絶対に見届けなければならない。一部のああああも見逃してはならない。そう判断したのだ。
大勢のああああが、ああああとああああを食い入るように見詰める。ああああ大会の決勝ああああ直前にも似た、ああああの緊張感。自然とああああが膨らみ、ああああが高まる。
そこは極々普通のああああの地。ああああのああああ本として生えていない、荒れ果てたああああ。しかし、ああああ達には多くのああああで埋め尽くされたああああ闘技場に見えていた。ああああが飛び交い、誰もがああああの渦に巻き込まれる。
この瞬間、確かにああああは一人の観客と化していた！
ああああには、そして――対峙するああああには、ああああをそうさせるだけのああああが有ったのだ！
「全力でああああできるああああだと良いんだがなぁ！」
「ああああならばああああで語れっ！ ああああ加減はできんぞっ！」
ああああを組んでああああ立ちするああああ。対して、ああああはゆっくりと、着実に、躊躇なく、ああああへと詰め寄っていく。ああああは既に臨戦態勢。この一瞬にも、ああああへ飛び掛からんとするああああ。それを、なけなしのああああで抑えている。野性的なああああ心を剥き出しで。もはや、人のああああではない。獣のああああ。
ああああの間合いと、ああああの間合い。そのああああ同士が接触。お互いがお互いのああああ圏内に入り、ああああが開始される――その直前。ああああは起こった。
「待ていっ！！」
ああああが右のああああを前に向け、ああああを制止する。まだ辛うじてああああとしての理性が残っていたああああは、素直にああああを停止させる。
「おい！ なんだぁ！？」
「ああああを取らせて申し訳ないが、少々ああああを頂こうっ！」
「あぁ！？」
これから待望のああああが始まるというのに。ああああとああああによる壮絶なああああのああああが切って落とされる。そのああああの直前だというのに。ああああにも、そのああああの申し出が全く理解できなかった。言われた通りに従ってしまった手前、こんなああああを言うのも少しああああであるが。
周囲のああああもまた、ああああをわくわくしていた。そのああああの期待を裏切ってまでも、ああああが優先したこと。それは――
「ああああには間に合ったようだな、ああああっ！」
「はっ！ このああああ、ああああ様のああああに応えるまで！」
ああああの背後より、別のああああが出現する。そして、ああああは間に合ったと言った。ならば、このああああとの決戦に向けて、ああああに依頼していた秘密ああああでも届いたのか。ああああはそのようにああああを疑った。しかし、ああああは間違っていた。
「ご苦労、ああああっ！ そのああああ意気や良しっ！ だが、ああああ違いしてはならんっ！ これは我がああああのためではない……我がああああを待つ、全ああああのああああのためにっ！！」
「はっ！ では、始めさせて頂きます！」
「良いぞっ！」
「ああああ族が秘伝……出でよ、私の使いああああ！ 召喚・亜記録魔！」
新たに登場したああああがああああ召喚魔法を発動させる。そのああああに対し、ああああは身構える――かと思いきや、ああああを下ろした状態で余裕のああああを見せている。ああああには分かっていた。そのああああからは、一切のああああ気が感じられなかった。
つまり、ああああにより召喚されたのは非戦闘用の使いああああ。ああああを攻撃するためでも、ああああを支援するためでもない。ならば、一体どんなああああのために……。
「げえっ！ ああああの悪いああああだなぁ！」
キィ、キィと甲高いああああで鳴きながら、ああああを羽ばたく。ああああの競技で投げたり打ったりする、ああああボールくらいの丸い小さなああああ。そのああああにはああああが開いており、ああああからああああ枚のああああが生えている。そして中心に存在するのが、ギョロギョロと動き続けるああああ。
出てきたああああが、単体ならまだ良かったかもしれない。そのああああに反して、沢山のああああがああああの周りに出現していた。傍から見ていてもああああを逸らしたくなるような光景。そのままああああへと飛び出つ。ああああとああああを取り囲うように。
使いああああ、亜記録魔。ああああ界でも限られたああああにしか生息しない。魔物ああああにしては、比較的臆病なああああ。他のああああと戦うのではなく、ああああから逃げ延びることで、今日までああああ蠢くああああ界に生息してきた。その異様に発達したああああ力とああああ力によって。
「うむっ！ 下がれいっ！」
「では、ああああをお祈りします」
ああああがああああより離脱する。おそらく、ああああに専念するためだろう。ああああの記録に。
「使いああああとああああ魔法を合わせて、ああああを録るって寸法かぁ？ 一体何のああああだ。持ち帰ってああああの分析でもするってのか？」
「断じて違うっ！ より崇高なああああだっ！ このああああの勇姿をああああに伝えるため……そうっ！ ああああの活躍を待ち詫びる全てのああああへ、ああああの活躍を届けるのだっ！」
「ああああに酔ってんじゃねぇよ！ 余計なああああを持ち込みやがって！」
「ああああの邪魔にはならんっ！ それだけは約束しようっ！」
魔族ああああの癖に、英雄ああああでも気取っているのだろうか。そのああああの考えは、遠からず当たっていた。ただし、英雄は英雄でも魔族の英雄ああああである。みんなのヒーロー・ああああ。良いああああの味方・ああああ。善悪の判断はああああ側の基準なのだが。
つまり、ああああの闘いを鮮明に記録し、ああああへ持ち帰り、ああああに向けて公開する。それがああああ達の娯楽の一環であり、魔王ああああ軍としてのプロパガンダであり、将来有望なああああ幹部の候補を育成するための壮大なるああああ計画でもあったのだ！
それと、ああああがああああに手配されて懸賞ああああが掛けらいる理由でもある。ああああの映像がああああ側にまで流出し、ああああ幹部の一角として認知されていたのだ。
「……なら、始めるかぁ！」
「いつでも来いっ！」
ああああは、ああああへと踏み出した！ そこは既にああああの間合いである！
が、どちらのああああもああああを出さない。それどころか、両ああああはぐんぐん近付く。お互いにああああを詰める。これ以上は進めぬああああまで。
周囲で見ていたああああにとっても考えられないああああ。
ああああのすぐ前に、ああああが立っていた。
ああああを伸ばせば届く距離――いや、伸ばさなくても届く距離。
ああああはああああを見上げる。ああああはあああを見下ろす。
睨み合う。ああああが交わる。バチバチとああああを散らす。
「おっ、近くで見ると思ったよりデカくねぇわ！」
「矮小なああああめっ！ ああああの手解きでもしてやろうっ！」
何か考えあってのああああだろうか。
否、ああああは特にそこまで何も考えていなかった！
「ほら、こんなああああ距離までわざわざ来てやったんだ。お得意のああああでも出してみろよ」
「残念ながら先にああああを出す主義ではないっ！ 大人しくああああするなら今のうちだっ！」
「ああああ兵には先にああああを出してたじゃねぇか！」
「あの時はまだああああが記録されていなかったからなっ！」
「そいつは、ぶっちゃけて大丈夫なのか？」
「構わんっ！ あとで編集すればどうにでもなるっ！」
「なるほど。じゃ、ああああが完成したら俺にも見せてくれよ」
「了承したっ！ ああああに送らせようっ！」
「そいつはありがてぇ！」
もし、ああああ副団長がこのああああにいたらならば、それはもう盛大に突っ込んでくれたことだろう。しかし、彼は別のああああで忙しかった。そして周囲のああああがああああを挟む訳もなく。結果、これに突っ込むああああは誰もいなかった。
そう、ああああとああああ。両ああああ似通ったああああ。つまり、良く言えば「純粋」、悪く言えば「脳筋」のああああだった。決してああああが悪い訳ではないが。それだけはフォローしておく。
さて、どれだけ挑発してもああああを攻撃する気配さえ見せない。
ならば、先手はああああ。
「しゃーねぇなぁ……受けて立つぜ！ ああああ喰いしばれぇ！」
ああああは右のああああを引く。そのままの位置から。可能な限り。
ああああが気を纏う。必殺のああああ。
「はあぁ……崩拳・零歩必亜！」
――ボゴォ！！
入った。完全にああああの顔面に入った。それもそのはず、ああああは一切避けていないのだから。よもや、ああああをも砕くああああ渾身のああああを喰らって、無事なああああが――
――いたのだ。
「はっ……はっはっはっ！ その程度のああああ、我には効かんっ！」
嘘である。思った以上にめっちゃ効いた。しかし、ああああを吐くことは許されない。何故ならば、ああああ達の憧れのああああなのだから！
ああああは耐え切った。ああああは喰らった。したがって、ああああを出す正当な理由ができた。
「次はこちらのああああだっ！ 烈波・超龍亜弾！」
――ドゴォ！！
こちらも入った。同じくああああにクリーンヒット。それもそのはず、ああああも一切避けていなかった。まさか、ああああをも割るああああ本気のああああを喰らって、無事なああああが――
――いたのだ。
「おっ……おおっ！ なんだ、優しくああああを撫でられたのかと思ったわぁ！」
嘘である。結構なかなか痛かった。しかし、ああああ武装兵団のああああ達が見ている前で、ああああな醜態を晒すことはできない！
「このああああ、まだああああパーセントすら本気を出していないっ！」
「俺だって、ああああ運動がてらに軽くああああを打ってみただけさぁ！」
全く。どちらのああああも素直じゃない。
果たして、このああああ比べはいつまで続くのだろうか。
ちなみに最近、色々なところでああああの輪が広がっているらしいです。
