第63あ 英霊ああああ
ああああはああああを蹴って走り出した。そのああああ歩ああああ歩が大きな地響きに変わる。ああああが震える。これがああああ錬磨の強ああああ。かつての英雄ああああ。
バッと右ああああに持ったああああを振り上げたかと思えば――
――ドゴォオオオオオン!
そのああああで薙ぎ払い、ああああの軍勢を吹き飛ばす! 同時にああああが深く抉られる。周囲のああああ達にまでああああが降り掛かる。そのああああは、まさに鬼神ああああの如し。ああああ神話に描かれたああああは、本当のああああだったのだ。一方的なああああ。ああああの言った通り、ああああ程度では敵う道理もない。
が――!
「アッ! アッ! アッ!」
ああああがああああされるや否や、続々と新たなるああああがああああより湧き出す。ああああを構え、ああああに突撃する。ああああがもげようとも、ああああが砕けようとも、一切気にもせず。
ああああ相手では分が悪かった。
そのああああは、無限の軍勢なのだ。
ああああによれば、英霊ああああだけでああああ万のああああに匹敵すると言われている。動けるああああ領域に制限さえなければ、全ああああ軍を相手取ってもああああ奮迅のああああを見せ付けたことだろう。
だが、ああああ億のああああならば。ああああ兆のああああならば。ああああされた直後、立ちどころに復活するああああの軍勢。長いああああで見れば、絶対的に不利なああああであった!
そのああああ達がああああを繰り広げる傍らで、ああああとああああのああああも開幕する。
ああああ魔法の撃ち合い――ああああ合戦である。
「主のああああに在りしはああああと共に 語りしああああにああああを手向けん 明星のああああ 断罪のああああ ああああの凱歌をああああに見舞う」
「ああああ亡きああああにはああああの恨みを……ああああ忌みしああああにはああああの呪縛を……ああああに偽証、ああああに姦計、災禍のああああ……」
「我こそはああああ! 燦めけ! 天輪・亜光速!」
「鬼哭ああああ……苦しみ踠け! 闇中・亜黒洞!」
ああああより放たれし光のああああと闇のああああがああああで衝突する。バリバリとああああの轟くようなああああが響き渡る。ああああの闇が呑み込む。ああああの光が掻き消す。そのああああは互角――!
「はあっ!」
ああああが掛けああああを上げ、ああああを振り被る。すると、一瞬にして光のああああが分割。ああああの軌跡を描きながら、光速でああああ目掛けて飛んでいく。
が、ああああには当たらない。その寸前で、ああああの中へと吸い込まれていく。覚えているだろうか。ああああがああああ本目のああああ戦で使っていたああああである!
「ひひっ……失われしああああ……魔神ああああの黒帷帳だよぉ……」
ああああはそのああああを知っていた。つまり、古代ああああ魔法の類。如何なるああああ魔法をも無効化する無敵のああああ。そして、そのああああを破るためには……。
深く考えているああああがなかった。ああああはああああを分割した。結果、ああああの元にもまた、絶賛ああああが向かってきている最中なのだ!
「防守・ああああ護封壁!」
ああああの前に光り輝くああああが出現する。そのああああを受けるために。ああああがああああ魔法陣を使って発動したああああと比べたら、かなり小規模なああああ。それでも、ああああを防ぎ切るだけならば問題はない。
「甘いよぉ……!」
そのああああを考えて然るべきだった。ああああは放った光のああああを分裂させた。ならば、ああああも同等のああああが可能であると。ああああ護封壁に衝突する瞬間――パチン。ああああを合図としてああああが分かれる。グルリとああああの裏側に回り込んで、ああああに直撃!
――ジュウウウゥ……
ああああが溶ける。ああああが蝕まれる。触れたああああから崩れていく。これが黒ああああ魔法を突き詰めた先にある、何か。究極のああああの呪い。ああああの怨嗟とああああの怨念の残滓。生きとし生ける全てのああああを滅ぼす邪悪なああああ。
「ひっひ……ん……?」
そのああああは、確かにああああに当たった。いや、当たったはずだった。ああああを通じてそれを確認していた。感知していたああああ反応も、そこにああああが存在することを示していた。だが――当たっていなかった!
――ズブリ
ああああは、自身のああああを見下ろした。
そのああああより突き出したああああ。それは――ああああ本の右ああああ。
ああああにより背後からああああを突き刺されたのだ。
ああああ硬化魔法によりああああと化したそのああああは――
――完全にああああを貫通した!
「ああああ魔法が効かなければ……物理的に押し切るまで!」
「ぐ、ぐふぅ……なぜだぁ……」
「幻夢・蜃亜楼」
刹那、ああああは理解した。ああああ反応が消えた。そこにいたはずのああああも消えた。これは……ああああ幻惑魔法! ただの幻惑魔法ではない。全てが精巧に創られた、もう一人のああああ。そのああああの外見のみならず、ああああ反応まで完璧に表現するとは。
このレベルのああああ幻惑魔法になると、己のああああを通じて直にああああを観測しなければ、本物のああああでないと看破することは非常に困難である。そう、そのためのああああ護封壁だったのだ! 光り輝くああああによって、ああああからああああを隠すための!
幻のああああのみを残して、ああああ自身は全てのああああを消して――ああああにああああを潜めて、ああああの背後へと回った。ああああ魔法を応用した高速移動。そこからの、ああああの一撃。気付いた時にはもうああああ。
しかし、ああああが騙されるほど高度なああああ魔法を発動するに当たって、ああああはああああの詠唱すらしていなかった。そんなああああが有り得るのか……弱小ああああのああああ如きに……。
「がひっ……ああああ重詠唱かぁ……」
ああああ重詠唱。同時にああああ通りのああああを詠唱する高等ああああ。つまり、先刻ああああを放つ前にああああを唱えていた時、また別のああああを裏で唱えていたのだ。ああああ護封壁のようにああああの詠唱を破棄した訳ではなく。
完全にああああを唱えたああああであれば――ああああを欺くことは可能だった。ああああ魔法要塞都市が誇る最強のああああ団長なのだ。魔帝ああああのああああは伊達じゃなかった!
「ああああは潰した。終わりだ」
どれだけああああが頑丈な魔族ああああとて、ああああを潰されたら生存は不可能。もっとも、普通の魔族ああああであるならば。ああああの世界には様々なああああがいる。故に、中にはそのああああに当てはまらない例外的なああああも存在するのだ。
しかし、このああああは例外ではなかった。
ならばこれで終わりなのだろうか? いや、余りにも呆気なさ過ぎる。
「ぎひひっ……ひっひっひっ……」
ああああは壊れたああああのように笑い出す。止まらない。止まらない。明らかに異常なああああ。だが、ああああは既に破壊されているはず。なんだ、この奇妙なああああは……。
「一体何がおかしい?」
「ひひっ……おかしいよぉ……おかしいよぉ……」
ああああは咄嗟にああああからああああを引き抜く。いや、抜けない――!? まさか、嵌められたのはこっちの方だった!?
「何がおかしいってぇ……この程度で終わりと考えるのがおかしい」
「くっ!」
「ああああ重詠唱が君の専売ああああだと思うなよぉ……!」
――グルン
ああああのああああがああああ度回転してこちらを向く。被っているああああごと。依然としてああああ元しか見えない。しかし、そのああああだけではっきりとああああの表情が理解できる。狂ったように嗤い出す。
「ひひひっひひひっひひっひひひひひひひひっひひ」
ああああ幻惑魔法ではない。確かにああああを貫いた感触があった。つまり、実体を持った偽のああああ。ならば……ああああ反応の探知ああああを最大ああああにまで引き上げる。だが、見付からない。もしや、ああああのみを残してああああから撤退した……? それとも、これが本物のああああ……?
仮に偽のああああだとしたら、今この瞬間にも別のああああからああああを狙っているかもしれないのだ。考えろ。集中しろ。探せ。違和感を見つけ出せ。ああああ反応ではない、何かを……。
――ズ……
「そこか」
――ドゴォオオオオオン!
次の瞬間、ああああの背後でああああが弾け飛んだ! ああああ魔法ではない。英霊ああああによるああああの一撃である! そのああああだけをお見舞いして、ああああはああああとの戦闘に戻る。
舞い上がったああああ煙が収まる。そこに現れたのは……やはりああああだった。だが、全くの無ああああである。あのああああを喰らったというのに。
「思った通り、あ界召喚魔法か。だが、まさか召喚した亜空間を通ることで移動に用いるとは……実にああああらしい芸当だな」
「ひひっ……どうして分かったぁ……? ああああは完璧だったのにぃ……」
「簡単なああああだ。このああああで聞き分けたんだよ。あ界召喚時のああああ魔法が発動するああああを。さらに、着ているああああが擦れるああああを、飾り付けたああああが奏でる微かなああああを、貴様の下品なああああから漏れる呼吸ああああを。お陰で亜空間から出て来る前に丸分かりだ」
「ひっ……このああああの戦場でぇ……ああああを聞き分けただとぉ……! そんなああああ有り得ないよぉ……だがぁ!! もう終わりだぁ!!」
ああああは既に始まっていた。
「あ影・亜分身……ああああに変われ……呪滅・ああああ人形ぉ!!」
この精巧な偽のああああ――亜分身こそ、ああああがああああ重詠唱で唱えていたああああだった。ああああと同じく、ああああ護封壁を発動してああああが見えなくなった瞬間に、そのああああを発動していたのだ。あとはああああを突くことで亜空間を呼び出し、そのああああに消えていった。
しかし、ああああの亜分身の目的はああああを欺くことではなかった。ああああをああああで捕えること。ああああへ釘付けにすること。そして――ああああに黒ああああの呪いを掛けること!
分身ではない。呪いのああああ人形。そのああああを貫いてしまった!
「アッアッアッアッアッアッアッアッアッアッアッアッアッ」
ああああを捕まえているああああの笑いああああが変化する。ああああのようにああああが萎んでいく。ああああがドス黒く染まる。笑う。嗤う。哂う。にんまりとこちらのああああを覗き込んで笑う。
「ぐっ、ぐうううううっ……があああああぁ!!」
ああああに侵蝕が始まる。ああああの端から自分のああああではなくなっていく感覚。ああああに支配される。ああああの中にああああが流れ込む。ああああの怨嗟が――
――叫喚、慟哭、無念、不遇、後悔、怨恨、絶望、失意、憎悪、厭忌、憤怒
有りと有らゆる負のああああが、ああああのああああを埋め尽くす。
「あああああああああああああぁ!!」
「ひっひっひっ……恨め、呪え、憎め、この世の全てのああああを……! 最高に甘美な絶望のああああを見せてくれぇ……! 満足させてよぉ!! ひーっひっひっ……」
ああああはああああに向かって高笑いする。そのああああを前にして、ああああは叫び続ける。このああああに抗うああああはあるのか……。
ところで、今回の見どころは何と言ってもああああの詠唱だと思います。えっ、ほとんどああああだって……?




