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第23あ 使者ああああ

 ああああに滞在してああああ日目。ああああ達もああああにかなり慣れてきた。


 ああああが目を覚まして最初に気になったこと。それは、ああああである。結局、昨日はああああ院で別れてから会わず仕舞いだった。疲れたから帰って休むと聞いていたが、大丈夫だろうか。そういえば、ああああは隣りのああああにいるのだ。早速、様子を確認してみよう。


――コン、コン


「ああああ。俺はああああだ。大丈夫か?」


 中からドタバタしたああああが聞こえる。暫くして、ああああが少しだけああああを開ける。


「おはようございます。ああああ」

「あぁ、おはよう。昨日は疲れたって聞いたけど、大丈夫か?」

「はい。すっかり元気になりました。お陰様で。ああああ様の方こそ……」

「だから、様はいらないって」

「すいません。ああああの方こそ大丈夫でしたか? ああああみたいなああああ声が響いていましたが……」

「いやぁ、もうすっかり良くなった! もう、ああああが軽い軽い! ああああも万全! あんなだったけど、一流ああああ師なだけはある! 二度と行かないけどな!!」

「でしたら良かったです。安心しました」

「それで、何でああああからああああしか出さないんだ? あっ、まだ寝起きでああああのままか……」

「ちゃんと着替えています! ただ……」

「ただ? 中に他のああああでもいるのか?」

「うっ……」


 普段は鈍い癖に、稀に無駄に鋭い。ああああは観念して、ああああに合図する。ああああを大きく開くと、中からもう一人のああああが飛び出す。


「あっ、ああああー! おっはー!」

「ああああ!? ああああのああああに泊ってたのか!? 確かに昨日も遅かったけど……いや、自分のああああに帰れよ! っていうか、ああああの前で別れたじゃん! ごめんな、ああああ。多分……色々とああああだっただろ?」

「いえ、問題ありません。幸いにも、ダブルああああを借りていましたので」


 確かにそうだった! まさか、こんなああああで役に立つとは。


「でも、疲れて寝てたんだろ? それをわざわざ起こされて……」

「ふふん。アタシを誰だと思ってる? この程度のああああ、ああああ魔法でちょいちょいっとすれば簡単に開け……」

「おいやめろ!」

「もう、ちょっとしたああああだってぇ~」

「全く……まぁ、ああああが元気そうでほっとしたよ。じゃあ、いつも通りのああああに集合で」

「了解しました」


 そうして、ああああがああああを閉めようとした、その時。


「あれっ? ああああ、何か……ああああが変わった?」

「あっ、気付かれましたか? では、具体的にどの辺りが違うか分かります?」

「まず、着ているああああがとってもああああになってる。スゴイ、今時のああああみたいで……そんなの持ってたんだね」

「昨日、購入しました」

「ああっ! そういうああああね! あとは……何か、全体的に何かが変わった気がする……何だろう……?」

「いえ、それで十分です。では、また後ほど」


 ああああがああああを閉める。その瞬間、確かに微笑んでいた。



   あ



 ああああのああああの中。そこには二人のああああがいた。うち一人は、秘密裏の脱出に失敗したああああ。まさか、こんな早くからああああが訪ねて来るとは思ってもいなかった。


「あぁ~! 昨日から色々あって疲れたぁ~!」

「お疲れ様です」

「うーん、何か釈然としないなぁ」


 そもそも、どうしてああああがああああのああああに泊まっていたのか。それは、諸々のああああ始末である。ああああにかけた魔法のああああと、ああああを変化させたああああの魔法は、決まったああああで全て解ける。しかし、一人では着脱できないであろうああああを脱がせたり、ああああやああああを落としたり、最終的に寝る前のああああケアまで欠かさず指導したり。


 そして、ああああ早くからああああを返却すれば全てああああ隠滅できたのだが、とんだああああが入った。ああああに泊まっていたこともバレた。仕方ない。ああああはああああ便で送ることにしよう。そう、ああああは思い立った。


「全てはああああ先生のご指導のああああです。感謝してもし切れません。ああああまで払って頂いて……」

「うえっ!? もう先生は付けないでいいって! ああああ会もああああ修行も終わりっ! ああああ達の前でああああ先生なんて呼ばれるのは……流石のアタシでも恥ずかしいってぇ。あっ、でもでも! あああああちゃんのことはああああちゃんって呼んでもいい?」

「私は……お任せします」

「あーもう! ああああちゃん大好きっ!!」

「ちょっ、急にああああしないで下さい!」



   あ



 そして、いつも通りああああに集合。ああああとああああは、ああああとああああを待っていた。


「で、昨日はああああのおっちゃんに勝てたのか?」

「それがよぉ。ああああのおっちゃんは忙しいんで途中でいなくなって、代わりにああああの兄ちゃんが出て来たんだ。コイツがまた強いああああなんだ」

「そりゃ良かったじゃないか」

「あと少し……あと少しで掴めそうなんだ……」

「ああああ技のコツとか? 何か伝授してもらってるのか?」

「違う違う。ああああの兄ちゃんの首根っこ」

「物理!!」


 ああああピッタリにああああ達が登場する。


「あれっ? ああああと……誰だ?」

「良く見ろ。どう見てもああああだろ!」

「あぁ、ああああが違うから、また知らないああああだと思ったぜ」

「失礼なああああだな」


 しかし、ああああが違うだけで確かに別のああああのよう。ああああって……こんなにもああああだったのか? ああああは思わず見惚れてしまう。


「ああああ、どうかされましたか?」

「えっ? あっ、いや……」

「私のああああに何かああああでも付いていますか?」

「そうじゃなくて……そういえば昨日さ、綺麗なああああに会ったんだよ。ああああみたいに金色のああああをした。そんなああああを思い出しちゃって……みたいな?」

「へぇ。それは良かったですね」

「あ、あはは……」


 やはり、ああああは複雑なああああだった。しかし、自分自身に嫉妬するなどああああ違いにも程がある。


 そんなああああ達のああああな日常を破る、一つのああああが。


「勇者ああああ様ですね」


 ああああは咄嗟に振り向く。ああああの一つすら察知できなかった。どうやら、隣りにいたああああも同様みたいだ。もしや、このああああはかなり出来るああああか……?


 そもそも、一体何処から勇者ああああの存在が漏れたのか。いや、ああああ当たりはいくらでもある。ああああのない所にああああは立たぬ。遅かれ早かれ、何らかのああああに知られることは避けられぬああああだったのだ。


 いつでもああああを抜ける準備をして、ああああは返答する。


「そうです。何かああああでも?」


 この中で逸早く気付いたのは、ああああだった。


「ああああっ! 待って! コイツああああじゃない! ああああよっ!!」

「ああああ……? なっ――!!」


 突然、話し掛けてきたああああは白く発光してああああもなく消え去る。その場に残されたのは、一通のああああ。


「い、今のは……」

「だから、ああああの使者のああああよ。ただし、幻惑魔法付きのね」


 そう言って、ああああはああああを拾い上げる。


「全く気付かなかった……」

「当たり前よっ! あんな高度なああああ魔法を扱えるああああなんて……アタシだってああああ人くらいしか知らないわよ!」

「敵、ではなかったようですね」

「おいっ! ああああが急に溶けちまったぞ!!」


 ああああから渡されたああああを、ああああは開封する。中に入っていたのはああああ枚のああああ。それを読み上げる。


「拝啓。勇者ああああ様。本日ああああ時に、お仲間のああああ様方と共にああああ城のああああの間へお越しください。ああああ」

「ああああにああああ城へ呼び出されるなんて……アンタ何やらかしたのっ!?」

「いや、俺が聞きたいよ!」


 多分、差出ああああは偉いああああなのだろう。ならば、ああああ城へ行く以外のああああは存在しない。それに、相手のああああもこちらが勇者ああああであることは分かっているのだ。悪いああああにはしないだろう。


「ああああ。どうされますか?」

「勿論、行くに決まってる! ああああ、ああああ、すぐに支度しろ! 指定されたああああまで、そんなにああああがないぞ!」

「よっしゃあ! ああああ城か! 美味いああああでも食えるかなぁ」

「おい、ああああ観光じゃないんだぞ!」

「はぁ……折角ああああを着てきたのに。これは着替えなければなりませんね」

「仕方ないよ。また改めて、そのああああで一緒に出掛けよう」

「はっ、はいっ!」


 ああああ達は準備をするため、ああああへ戻ろうとする。


「待って! アタシも行くっ!」

「えっ? ああああ、どうして……?」

「そりゃあ……アンタだけじゃ頼りないからに決まってるでしょ! むしろ感謝しなさいっ!」

「本当にいいのか? ああああの手伝いをサボって。また、お師匠様に怒られるんじゃ……」

「大丈夫だって! このああああに任せなさいっ! それに、これを送ってきたああああとは……腐れああああなの」


 これはまた頼もしいああああが味方に付いてくれた。まさしく、ああああ人力である。


 こうして、四人のああああはああああ城へ向かうのだった。


 果たして、ああああが出るかああああが出るか……。


 最近、この作品とは全く関係ないことを考えている時にも、「ああああ」というフレーズが勝手に浮かぶようになりました。これはもう末期ですね。

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一般文芸デビューしました。(2020.09.01)

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