表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

しるし(詩集)

ぱたん

作者: さゆみ

思い出したいような

思い出したくないような

大事なことのような

どうでもいいような

不思議な感覚


時間というのは濃密で淡白で

豪華で陳腐で

手応えありありで

全くもって掴めない

昇って下って

ヒカリを吸収してカゲをつくって


巻き込んで苦しんで

吹き飛ばされて清々して

身を隠しうずくまって

怯えてふるえて

ガタガタいって


もう放って置いて

イヤになったのに

君との日々は

パラダイスでしかなかったなんて

魔法だよね


今なら全然怖くないよ

どうしているかな

もうすぐ荷物がなくなるよ

どうしているかな

正しいことなんて誰も知らない


寒くなったから

ドアを閉めるね

ぱたん

大丈夫

鍵は閉めないから







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] さゆみ様 お久しぶりです。 寂しくもあり、暖かな詩であると感じました。 君が誰かはわかりませんが、別れの詩のように感じました。 【部屋の中が広くなる  君がいた場所  君のお気に…
[一言] さゆみ樣。 読ませて頂きましたよ〜 (≧∇≦)ノ 蘭ちゃん最後の一文に座布団5枚・ ( ^-^)_[座]〜 『鍵は閉めないから』 蘭ちゃんの感想に座布団は(フ)ナッシー!…
2013/12/07 15:18 退会済み
管理
[一言] 思い出したいのに、思い出したくない ふと振り返ると案外温かい そんな思い出を抱えているような感覚でした なんだか優しい気持ちになりました 最後のフレーズが特に好きです(^^) そして「ぱた…
2013/12/06 23:16 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ