表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/38

再会

やはり、情景は個人個人で読み取ってください…。こういう題材のあやふやな妄想だと思っていただいて結構です。3人がマリーに固執する理由は個人個人でお考えいただけるとありがたいです。

私は考えた。

『俺を、ご存じですか?』よく見てみる。

金色の吊り上った狼のような眼差し…。

「ライン…?」男は嬉しそうに眼を細めた。

「そうだ、ラインだ…マリー、だよな!会えて嬉しい…」

ギュッと抱きしめられる。(そうかそうか、そんなに嬉しいか…………………苦しい………死ぬぅ…)抱きしめる力が強すぎるライン。(骨が…折れる…)

だらんとなっているマリーに気づき慌てて離すライン。

「…すまない。嬉し、すぎて…」シュンとなるライン。

「大丈夫、それより何でそんな恰好をしてるの?」

「?」ラインは首を傾げた。だって、ラインはまるで兵隊のような格好をしているから…。

「おい!!ライン!速く!お前の持ち場はこっちだろ!」遠くから怒鳴る声がした。「はい!今行きます!じゃ、マリー。またあとで…」そう言い残すとすぐに立ち去ってしまった。護衛って、本当だったんだ。それにしても大きくなったなぁ…デカすぎて熊みたいだったなぁ、『またあとで』とはどういう事だろうか?まぁ、いいか…。

大広間に着いた。しかし、一人で来てしかもこんな気味の悪い容姿なのでしゃべる人もいない…。思いついたのがやけ食い。(うおぉおおお!!)

-----30分後-------

(吐きそう…ヤバイ…食べ過ぎた…4人で遊んだ頃もあったなこんなこと…懐かしいな、3人とも覚えてるかな?)近くにいた兵隊さんに道を聞き、医務室へ向かう。医務室は開いていたが誰もいなかった。勝手にベッドに横たわる。(失礼しまーす。)

横になると幾分かマシになった。ドアが開いた。(医務室の先生だろうか?)

カーテンからそっと開いたと思ったら、勢いよく開いた。(ビックリシタ…)

「…マリーですか?」優しいテノールボイス…まるで天使………ん?マリー?

その呼び方にハッと身体を………起こせず、首だけ横に向けた。

「マリーなんですよね?」「…そう、…です…」腹苦しいながら答える。

美しい顔が心配そうに私をみた…紫の眼、藍色の髪、口には笑み。が、今はとても心配そうな微笑み方だ。

「エル…」(すみません。本物の天使様が迎えに来たのかと思ました…)

「マリー…貴方が突然いなくなってから…3人どれだけ悲しんだか…ところで何故ここに?」

「?王城には招待状で…」エルが首を横に振り

「違います。何故医務室で寝ているのかと聞いています。」ちょっと躊躇ったが説明した。エルは特有のクスクス笑いで笑った。(恥ずかしい…)

「そうですか…あなたは、あの頃と何も変わらないのですね…」

「エルも変わらずウツクシイよ?」エルは笑いながら首を振った。

「外見ではなく、内面です…。僕たちは…ズルくなりました…。外見だけならマリーもとても美人になりましたよ」笑顔で言うエル。(あ、楽しい顔だ)

社交辞令だと分かっていても照れくさい…。

しばらく二人で昔話に花を咲かせていると、

ラインがやってきた。

見てくださった方がいるならば有り難う御座います。

次回は、ジルが出てくると思われます…。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ